第26話 同棲の始まり

お互い、休みと言う事もあって

次の日、幸恵の、最低限の荷物を、二人で運んだ。


俺は、最初から、将来的に、

二人で住むために、一部屋は

物を置かない様にしていた為

幸恵の荷物は、空っぽの部屋に

すんなり収まった。


まことー。あのさぁ。日用品、買いに行こうよ。


ん。いいよ、じゃあ、スーパー

行こうか。


俺たちは、近くのスーパーマーケットに、買い物に出掛けた。


ここの、スーパーは、食料品

から、洋服、雑貨、薬屋さん

フードコートが、入っていて

痒いところに手が届く感じだ。


二人で、ぶらぶらと、中を歩き

欲しい物をかごに入れて歩く。


俺は、特に欲しい物がないので

今日は、完全に、只の荷物持ち

彼女の、後ろをただ着いて歩く


こう言うのも、悪くないなぁ。

そう思いながら、歩く。


誠。こう言うのどう?

彼女が、薄いピンク色の

寝間着を、広げて見せる。


うん。可愛いよ。似合うと思う


じゃあ、これにしよ。彼女は、かごに綺麗に丸めて、入れる。


少し歩いた場所で、

誠。これはどうかな?

ふと、見ると。そこは、

女性下着売場だった。

手には、黒いブラジャーで、

胸の高さで、合わせて見せる。


俺は、なんか、恥ずかしくて

ちょっと、馬鹿、止めなさい。

そう言うの。と返す。


フフッと笑うと、

誠。可愛い。

幸恵にからかわれた。


色々買って、俺が、

お金を払おうとすると、

駄目、

これ私のしか入ってないから。

と、

支払いを拒否されてしまった。


買い物が終わって、

フードコートで、飲み物を頼む

俺が、このくらい奢らせて。

そう言って、二人分払い、

ドリンクを受け取ると、

二人で空いてる席に着く。


人、多いねぇ。


そうだね。年末だしなぁ。


人の流れを見ながら、二人で

呟く。


幸恵が、そうだと、

手を打ちながら、正月だよ。

食べるもの見に行こうか。

と、俺を誘う。


そうだね。今済ませちゃえば、ゆっくり出来るしな。

俺も賛成して、食料品を買いに行く流れになった。


食料品売場は、

凄い人の流れだった。。


カートを押す俺。その前を、

歩く彼女。人を掻き分けるように、進み、欲しい食材を、

かごに入れて歩く。


あまりにも、混んでいたので、事前に、何が食べたいか。

打ち合わせをして、挑んでいる


作る物に合わせて、値段をみながら、テキパキと、

かごに入れて進む、彼女。

頼もしいなぁ。と見惚れる俺。


20分くらいで、

かごはいっぱいになって、

レジへ。そこも長蛇の列。

凄い人だね。お互いに、声を

揃える。。

さすがに、混んでいたので、

支払いは、俺が払っても、

文句は、言われなかった。


二人で人混みを掻き分けて、

カートを押し、

その場から離れる。。


疲れたー。二人で、あの戦場

からの脱出をして、声を出す。


結局、車のトランクいっぱいに

買い物した。。

それでも、今年は、もう、

買い物に、行かなくて良いので

気持ちは、軽くなった。。






















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