君の幸せを、僕だけが知らない

第23話 仕事納め

誠の、仕事納めの日。

何やら、お母さんが、朝から、何やら、支度をしていた。

私は、朝から仕事だったので、

何をしてるのか、

良くわからなかったけど、

お母さんにも、何か

思う所が、あるのだろう。

おはよ。更衣室先に入っていた

めぐみちゃんに、声をかけられ

私も、おはよ。と返す。

私の手を見ながら、

ゆきちゃん、指輪もらったんだ

うん。私が返す。

それって、本気のやつ？

え。本気って？

だって。それ、プラチナって

やつじゃない？

うん。そうだよ。

誠さん、やるなぁ。。

え。結婚とか、考えてるの？

着替えながら、めぐみちゃんが

聞く。

うん。実は、付き合ってすぐの

時から、プロポーズされてて。

うわぁ。まじで。。いいなぁ。

めぐみちゃんが、

キラキラした目で、続ける

いやぁ、誠実な、人なんだね。

結構さ、誠さん、カッコいいし

それで、誠実って、

いいなぁ。

そうなんだぁ。何と言っても

優しいんだよ。と私が言う。

本当、ご馳走さま。

何時、結婚するの？

うーん。今日ね、誠が、うちの

親に、会いに来るの。

うわぁ。

結構、話し進んでるんだぁ。

で、で。

興味津々で、めぐみちゃんが

聞いてくる。

いやぁ。いつとか、まだ、

具体的に、結婚の話しは、

決まってないの。

ただ、めぐみちゃんには、

決まったら教えるね。。