第22話 帰り道

身支度を終え、2人で家を出る


寒いね。彼女が、苦笑いする。


マフラーを外し、

そっと、彼女の首に巻く。


いいよ、誠が、寒いじゃん。


平気だよ。仕事で慣れてる。


じゃあ、借りるね。


そんな会話をしながら、


2人で歩く。。


600メーターくらいの距離

ゆっくり歩いても、

10分で着く。


あ。お母さん。

彼女がそう呟く。


家の前に、幸恵のお母さんが

立っていた。


初めてまして。幸恵さんと、

付き合わせて頂いてる、

誠です。


あら、あら、ゆきちゃんが、

惚れちゃうわけね。

凄いカッコいい人ね。

お母さんが、優しく笑う。


お母さん。もう。

幸恵が照れる。


すみません。寒い所。

話したいことも、

色々ありますが、

寒いので、今日は、

早く、家に入って下さい。

明後日、改めて、お伺いします


俺は、直接、お母さんに挨拶

した。


そうね。じゃあ、また、

ゆっくり来てね。

お母さんに、そう言われた。


じぁね。お休みなさい、幸恵


そう言うと、彼女から、

マフラーを巻いてもらい、

家に戻るのだった。。






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