第17話 カーテンとクリスマス

ホームセンターに着く。

入り口から、ツリー。サンタ。

ライトの灯り。クリスマス一色だった。


幸恵が、大きな、サンタのお腹を撫でて、満面の笑みで

これ、欲しい。と、言った。


いやいや、デカすぎるだろ。

俺は、苦笑い。


クリスマスだもんなぁ。

と呟く。


今年の

クリスマスのケーキは、幸恵が

お店から、買って来る事になっていて、今年は、2人で準備する事になっていた。


誠。カーテンは?


そっか。カーテンだな。


幸恵につられて、クリスマスグッズを、手に取っていた、俺に

幸恵が、声をかける。


ごめん、脱線してた。


クスクスと笑う彼女。


売場を移動して、カーテンのある場所に。


シンプルなのがいいなぁ。


幸恵が、そう呟く。


幸恵に、決めていいと、言った俺は、それを眺めている。


あ。この色が、いい。

どう。。かな?


いい色だね。俺も好きかな。


じゃあ、この色にしようよ。


そうだね。決まり。


カーテンは、結構高かったけど、部屋の彩りを決める重要な物だから、惜しまず購入した。


まぁ、彼女が選んでくれたからってのも大きいけど。


俺の車じゃあ、運べないので、宅配サービスを利用した。


手続きを済ませて、振り向くと

幸恵が、パジャマを見ていた。


それ、欲しいの?


そう俺が聞くと。


可愛いなぁと、思って。

でも。。。

当分いらないかなぁって。思う


何で?


だって。。


誠の所で、使わないじゃん。


へ。ああ。そう言えば

そうだね。


幸恵が、家に泊まる日は、いつも、寝むくなるまで、いちゃついてるから。服がいらない。。


えっち。

想像したでしょ。。


あ。うん。


ちょっと、のぼせながら、2人で、自販機のジュースを飲みながら、ベンチに腰を掛ける。


いい買い物出来たね。


こっちを見て、そう言う。


そうだね。俺も、微笑みそう答える。


帰りの車では、クリスマスの事を話しながら、幸恵を、家まで、送った。。








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