第15話 2人きり

鍋に蓋をかけ、カセットコンロの、ガスを外す。。


片付けは、俺がするから、ゆっくり、お風呂してきて。幸恵も、疲れてるんじゃないの?

そう、彼女を、お風呂に、送り出す。


さっと、洗い物を済ませて、

水切りのかごに、並べる。


幸恵のいる、空間に、幸せを、感じながら。。


テーブルを拭いていると、幸恵が、お風呂から、上がった。


バスタオルを巻き、ドライヤーで、髪を乾かしている。少しすると。


誠。ちょっと。


ん。何?


こっち来て。


そう呼ばれて行くと、洗面所で、手招きする、彼女。


誠。髪乾かしてあげる。


え。うん。ありがとう。


お腹が、空いていた俺は、髪も乾かさず、ご飯を食べていたのだ。。


バスタオル一枚の、彼女が、俺の長い髪に、ドライヤーを当て

丁寧に、ブラッシングしてくれる。なんだか、とても、心地良い。


はい。終わり。


いつもより、髪の毛が、サラサラしてて、手触りが、心地良い。


寒くない?大丈夫?


そう声をかけると。

大丈夫。部屋、暖房で暖かいし

これから、誠に、暖めてもらうから。そう、笑った。


その言い方が、可愛くて、

少し、頭が、ぼーっとしてしまった。。


うん。いっぱい、暖めるよ。


そう言うと。


誠。。


えっち。


自分で言って、照れてる所が、また、可愛い。


幸恵は、すっと、布団に入り、布団の中から、バスタオルが、落ちた。

俺は、電気を消すと、同じ布団の中で、愛を確かめ合うのだった。。



誠。昨日も、凄かったね。


照れながら、彼女が言った。


幸恵も、本当に綺麗だったよ。


俺も、そう返した。


幸恵は、耳まで赤くしていた。


お風呂しよっか。


うん。そうだね。


誠。一緒にはいろっか。


じゃあ、また、背中洗いっこしようか。そう言うと、


ふふっ。と、彼女が笑った。


お風呂で、体を洗っていて、朝から、また、そう言う気分になってしまい。幸恵。ごめん。

もう一回していい?


馬鹿。。


いいよ。


お風呂場で、また、愛し会ってしまった。。。



結局、朝8時にお風呂に入って、10時くらいまで、愛しあった。。


昨日の、残りを二人で、食べて洗い物を済ませると、幸恵は、少し貯まっている、俺の洗濯物を、洗って、干してくれた。


これで、ゆっくり出かけられるね。


玄関を、2人で出て。今日は、

不動産屋さんに、足を運んだ。


結構、近くに空きあるんだね。


幸恵とふたりで、賃貸の物件を見ていた。。


あ、ここ安くて、近いね。

本当だ。今住んでる所と、少ししか、変わらない。。


案内をしてもらい、俺は幸恵の見つけてくれた場所に、決めた。

幸恵の家から、1キロ離れて無い場所に、家を、借りれた。


これで、毎日会えるね。

そう言うと、彼女は微笑んだ。














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