第4話 あの日の彼氏と今
踏み切りで、
いきなりエンスト
最悪だよ。鍵回しても、
なんか、おかしいし。
かからない。
あ、後ろから、車来た。
ヤバい。どうしよう。。
手に、汗かいてきた。。
「どうしたの?」
知らないお兄さんに、
声をかけられた。
ちょっと、肩幅の広い、
ロン毛?
どうしようもないから、
答えた。
「エンジン掛からなくて。。」
そう答えると、
押してやるから、
ハンドル握れって。。
車が軽く揺れる。
スッと、車が進む。
「凄い、車って、
一人で押せるんだ。。」
あ、お礼言わなきゃ。
え。車見てくれるの?
なんだろう。不思議な人。
普通なら、夜遅くに、
声をかけられたら、
怖いはずなのに。
それに。。
綺麗な、長い髪。それに、
凄いがっしりした、体格。
それに、雰囲気が、優しいし。
何か、カッコいい。。
近くのファミレスで、珈琲でも。って、誘ったら。
え、自販機のコーヒーで、
良いって。。
私、結構モテるんですけど。。
話ししようとしたら、珈琲、
二秒で、飲み干された。。
「早っ。」
言葉が漏れた。
しかも、時間が遅いから、
早く帰れって。。優しいんだ。やっぱり。
明日、8時の約束しちゃった。
逆ナンか?って。これって、
そう。
私が、誘ったんだから、
そうなのか。。誘われる事は、あっても、今まで、男の人を、誘ったり、告白したり、
した事ない。。
逆ナンか。。
何か、ドキドキした。。。
そんな彼が、
付き合ってくれた
そして、今、楽しそうに、
笑ってる。。。
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