第4話不名誉なレッテルは御免です

担任からの連絡事項が済み、SHRを終えた教室は賑わいを取り戻し、部活動の為に着替えを始めるクラスメイト達が忙しなく動くのを横目で眺めていた私は、スマホのSNSのメッセージを受信したことを知らせるプッシュ通知で驚く。

慎城茉央に強制され、入れたSNSのアプリのメッセージだ。

『今から図書室に来て。来ないと分かるよね……』

慎城から、不穏なメッセージが届き、思わずため息が漏れる。

返信するのは煩わしく、懸念を抱きながら、図書室へと急ぐ私。

廊下で挨拶を交わす程度の同級生に、挨拶を返し、図書室に到着した。

図書室の扉は開いており、返却カウンターには図書委員会の生徒や司書を務める教諭の姿は居ない。

返却カウンターに置かれた用紙にボールペンで記入要項を埋めていく。

ボールペンを置いて、慎城の姿を探す為に、奥へと歩を進める私。

「慎城せんぱぁ〜い、いるんですか?」

「ここよ、魁華。さぁ、はやく」

五台のパソコンが置かれた自習室の側の本棚の前で手招きする彼女を視界に捉えた。

図書室は幸いなことに、私と慎城の二人だけだった。

返却カウンターからは死角なスペースで、カーテンが僅かにかかっている低い本棚に載る彼女の通学鞄に警戒心を抱く。

腕を伸ばせば触れられる距離に近付いた私に、彼女が通学鞄を開け、ガサガサと漁り、ある物を私へと差し出した。

彼女の手には収まりきれていないサイズの大人な玩具を瞳が捉え、私は後退りをした。

「ちょっ……慎城先輩、学校になんて物を持ってきてるんですか!?」

「大人な玩具だよ〜ぅ!さっきは魁華を気持ち良くさせたから、今度は私を絶頂かせてよ。大丈夫、さっさと済ませたらバレないから。コレ見たら、魁華も気持ち良くなりたくなったぁ?」

彼女が笑顔で、男性のアレを模した大人な玩具を私の頬に押し付けながら艶かしい声音で発した。

「さすがにそれはっ……何度も絶頂きたくないですよっ!」

「タイムリミットは短いから、躊躇してらんないよ魁華。教師に変態のレッテルを貼られたくないなら、はやく私をコレで絶頂かせなさい!」

「えぇー、私が変態って思われるんですか?でも……」

「バレたら、魁華が脅されてヤられるかもよ?キモい教師に奥まで……ね?」

「嫌です……それだけは。えぇ、もうぅ……します、すれば良いんでしょ!」

「よしっ!はい、使い方は魁華分かるよね」

「……」

無言で首肯した私に彼女が背中を向け、本棚の本が載る板を両手で掴み、お尻を私に突き出し、絶妙に大人な玩具が挟まるような程に脚を開く彼女。

私は屈んで、渡された大人な玩具を見つめて決意を固め、訊く。

「脱がすんですか、ショーツは?」

「どちらでも。魁華の好きなようにして!」

教師に変態とレッテルを貼られるのは本意ではない。

私は、致し方なく、彼女のスカートの中に大人な玩具を入れ、ショーツ越しに大人な玩具を押し当てる。

彼女の艶かしい喘ぎ声が図書室に響く。

私は彼女のワレメを広げ、大人な玩具を膣内へと挿れた。

私は変態プレイから解放される為に、彼女の膣内で大人な玩具を挿れたり抜いたりを繰り返し、お望みの通りに絶頂かせた。


私は教師から変態というレッテルを貼られることは免れた。


慎城に匂いでバレるのは避けたいと言われ、トレーニング室のシャワー室で付き添い、まんまと嵌められ、一度だけ絶頂かされた私だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る