第七話 姫神龍耶と龍泉銀河と巳滝星夜 その1

僕達は龍耶さんの所に行く為に待ち合わせをしているのだが…肝心の時昏夕希がまだ来ていない。あいつ…寝坊したな?僕に散々寝坊するなって言っときながら自分が寝坊してるとか夕らしいというかマイペースすぎる。僕はそんな事思いながら一緒に待ってる星夜に話かけた


「夕のやつ、まだ来ないね。星夜大丈夫?夕が来るまでそこら辺探索して待ってる?それとも先に僕達だけで行って待ってる?」


「うーん…どうしようか?銀河ちゃんは場所知ってる??」


「んー…龍耶さんに連絡してみる?実は龍耶さんとは連絡交換してるんだ」


「そうなの?」


「うん。龍耶さんとは部活も一緒だったからね。それで中学時代に連絡交換したの」


「ふーん…そうだったんだね。」


あれ?星夜さん、少しご機嫌ナナメ?

なんでだろうか??まぁ…気にしすぎかな?

そんな事思いながら僕は電話帳から姫神龍耶という名前を見つけ龍耶さんに電話をかけた


Prrrr……


電話のコール音が3回ほどなった所で繋がった。声は昔と変わらない透き通る声が耳に響いた


〘 もしもし。銀河?久しぶり〙


「龍耶さん、お久しぶりです。今日はそちらにお邪魔しようと思い、電話しました。今、大丈夫ですか??」


〘 大丈夫だよ。場所は分かる?迎えに行こうか??〙


「そうですね…今から駅前に行くのでその周辺で待ち合わせという事で」


〘 OK。早めに着いちゃったら駅前広場のベンチにでも座ってて。今から開店準備に入るから〙


「分かりました。龍耶さん、今日はよろしくお願いします」


〘 まぁまぁそう堅くならんでいいから。気楽に行こう。ね?それと星夜。そこにいるんでしょ?〙


「はい。龍耶さんお久しぶりです」


〘 うん。星夜…まぁ、これは後でにしようか。とりあえず向かっていいよ。夕希に関しては華龍姉に言っとくから〙


「…すみません。夕希が言い出しっぺなのに」


〘 いいよ。それにあの子は昔っからあの調子だからね。自由人というかなんて言うか〙


「あはは…確かに」


〘 じゃそういう事だからまた後でね〙


「あ、はい!また後で」


「龍耶さんまた後で」


〘 はいはーい。〙


ピッ…


龍耶さんは見えてるかの様に僕の隣にいる星夜に話しかけた。星夜は龍耶さんに返事をした。この人時々こういう能力を発揮する。誰よりも凄くて僕の憧れの先輩である。


それから僕と星夜は龍耶さんと少しの間他愛もない会話をし、また後でと通話を切った。

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