第四話 銀河と夕希〜銀河宅にて〜

後日


「そ・れ・で♡織姫とは進展あった?ほら〜聞かせなさいよ♪うりうり〜〜」


「……いやだ。あとうるさい」


夕は僕にあれから星夜と進展あったのかと聞いてきた。そう、こいつは星夜と僕がちゃんと付き合えたのかを聞いてきてるのだ。

いや先ずはちゃんと無事に再会出来たのかでしょ。こいつの思考はどんな思考してんのよ


「え〜〜銀河ちゃんつれないなぁ〜〜」


「嫌なもんは嫌」


「ふーん…そんな態度していいんだぁ〜〜」


「ん?…なに??」


「銀河の秘密バラしちゃおうかな〜〜」ニヤニヤ


「…秘密??何かあったっけ??」


僕は夕が言う秘密に全く身に覚えがない…誰かと勘違いしてるのか?このバカ従姉妹は。そんな事考えていたらクローゼットから何かを取り出した。その箱には紺色と黒のコントラストで星々が描かれてる。…これには見覚えがある。そうこれは…僕が1番大切にしてる宝物が入ってる箱そのものだ!なんでこいつがこれの在処を知っているんだよ。これはとても重要な案件だ。どうにか解決策を練らないと…そんな事考えてたら夕はスマホを取り出し電話をかける姿勢をとったその電話の相手は……。


「もしもし?星夜??今、銀河の家だけど今から来れる?」


〘 隣だから行けるけど…銀河ちゃんは?〙


「銀河ならいるよ?変わろうか??」ニヤニヤ


〘 うん!お願い♪〙


「ほいほ〜い♪銀河、可愛いお姫様からのご指名だよ〜〜」ニヤッ


こいつ…いつかシメる。おっと汚い言葉が出ちゃった。いけないいけない

僕は気を取り直し夕からスマホを渡され耳元に近づけた。僕は何故か緊張している。それはそうだ…気持ちを伝え合い確かめ合って恋人になった、ただ1人でこの世で僕の一番大切な人だから

緊張しないでどうする。僕は高鳴る鼓動を抑えながらも第一声を発した。


「も、もしもし?星夜?…元気??//////」


〘 もしもし、あ!銀河ちゃんだ♡元気だよ♪エヘヘ〙


くっ…可愛い。天使だよ。天使が僕と話してる!!なにこれ尊い…涙出てくるぅぅ

泣いてもいい?愛おしい…あぁ、抱きしめてあげたい。最高だよ…やばい好き♡


〘 もしもーし…ぎんがちゃん?ぎんがちゃーん〙


…はっ!僕とした事が!!トリップしてた


「もしもし?ごめんね?なんでもないからね!本当に何もないからね?!」


〘 う、うん…!〙


あーー引かれたかもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

星夜ぁぁぁ引かないでぇぇぇぇ


「もしかして…引いた?ドン引きした?!」


僕は恐る恐る聞いた…それはもう小惑星が地球に激突して来る勢いで


〘 引いてないよ?それに銀河ちゃんは銀河ちゃんだし私はどんな銀河ちゃんでも好きかな♡ふふっ〙


あーーーーー神様ありがとうごさいます!!

最高な幼馴染兼恋人を僕に授けてくださり本当にありがとうございますッッ!!!!僕は全神に感謝し最高に舞い上がっていた。


「それで星夜さんは銀河の家に来るでいいのね?」


〘 おーけいだよ夕ちゃん〙


「うい。それでは銀河宅にてお待ちしてます」


僕が舞い上がってる間にどうやら話が終わってたみたいだ。そんな星夜は僕に…こう言ったのだ。それは破壊力抜群で


〘 うん!待っててね♡〙ニコッ


「ぐっ…!待ってるよ星夜。なんなら僕が迎えに……」


「銀河…あんたとりあえず落ち着きなさいな」


星夜はこの後、僕の家に来て例のものを見てしまうのであった…。この話はいずれしたいと思います

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