第43話 異形の巫女

「これが禍津日神マガツヒ……」


 わたしは黒い山を見あげた。


 赤子の頭と腕がはえた黒い山。


 巨大な赤子は産声うぶごえをあげるでもなく、はえたばかりの巨大な腕をふりまわし、ぞっとするような気味の悪い笑みを浮かべている。


 周囲からは小さくて黒い虫のような雑物神ぞうもつしんたちが集まっていく。頭と腕のはえた黒い山が、今度は胴体を作ろうとしていた。


シロガネ


 小さくつぶやいた。わたしのまもがたなの名前。


 左手に持つ小刀がにぶく光った。


 その光を見て、すこし勇気がわいた。周囲はよどむ空気におおいつくされている。そのなかでも、わたしの小刀はまだ光をはなつことができた。


 目のまえに視線をもどす。手足のはえた古い家財道具たち。付喪神つくもがみ


 付喪神つくもがみの行列も、禍津日神マガツヒの方向をむいていた。


 頭のなかで作戦を立ててみる。


 付喪神のむれをかわして走ろう。そのむこうにいる黒く巨大な赤子。あれにわたしのシロガネを突き刺してみる。


 神社の階段。毎日走ってよかった。逃げるための修行だと思っていたけど、いまは戦うための修行だったと思う。


 神さまをよく知るハナちゃんとヒナちゃんは、絶望のなかにいる。よくわかってないわたしが、ここは動くときだ。


「イザナミさん、いま助けます!」


 言葉にだした。そして走った。


 目のまえにゲジゲジの足がはえた古時計。踏んづけて乗りこえた。するとたけかごみたいなのが飛んできた。シロガネでよこにはらう。かごはさけてどこかへ逃げた。


 着地と同時にまた付喪神。ぎっこんばったんと音をたてる座椅子ざいすだった。まわりこんで駆ける。すると階段。いやちがう階段箪笥かいだんだんすだ。よけきれず肩からぶつかった。階段箪笥ごと倒れこむ。


 一段から五段まで段々になっている箪笥たんすだった。すべての段には引きだしが付いている。わたしが上に乗っているのがわかったからか、そのいっぱいある引きだしが出たり引っこんだりしてあばれた。あわててわたしもおりようと立ちあがった。


「痛い!」


 激痛がして思わず階段箪笥の上に倒れこんだ。足もとを見れば、引きだしに右足をはさまれている。


 小刀のシロガネをあいだに入れてこじあけた。はさまれた足をぬく。同時に引きだしがいきおいよくしまった。


 ぱきっと音がした。


かたなが!」


 わたしの小刀が根もとから折れている!


 そこへ、ぬぅっと背の高い影がきた。見あげると大きな茶箪笥ちゃだんすだ。また茶箪笥。もう茶箪笥って、だいっきらい!


「うざっ!」


 声とともに跳び蹴りがきた。茶箪笥がどしんと倒れる。


 わたしの下になっている階段箪笥の引きだしがまたがたがたと動きだした。それを光る足が踏みつけると階段箪笥は動かなくなった。


「カヤノ、手伝う!」


 見あげてみれば、水色のはかまをはいた巫女。ヒナちゃんだ。


 ヒナちゃんは、ひたいにかかる水色の髪を指ではじいた。


「くそっ、むかつく。なにもかも。いっしゅん、あきらめた自分も!」

「ヒナちゃん、でも刀が!」


 立ちあがろうとしたとき右足に激痛が走った。思わずしゃがむ。


「足を見せなされ」


 わたしの近くにしゃがんだのはピンクの巫女、ハナちゃんだ。


 しゃがんだハナちゃんは小さな腕をのばした。目をとじてわたしの足首を両手のひらで包んだ。


イノチ


 ハナちゃんの両手が光った。痛みがひいていく。


「骨が折れてなければよいが。一時的に痛みはひくぞよ」

「すごいハナちゃん。手の神さまって癒やしの神さまでもあるんだ!」


 そうか。すこし忘れていた。火の神さまはカグツチ。草の神さまはノヅチ。今日の敵がつかったのはオロチにイカヅチ。


『チ』は古代の日本で『精霊』という意味がある。だから『イノチ』であり、わたしたちのからだをまわるのは血、それは『精霊』なんだ。


 あれはいつだったか。そうだ初日だ。わたしが風の道で倒れたあとだ。病院でイザナミさんは言っていた『言葉はいろいろな意味を持つ』と。


 いつもわたしはこれだ。大事なことを忘れている。


 かつて学校の先生がよく言ってなかったか。『基本が大事』とか『大切なことはいつも最初から言われている』とか。


言葉ことば言霊ことだま』だ。イザナミさんに何回も言われた。


「わかった気がする」

「カヤノ?」


 ヒナちゃんが心配そうに見つめてきた。立ちあがってみる。足は痛くない。動かなくなった階段箪笥の上からおりた。


「カヤノよ、わかったとは、なんじゃ!」


 ハナちゃんがおど竹箒たけぼうきをつかんでふりまわしながら聞いてきた。


「わたしだけが見えてた。のろい。わざわい」

「だから、資質が強いんだって!」


 ヒナちゃんが飛んできた提灯ちょうちんを蹴りあげながら答えた。


「ちがうの、ヒナちゃん」

「なんで!」


 言葉は言霊。言葉にはいろいろな意味がある。そして言葉のなかに、失われた神々の名前がある。


「呪いをつ。災いをつ。すべてはタツという言葉」


 わたしは折れた小刀を目のまえに持ちあげた。


 目をとじる。イザナミさんは神さまの名を呼ぶときは集中だと、それは祈りとおなじだと言っていた。


「わたしの神さまの名前」


 あれは刀剣博物館の一階だ。いろいろな大きさの刀があった。そして『チ』は精霊を意味する。だとしたらこれ!


太刀タチ!」


 言ったとたん、とじた目にもまぶしさが入ってきた。


 目をあけてみる。折れた小刀が光っていた。折れたはずなのに、折れるまえとおなじ長さの刃があった。


「なんとカヤノの神さまは、かたなの神さまじゃと!」


 ハナちゃんがおどろきの声をあげた。


わざわいいをつ神って、変わりだねすぎる!」


 ヒナちゃんもおどろいていた。


 でもわたしは、わかる気がした。イザナミさんは災害のあとに頭の割れたお地蔵さんを引きとった。鎮魂ちんこんのためだ。だからイザナミさんの神さまは浄化の炎。


 わたしは災害なんてなくなればいいと心から願った。お父さんは二度と帰ってこない。こんなことは世の中からなくなれと強くおもった。だからわたしが同調するのは『災いを断つ神』なんだと思う。


 強い光を小刀は発していた。それによってまたまわりの雰囲気が変化した。


憎悪ぞうおじゃ」


 ピンクの巫女、ハナちゃんがわたしのまえに立った。


「強すぎる光は、弱い神々からにくまれる」


 見れば付喪神たちがわたしめがけてやってくる。


「カヤノを禍津日神マガツヒのもとへ送り届けるぞよ」


 そう言うと小さな巫女さんはピンクのはかまから見える足を大股にひろげ腰を落とした。そして両腕を水平にのばす。


手名椎テナヅチ柏手カシワデ


 ぱん! とハナちゃんが五本の指をひらいた手をあわせた。音はするどかった。まるで衝撃波みたいだった。


 その衝撃波にふき飛ばされ、まわりにいた付喪神たちが尻もちをついた。


 これはイザナミさんが言っていたやつだ。手をたたけば邪気をはらうと。


足名椎アシナヅチ四股シコ


 水色巫女のヒナちゃんはそう言うと、がにまたに腰を落とした。そしてはかまの下のスパッツが見えるほどに足をあげると、コンクリートの地面に打ちつけた。


 打ちつけた足を中心に地面から衝撃波のようなものがでる。襲ってこようとした小さな付喪神たちが空中に舞った。


 ヒナちゃんは『四股しこ』と口にした。四股をふむ。どこかで聞いたことのある単語。


「ふたりって、お相撲すもうさんだったの!」

「ちがう、相撲の儀式が、もともとアシナヅチ、テナヅチの儀式だったの!」


 ヒナちゃんに強く否定された。


「駆けるぞよ、カヤノ!」

「は、はい!」


 ハナちゃんに思わず返事をする。


 ふたりが駆けだす。わたしも遅れないように走りだした。


 まえを立ちふさぐ付喪神たちをハナちゃんとヒナちゃんが右へ左へと倒していく。


「数が多い、なにやってんのシバタ!」


 ヒナちゃんの声にホームから飛ぶ小さな影があった。


 小さな影は付喪神たちの密集するなかへ落ちた。落ちてすぐにえる声。柴犬のシバタだ。


「サルヒコよ!」


 ハナちゃんが呼ぶと同時にわたしの背中をなにかが駆けあがった。最後にわたしの頭で大きく飛び、小猿のサルヒコも付喪神へと襲いかかった。


 二人ふたり二匹にひきあばれまわった。どんどん前進していく。


 わたしも駆けた。倒れた箪笥たんすを乗りこえ、飛んでくる茶釜ちゃがまをくぐり走りぬける。


「見えた!」


 手足のはえた大きな階段箪笥かいだんだんすのむこう。災いの神マガツヒがいる!


 飛んできた雨傘あまがさをシロガネで切り、わたしは走った。


「階段のぼります!」


 わたしの声が聞こえたのか、手足のはえた階段箪笥へ左右から拳と蹴りのはさみ撃ちが入った。


 はえた手足が消え、すとんと地面に立った。ちょうど階段はこっちをむいている。


 階段を駆けあがり飛んだ。何体かの付喪神を飛びこえた。


 目のまえに黒く巨大な赤子の胸もとが近づく。両手でシロガネを持って落下と同時に突き立てた!


 豆腐に包丁を突き立てた感触。でもそれが止まった。


 黒く巨大な手が左右からきた。わたしは巨大な腕で抱きしめられた。突き立てた小刀がずぶずぶと黒いからだに沈んでいく。


「カヤノ、逃げて!」


 うしろのほうからヒナちゃんの声が聞こえた。


「だめ!」


 小刀がぬけない。腕まで黒いからだに入り、すっぽりわたしは災いの神に飲みこまれた。


 まっ暗だ。


 暗くて見えない。いやちがう。黒く小さな雑物神。わたしを襲ってくる。


シロガネ!」


 わたしは小刀の名を呼んだ。小刀が光る。その光をさけるように周囲の雑物神たちがさがった。


 右も左も、なにも見えない。足を一歩だす。どこだかわからないけど歩けた。もう一歩。


 シロガネの光をさけて飛びまわっていた雑物神たちが小さくかたまり始めた。それが飛んでくる。ほほをかすった。


 これは石つぶてだ。小石を投げられたようなもの。


 左手のシロガネをまえにだし、右腕で顔を守った。さらに一歩ふみだしてみる。


 雑物神たちの石つぶてがきた。そのうちの何個かはシロガネに当たり消えていく。でもシロガネの光もぶつかるたびに弱くなってきた。


 何歩進んだだろう。足が重い。片ひざをついた。からだのまえにだしているシロガネに雑物神たちがむらがってきた。わたしではなくシロガネが襲われている。シロガネの光が消えてしまう。


 ちりりん。そう聞こえた気がした。遠くなのか近くなのか。


 わたしの腰にだれかが手をまわした。左を見る。鈴子さんだ!


玉響タマユラ


 鈴子さんがそう口にすると左手にぶらさげた小さな鈴が鳴った。


 鈴の音にまわりの暗闇が大きくさがる。


「鈴子さん、なぜここへ!」

「なぜもなにも、目をさましたらカヤノさんが巨大な赤子へ飛びこむところ。ワタクシもホームからダイブでございます!」


 鈴子さんが、わたしの腰にまわした右手へ力を入れた。


「さあ、カヤノさん脱出しましょう!」

「だめです、この奥にイザナミさんが!」


 わたしの言葉に鈴子さんが前方をにらむように見すえた。また鈴を鳴らす。


 ちりりん。みきった小さな音が鳴った。


「では、ともに参りましょう!」


 鈴子さんの声もんでいた。


「はい!」


 わたしも足に力を入れて立ちあがった。


太刀タチ!」


 もういちど、わたしの神さまの名を呼ぶ。シロガネがまばゆく光った。


「カヤノさん太刀タチと言いましたか。ではまさか、かたなの神!」


 光る小刀を見て、鈴子さんがおどろいている。そうだ、鈴子さんは気を失っていてこれを見ていない。


「なんともおどろきです。ワタクシの友人がむかし、異形いぎょうのものを見て、自身を異形いぎょうのひとだと思いこみました!」


 鈴子さんが言いながら足をふみだした。その友人とは、わたしのことだ。


「ワタクシの友人は異形の人ではありませんでした。異形の巫女だったのですね!」


 鈴子さんがわたしにむかって笑顔を見せる。それならわたしだって言いたい!


「わたしの友人も異形の巫女です。音の神さまっていう変わり者ですから!」


 わたしも足を踏みだした。


「かわり者同士ですねカヤノさん!」

「はい、鈴子さん!」


 一歩、二歩。ふたりで進んだ。


太刀タチ!」

玉響タマユラ!」


 それぞれが口にした。刀が光り、鈴が鳴る。さらに進んだ。


 しかし近づくほどに雑物神たちによる石つぶてがきた。どんどん激しくなる。


 わたしも鈴子さんも、背をまるくし腕で顔を守った。


「見えました!」


 鈴子さんの声で顔をあげた。暗闇のむこう、暗闇より黒い人影がある!


 なぜか鈴子さんが持っていた鈴をわたしの腕にくくりつけた。


「鈴子さん!」

「カヤノさん、背中を押します!」


 鈴をはなした鈴子さんの両手がわたしの背中にあてられる。


玉響タマユラ!」


 鈴子さんが大声をあげた。『ちりりりん!』と大きく鈴が鳴る。背中を押された。


 いきおいがついて走りだせた。あとすこしだ。イザナミさんのもとへ!


「神さま、仏さま、シロガネさま!」


 夢中でさけんだ。光る小刀を持ちあげる。その腕の下では小さな鈴がゆれて鳴っていた。


 どんどん黒い石つぶてが飛んでくる。


はらいたまえ!」


 大声で口にして走った。目のまえに黒い人影。たどりついた!


きよめたまえ!」


 心からさけび人影のまんなかに突き刺す。


 突き刺した瞬間にシロガネは折れた刀へともどった。


「そんな!」

「でかした、カヤノ!」


 黒い人影がしゃべった!


『じゅぼっ!』と音がした。黒い人影の手にジッポがある。ジッポの火はついていた。


カマド!』


 なつかしいイザナミさんの声だった。声と同時に、わたしたちは地面から噴きあげる火柱に包まれた。


 これが浄化の炎。きあげる炎とともに、黒く小さな雑物神たちも天へとあがっていく。


 さけび声みたいなものも聞こえた。でもわたしは、この炎を温かく感じた。


『カチン!』とイザナミさんがジッポのフタをしめた。


 火柱は消え、静かな夜の闇がもどった。


 周囲を見まわした。だれもいないホーム。そしてわたしたちが立っているのは、だれもいない線路の上。


 黒く小さな雑物神だけではない。行列をなした付喪神たちも去っていた。


っとけ、おっさん」


 その声にホームを見あげた。見るのが遅かった。すでにヒナちゃんがまわし蹴りをはなったあとだった。


よわっ、一撃いちげきで失神とか」


 蹴ったヒナちゃんは、ホームから線路へ足を投げだして座った。


「でもこれ、ウチも、もうだめだ」


 ヒナちゃんが足を投げだしたまま、ホームに寝ころんだ。


 わたしは線路からホームへ両手をかけた。でも、あがろうとしたけど力が入らない。


 ふいに腕を引っぱられて、ホームへとあがれた。引っぱった人も尻もちをついたようだった。


 おたがいを見あえば、それは鈴子さんだった。


「す、鈴子さん、だいじょうぶですか!」


 あの長くてきれいな黒髮はくしゃくしゃだ。しかも、かぐや姫みたいな顔はすり傷だらけ。


 おまけに、黒巫女の服もあちこちがやぶれていた。わたしに鈴をわたすからだ。あのあと鈴子さんは雑物神たちから集中して攻撃を受けたにちがいない。


「ワタクシもですが、カヤノさん、あなたもですよ」


 ホームへ座りこんだ体勢のまま、自分の服を見た。たしかにわたしの赤い巫女服も、ずたずたにやぶれている。でもわたしの顔や手には、それほど傷がなかった。きっとシロガネをまえにして守っていたからだ。


 わたしは左手を見た。わたしを守ってくれたシロガネは折れている。それでも指二本分ほどは根もとが残っていた。


 ふところからシロガネのさやをだし、ちょっぴり残った刃をしまった。


「おまえら、ほんとに、よくやったぞ」


 ふらふらと線路を歩きながら、イザナミさんが言った。


「いま救急車を呼んだからな。もうちょっと待っとけ」


 ふらふら歩くイザナミさんだ。あぶないからか、ヤモリのヤシチは肩ではなく、頭の上でイザナミさんの茶色い髪をつかみ、はいつくばっていた。


 みんな、力をつかいはたしている。


「ハナ、元気か」


 イザナミさんが聞いたほうを見た。線路をまくらにしてハナちゃんが寝ている。


「元気じゃ。しかし焼肉を食わさんと呪うぞよ!」


 ハナちゃんは元気みたいだ。寝ているハナちゃんのもとへ柴犬のシバタが近づき顔をなめた。その背には小猿のサルヒコが乗っている。


 わたしもホームへ寝ころがった。


「よし、みっちゃんに電話しとくか。あと連絡しとくのはどこだろな。神社本庁にも一応言っとくか。おまえら、ほんとによくやったぞ」


 イザナミさんの声が心地いい。


 明日のお祭りいけるかな。でもそれより、いまは疲れて眠かった。


 また眠ったら、防波堤で倒れたようなさわぎになるかもしれない。でも、だいじょうぶな気がする。ここ児島の人は、いい人たちばかりだ。


 そう思うと、気づいた。わたしはこの町が好きなんだと。『好きな町』とか反対に『きらいな町』とか、そういうものがあることすら考えたこともなかった。


 好きな町を守れてよかった。わたしは、なんだかすっきりした気分で目をとじた。

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