鍵盤の海
彼女のほっそりとした指が、鍵盤の上を軽やかに踊っている。白鍵は水、黒鍵は魚、一曲奏でるごとに部屋の中は海になり、川になり、湖になり、そしてまた海になる。他の人の演奏を見てもこうはならない。首を傾げる僕に、彼女は穏やかに笑った。「だってこうすれば、あなたも音楽が聴けるでしょう」
幻想葉書〜あなたの手のひらに泡沫の夢を〜 黒種草 @niger_kurotane
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。幻想葉書〜あなたの手のひらに泡沫の夢を〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます