第10話 合宿2日目 何しよう3日目は帰るだけです。
窓から日差しが差し込み、青が目を覚ますと
隣で葉月が寝ている。
(うん? 朝チュンしちゃった?)
もちろん、朝チュンなどしていない。
昨日は気絶した葉月をホテルで寝かしつけ、8時くらいに帰ってきた、神崎達とご飯を食べてすぐ寝たはず、青は頭が混乱しかけていたがとりあえず神崎に電話をしようとベットから出ようとしていた。
「青ー行かないでー」
(うぇ!?)
一瞬起きてるのかと思って焦ったが寝言だったようだ、葉月が寝言を言ったと同時に、腕が葉月の胸にフィットしていた。
(うん、柔らかいなー)
そんな事を思いつつ、いかんいかんと思い、葉月の腕をどかし部屋の外にでた。
部屋にでて直ぐに神崎に電話をかけた所三コール目で神崎がでた。
【もしもしー、青くんー】
電話から聞こえてきた声は神崎では無く、川崎さんだった。青は特に驚かずに答えた。
【やっぱり一緒に居たのか……で、なんで俺の部屋に葉月がいる訳?】
ちょっと言葉に詰まって川崎が言い訳を始めた。
【それはー、まぁ2人の時間をたのしみたいってのもあるしー葉月ちゃんもいいかなーって】
【2人の時間じゃあなくて2人の世界だろ?あと、俺に確認を取れ、まぁ別葉月と俺の仲だからいいけど…】
電話越しでも分かるくらいニヤニヤした声で神崎が言った。
【満更でもないくせにー】
少し葉月の胸に自分の腕がフィットした事を思い出して動揺したが咳払いをして答えた。
【まぁ、神崎の寝起き見たらまた電話かけてくれ】
【了解ー】
電話を切った後直ぐに葉月のいる部屋に戻った。
「青ーおっはよーう」
「はいはい、おはよう」
葉月はいつもこんな感じなので、俺もいつもどうりの返事で返した。青と葉月は、神崎から返事が来るまで部屋で待機するの事になった。
俺がスマホをいじっていると葉月が話しかけてきた。
「ねぇー青、お昼からどこ行くの?」
「うーん、さぁな葉月はどこ行きたい?」
「青とだったらどこでもいい!!」
「じゃあ、ラーメン食いにいくか、」
「いくいくー」
いつもみたいなたわいもない会話を続けていた。この時までは、俺は葉月との関係は良好だと思っていた。
「青、ごめんな何も言わずに」
申し訳なさそうに、部屋に入ってきた神崎が謝ってきた。
「いや全然大丈夫ってか着替えて朝ご飯食べよ、葉月も部屋もどりな」
葉月は元気よく「うん!」と返事をして部屋に戻った。
青達は、服を着替えてホテルの朝食バイキングに向かった。バイキングに向かっている最中に川崎が葉月に声をかけた。
「ねー葉月」
「何?杏奈ちゃん」
「青くんに言えたの?」
少し言葉を溜めて答えた。
「あーごめん言えなかったよ……」
少しの間沈黙が続いたが、杏奈は「まだ時間はあるから大丈夫だよ!」と葉月に言っていた。
この時青は神崎と
「葉月達なに話してるんやろな」
「さぁなーなんやろな」とどうでもいい話しをしていた。
バイキングを食べ終わった、俺達は昼まで待機し、その後夜まで自由行動になった。
葉月と青はラーメンを食べに行った。
その後はお土産を買ったり、観光をして6時にはホテルに戻った。
「おかえり青」
青が部屋に戻ると神崎が先に部屋にいた。
「お、帰って来てたのか神崎」
「まぁ、回る所を回ったしなーそや、夜ご飯食べたら杏奈の部屋で遊んで寝よやー明日も昼で帰るし」
「まぁ、確かにな、今日くらい遊ぶか」
「せやな!じゃあご飯食べに行こか!!」
みんなでご飯を、食べた後葉月の部屋で人生ゲームやUNOをすると言うことで葉月達の部屋に、言った。
「やっほー2人とも」
「神崎くんーやほやほ!」
葉月と杏奈はお菓子や人生ゲームの準備をしていた。杏奈が2人に気づいて
「2人ともベッドに腰かけててー」と言った。
人生ゲームの準備が終わって人生ゲームがスタートした。中盤に、なって盛り上がりがピークになってる時に青がチョコを発見した。
「なぁ、川崎さんこのチョコ食べていいか?」
杏奈はそのチョコを見ずに「いいよー」と言ったので、青がチョコを一気に4つ食べた瞬間、青の記憶が飛んだ。そして、青はいきなりベットから立ち上がった。異変に気づいたのか、神崎が「青、どうした?」と答えた。
「お前ら2人だよ、そこの2人!!」
青は、いきなり大きな声で怒鳴った。3人は青がいきなり怒鳴ったので、呆気にとられた。
「お前らいっつもイチャイチャ仕上がって人の気持ち考えろ、イチャイチャするならホテルでやれよ!ホテルでセ○○○しとけよ、ボートの上でするな!いいかTPOを考えろ時・場所・場合!!習っただろがぁぁぁ」
神崎と杏奈は思い当たる節があるのか顔を下を向いていた。
「次は葉月か」
少し青の声の大きさが変わったので止まった。
「葉月はいつもそばに居てくれて…ありがとう、いつもそばにいてくれてるから楽しいし、高校で、いきなり葉月が来た時は嘘だろって思ったけど葉月がいた方が……楽しいって改めて気づいた、ありがとう、後自分でも分からないけど…多分俺、葉月の……こ」
青は、全てを出し切ったのかその場に倒れてしまった。
朝、青朝起きると頭が痛かった。
「頭が痛いなってかチョコ食べてから記憶が無いような……」
神崎がかしこまった様子で、こちらに来た。
「あ、青さんお疲れ様です」
「え?、どうした、そんな喋り方で」
「あの私も、ごめんね青くん」
「うん、2人とも顔あげて」
青は昨日の記憶が無いので何があったのか分からないのだ……
「いやね、私が間違えて持ってきた。お酒入りのチョコ飲んで倒れたからさ」
「だから記憶が無いのか……まぁ気にしないで、チャックアウトの、準備しようよ」
青は葉月が、この場に、いないのに気づいた。
「なぁ、神崎」
「うん?どした?」
「葉月は、どこ行ったんだ?」
「葉月ならいるぞ布団の中」
青がペラっと布団を、めくると葉月がいた。
葉月はニコニコしながら言った。
「青大好き!」
(え?何いきなり、え?どしたの?)
葉月はベットからでて自分の部屋に戻るのであった。
こうして青の知らない間に何かが起こっていた2日目の夜が終了し3日目は、帰るだけなのでこれで初めての、合宿が終わった。
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皆さん、こんばんはーこの小説も10話になりましたーーーーパチパチってことでこれからも活動頑張っていきます!!是非ともコメント、レビューして下さいXのフォローも、良かったら!!これからよろしくお願いします。m(_ _)m
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