第8話 校長ってテッペン光ってる人多いよね

「初めまして私の名前は斎藤郁弥さいとうふみや夏休み明けからこの学校の理事長を勤めさせて頂く」


 とても淡々と話している理事長からは凄まじい威圧感が放たれていて理事長を直視する事が出来ず目線を下にしていた。


「青……こんな怖そうな人初めてだよ」


 どんなに物怖じしない葉月でも校長の威圧感に圧倒されていた。


「橋本くん、私もすごーく眩しくて目が開けそうにないです……」


(眩しい??え?威圧感じゃあないの?)


 なんでそんな事言うのだろうと思っていると神崎が俺に話しかけてきた。


「青、あれ見て見目線をもうちょい上にしてみ」


「お、おう」


 俺は神崎に言われた通り少し目線に上げて見ると……


「うわ、眩し」


「青、本当に眩しい、私のお父さんより眩しいよ」


「ほんまやでこんなに眩しい人中々おらんで」


「私のおじいちゃんより輝いてるわ」


 校長は禿げていた。今いる部屋は地下1回なのにも関わらず校長の頭はピカピカ光っている。


「もうこのハゲに悩まされて10年か悲しいな」


 ハゲをいじった事を後悔する青達であった。

 重たい空気の中、松村先生が思い出した様子でこちらを向いた。


「まぁー君たちをここに呼んだのは訳があるんだよ」


 俺は不思議そうな顔をして言った。


「訳??」


 咳払いをして理事長が話し始めた。


「君達には……この学校のなんでも部として活動してもらう!!」


「はぁ?」


 思わず口に出てしまった。このままでは空気がやばいと思ったのか、葉月が理事長に疑問をぶつけた。


「お言葉ですが、理事長私達になんでも部をやらせてそれなりの対価がなければ私達はその部にはいる事はないですよ」


 神崎と杏奈は驚いているが、俺は驚かなかった。

 なぜなら葉月は、昔自分の会社株式会社赤羽を立ち上げていた。そう、だからはこのモードの葉月はビジネスをする時の葉月すなわち……


(ビジネス葉月ならぬビジ月であるのだ!!)


 俺は神崎と杏奈にビジ月の事を話し始めた。


「葉月ちゃんってそんなにすごい人だったんですね。お姉さんびっくりです!」


「あんたは同級生だろ」


 今更天真爛漫の自分を、出すのを辞めたらしい杏奈にツッコミをいれた。


「まぁ、そんなことより見てみあれ」


 神崎が指をさした方向を見ると理事長と葉月が握手をしていた。葉月はニコニコしているが理事長は胃が痛そうな顔をしている。葉月は握手を終えると俺たちの元に帰ってきた。


「どうやったんやー赤羽ー」


 ビジ月の葉月ではなく普通の葉月はドヤ顔で答えた。


「なんと!部費月120万自由に使ってよし!そして!学食食べ放題!大学、就職の推薦で合理しました!!」


 俺たちは学者食べ放題とか推薦とかよりも部費の額に唖然としてしまった。俺はもう一度部費の額を言った。



「月120万?」


 元気な声で葉月は答えた。


「うん!!」


 俺は驚きながらも言った。


「よっしゃぁぁこの部費使って合宿いくぞぉぉぉ」


 みんなも続いて言った。


「「「おーーー!」」」


 その日の帰りは理事長の奢りでみんなでピンクカレーを食べに言ったちなみにみんなお腹すいていたので遠慮なく食べ会計は15000円であった。


 ちなみに理事長は1週間胃痛で病院に入院したらしい



 __________________


 皆さんお久しぶりです。最近結構色んな事があって投稿遅れました。

 鼻が折れたりしましたね!鼻凹んでましたわ笑笑


 それとネタがマンネリ化してました。夏休みに入ったけど部活とか色々あるんで投稿期間空くかもですがこれからも応援よろしくです!!

 是非レビューコメント等良ければお願いします!!

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