1095通目

三年がたとうとした。私はまた悲しかった。けれども今日も書かない、そうしないといけないような気がした。でも私は今まで書いてきた手紙を捨てようとしていた。けれどもどうすればいいのか分からなかった。けれども想う心は日々日々増す一方だった。今日も手紙を書き続けよう。そうして私はいつものように書き始めた。どんな日だろうがどんな体調だろうが手紙を書いていこうと。

「こんにちは。和仁さん。」

「そうだよ。ノートを見たの。」

ノートは三冊に増えていた。そこにはこの前買ったノートがあった。

「このノートは私が思い出したいことを書いてるんだ。そうだ今日はね不思議な夢を見たんだ。和仁に似ていて声も一緒な人と花を観る夢を見たの。」

ふと悲しくなって顔に出てしまった。

「どうしたの。悲しそうな顔をしているけど。」

覚悟していたけれども突きつけられると来るものがあった。不安そうな顔をしていたので話を明後日の方に誤魔化した。

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