730通目

昨日は初めて夜にかけなかったので早起きして書き始めた。飲みに行こうと同僚に言われたけれどもなんか合コンらしかった。あいつには後で愚痴をこぼしてやろう。私は一途なのは知ってるはずなのに。

「今日は金曜日だし酒を入れないかい。」

「やることがあるからパスで。」

少し焦っていたような気がしてこんな事を言った。

「分かった、うんじゃあただ酒でいいから。」

そこまで言うなら行ってやろうじゃないか。それが運の尽きだった。その同僚はルンルンしていた。居酒屋に着いたとたん同年代の女性が何人か。察しがついた。つまらない時間を私は過ごした。私は同僚に小声で尋ねた。

「どういうこった。」

「別に酒はタダだし良いでしょう。それに楽しいんじゃない。」

私は言っていなかったので話を合わせることにした。良い感じの関係だと後々言われてなんかその場のノリで連絡先を持っていたのだが、ほかの人は風船に見えてしまっていたので風化したところで消し去ってしまった。もうただ酒戦法にははまらないようにしないといけないと頭に刻んだ。


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