幼少期 03話 えっ? 俺の父親って……
赤ちゃんになり、喋れるようになり、歩けるようになり、順調な成長を遂げている……俺。
『なり』をカタカナにしたらちょっとしたコ○助だな。
てか俺、普通に子供として成長してるだけで平々凡々な日常なんだけど……ここ、本当に異世界なんだよな? 神様もそう言ってたし。
確かに騎士団は居るけど……そんなものは過去の欧州にだって居たからねぇ。異世界要素、今のところ皆無……いや、騎士団長は女性だから地球では珍しいっちゃ珍しいのかもしれないか。
てかさ、騎士団なんてご立派な呼び方だけど、その総勢……十人しかいないんだよ。やはり見た目の通り、騎士団ではなく盗賊団、そしてうちは貴族を名乗ってるだけで本当は盗賊の頭領の可能性が……無いか。
そんな、しょうもないことを考える余裕がある生活を送れている今の俺。
たった一つ残念な事は俺の成長に伴いおかんのおっぱいを吸えなくなったことだろうか? うん? マリーベル? ヤツはほら、高度な変態だから。今だに隙あらば吸わせようとしてくる。
そして、屋敷の中を自由に移動可能となった俺が現在頑張っている『この国の文字』そして『常識』を覚えるという学習。
もちろん常識を覚えるに付随して歴史の勉強なども必要なので、想像していたよりも大変だったりするんだけどさ。
その勉強なんだけど、何が一番大変かと聞かれたら……俺って幼児じゃないですか? 体力の無い小さい体ってすぐに疲れちゃうんだよね。
あれだよ? 子供って疲れちゃうと電池が切れたみたいにその場で倒れ込むように寝ちゃうからな? 我が事ながら過労死でもしたのかと最初の時はビックリしたわ。
そんな幼児特有の体質と戦いながらも書庫にあった本を読み漁り、メイドさんや女騎士様達と『仲良く交流(と言う名のセクハラ行為)』をしながら勉強すること……早三年。
俺氏、とうとう五歳である。成長に伴い少しは無理の利く体になったよ!
……いや、おかしいおかしいおかしい。 五歳児はどう考えても無理しちゃ駄目な年齢だろ。
てなわけで、必死に俺が 『書斎にある本』と『メイドさん&騎士様との井戸端会議』を駆使し、どうにかこうにか集められた情報! ……なのであるが、興奮してる割に得られたものは少ない。とても非常に少ない。
だってさ、本って言ったっておかんが昔読んでいた物がメインで情報誌とか週刊誌なんかの最新情報が載っている物なんて皆無なんだよ? もちろん最新情報が正しい事だとは言わないけど。
井戸端会議にしても、屋敷勤めで完結しているうちのメイドさんや騎士さまの話だからねぇ。豪華なランチに数千円も使って『女子会(笑)』を開き、似た者同士で情報交換と言う名の他人の悪口を言う為の集まりを開く主婦並みのアンテナを持って居ようハズもなく。似た者同士の仲良しグループと同族嫌悪の村八分は紙一重ってのがよく分かる集団だよな。
そもそもこの世界の情報の収集方法って自家で忍者みたいな人間を雇い入れられるような大貴族様でも無ければ、俺も駆使した井戸端会議を中心とした飲み屋で管を巻く人間の失言くらい信憑性のない話か、大本営発表レベルに都合の良いことだけ書いてある『立て看板(時代劇に出てくる立て札とか高札?)』しかないからな?
インターネットはもちろんのこと、テレビやラジオ、新聞やかわら版すらない世界……大きな街に出ればかわら版くらいはありそうだけど、少なくとも俺の住んでいるこの辺境の村には無いんだよ。
まぁ屋敷のみんなの服装、日々の食事に使う食器や食材からして良くて『中世』、それも地球では暗黒時代って呼ばれてる頃の文明レベルしか無いのは早々に分かったことだし、都合よく忍びの集団が向こうから接触してくれるなんて有ろうはずもないからな。
日用品に限らず、騎士様が使ってる武器だって剣と槍、弓時々弩(いしゆみ)なわけだし。……硝石さえあればワンチャン火縄銃……鍛冶屋の知り合いなんて居ようはずもないし絶対に無理だな。
ちなみに日本の戦国時代は『刀! 槍! 弓! 鉄砲!』みたいなイメージだけどメインの攻撃手段は投石だったし仕方ないね?
うん? 『それってお前の住んでいるド田舎だけが文明から取り残されているだけじゃないのか?』って?
確かに。一リアル(中東諸国の共通通貨)……じゃなくて、一理ある。
でも、少し古いけど屋敷に有った本に出てくる、世界一文明が進んでいるらしい隣の(正確には海を渡って北方にある大陸の)『ロマーリア帝国』ですら古代ローマって感じの生活水準みたいだからなぁ……。 『田舎から街に出てみれば何と! 立派な高層ビルが連立するメガロポリス!』みたいな確率はかなり低いのではないだろうか?
てかローマとロマーリア……なんとなく名前が似てる気がする。
そして社会科の話からいきなり理科の話になっちゃうけど、この世界ってさ、やっぱり『魔法』が存在するみたいなんだよ! いや、言うほど魔法に理科要素は無いけれども!
もちろんそのへんで暮らしてるオッサンオバサンが生活を豊かにするため、気軽に魔法を使ってるとかじゃないんだけどな?
いや、そもそも『オッサン』がそのへんに居ないんだった。
と言うか、現状では俺には使えない、使い方らしきものは本に載っていたが試す方法が無い魔法の存在より、そっちの(オッサンが居ない)事情の方が生活とか俺の今後に直結する大事な話かもしれないな。
あのさ、俺が日本からこの世界に飛ばされたと言うか、神様が後々面倒そうだから捨てられた時なんだけどさ。
あの時、神様が『人口の少ない世界に転生』させるって言ってたの覚えてる? もちろん俺はコロっと忘れてたんだけどね?
それに関連する話でもあるし、俺が生まれてこの方ずっと疑問に思っていた話でもあるんだけど、俺の住んでる屋敷ってあまりにも男の姿が少ない……むしろ生まれてこの方男を見たことがないじゃん?
でもほら、メイドさんにせよ騎士様にせよ幼児ではあるけど男でもある俺が屋敷で暮らしててもこれと言って疑問には思っていなかったじゃん?
だから或る日、可愛い全開でマリーベルにその事を聞いてみたんだよ。
「マリーベル、おかあちゃまにはないしょのおはなし……だいじょうぶ?」
「も、もちろんでございますボーゼル様っ!
そうですね! 独り立ち、いえ、一人勃ちしたボーゼル様ですものね!
ええ、このマリーベル、重々承知でございますとも!
しかし、最初からお互いの匂いを堪能しながらのスメルプレイはちょっとオススメできません。まずは私と一緒にゆっくりとお風呂に入り、キレイキレイしてから、それからあらためてくんずほぐれつ」
完全に目がイッちゃってるマリーベル。
その赤みを帯びた、むしろゆでダコのように真っ赤になってコメカミに血管を浮き上がらせた駄メイドの鼻からツーッと流れる……赤い液体。
まぁただの鼻血なんだけどな。もしかしてこいつの今の血圧って二百くらいまで上がってるんじゃね?
知ってるか? こいつのこれ(お風呂発言その他諸々)って『ファッションショタ』とか冗談で言ってる訳ではなく本気でやろうとしてるんだぜ? 地球でなら電波の発信機を着けて生活させないといけない部類の変態である。
てかなぁ、俺がツッコミを入れてやっても変態が喜ぶだけだしなぁ……これ以上この『本物』に可愛い僕をアピールしても無駄でしか無いので、鼻血を垂れ流す残念美人をスルーしてそのまま質問を続ける。
「えっとさ、物凄く今更の話になっちゃうんだけどさ。
俺って今まで、一度も父様にお会いしたことが無いんだけど……うちってそのへんどうなってるのかな?
ほら、もしも亡くなられたとかだったら……母様に質問したら悲しませてしまうかもしれないからさ」
この世界では今のところ順調に重度のマザコンとして育っている俺。
ママンの悲しむ顔とかこれっぽっちも見たくもないのだ。
「うっ、先程の愛らしいボーゼル様は一体どこへイッてしまれたのでしょうか……。
そうですね、別にリディアーネ様にお尋ねになられても悲しむなどと言うことはありませんし何とも思われないと思いますよ?
ボーゼル様のお父様はお祖父様ですからね。王都で暮らしてらっしゃいますので……お会いになるには物理的に距離が少し遠いです」
「ちょっと待って!? 想像してた以上にとんでもなく重い話が出てきたんだけど!?」
一昔前の昼ドラみたいな話を子供の前にサラッと出してきやがったぞこの駄メイド!?
えっ? 俺のおとんって爺さんなの!?
それは……あれか? 禁断の愛なのか? それとも嫌がるおかんを無理やり……おかんの性格とか、マリーベルとそういう関係になっている事を考えると……何となく後者っぽいよな?
「……なるほど。もしかしてお母様はその時のショックが大きくて……
それでこんな辺境で隠遁生活を送っているのかな?」
そうなると……俺って望まれて生まれた子供じゃないってことになるよな……。
それなのに、いままで何の不自由もなく育ててくれて、こんなに愛してくれて……。
もしかしておかん、本当は俺の顔を見る度にその時のトラウマとか呼び起こされてたりするのかも……。
「鬱だ、死のう」
「何ですかその物騒な発言は!? 大丈夫です、私とボーゼル様が結ばれることに何も障害などございません。こう見えて私も子爵家出身ですので。
と言いますか、リディアーネ様が自らお望みになっての行動ですのでショックなことなどは何一つございませんよ?
こちらの領地に追いやられたのは御母上――ボーゼル様にとってはお祖母様にあたる『リュンヌ侯爵家』のご当主であらせられる『マレグレータ』様や妹君とリディアーネ様の仲があまりよろしく無かったからですからね」
いつも元気なマリーベルの声が婆様と妹を呼ぶ時だけまるで吐き捨てるような沈んだモノになる。
……まぁそりゃね? 爺さんとそういう関係になったら婆さんに疎まれるたり、妹から敬遠……嫌われるのは仕方がないのでは?
「リディアーネ様のついでのお話で私にも『小壺』を頂けるというお話があったんですけどね?
私はほら、リディアーネ様の赤ちゃんが男子であることに賭けましたので。
そして……このように、見事に当選いたしました。
ふふっ、私、ここぞ! という時の引きは凄く良いのですよ?」
えー……それって『お前も一緒に爺さんとどう?』って話だよな?
おかん、アレで中々のサイコパスっぷりだな。
てかそれってそんな『何事でもないですよ?』みたいな雰囲気で流すような話じゃなくね?
というか『こつぼ』って何だろう? 何かの隠語か? そして、
「とりあえず、俺はマリーベルだけは無理だから……そこはあきらめて?」
「えっ!? どうしていきなりそんな酷いことを仰るんですか!?」
だって……五年も一緒に暮らしてたら身内じゃん?
俺の中ではもう歳の離れたお姉ちゃん扱いになっちゃってるからね? そういうのはちょっと……そもそもこいつ、変態だし。
昔は美少女乳母ラッキーとか思ってた時期もあったんだけどなぁ。
「うーん……そうだな、俺とマリーベルが出会った時まで遡って、そこで出会わないようにすれば……ワンチャンあるかも?」
「二人が出会ってない時点で完全にノーチャンスですよっ!」
「じゃあ来世は幼馴染になれることを乞うご期待。
てかさ、マリべって美人さん揃いのうちのメイドさんの中でも群を抜いて……ルックスだけで見るならば一番の美人さんじゃん? 性格も……多大に難が有っても悪いってわけじゃないしさ。なのにどうして未だに結婚してないの?
お母様とそういう関係だから女性が好きなのかとも思ったけど、子供の○ン○ンで興奮するくらいには男も好きなんだよね?」
「ふふっ、なんだかんだと仰ってもボーゼル様の一番はやはり私なのではないですか。なるほど、これがツンデレというものなのですね。
あと、他のメイドたちからの視線が突き刺さりますので、他人がいる場所でオチ○チ○のお話はお止めください。
結婚などと……普通の女でも結婚出来る人間など十人に一人もいませんからね?
ボーゼル様は少し変わり者ですので私のような貧相な体の女に興奮されますけど、世間一般で言う所の醜女である私のような者が嫁になど行けるはずがないじゃないですか」
「興奮とか一切してないけどね? 貧相? マリべが?
確かに胸は小さいけど……てか、この屋敷で働く女の子ってほとんど全員胸は控えめだと思うけど。それって母様の趣味というか、自分よりも大きなモノを見ると精神が不安定になるとかそういう理由なのかと思ってたんだけど違うんだ?
騎士団の女性(ひと)たちもおっぱいはおっぱいっていうか胸筋だけど……お顔は間違いなく美人さんだよね?」
俺のイチオシの『地味っ子メイド』、リリアちゃんだって雰囲気が大人しい感じがするだけで、学校ならクラスでナンバーワンレベルの美少女だと思うんだけど?
思わず掃除中のメイドさんに目をやってしまう俺。……うん、胸以外はとても柔らかそう、でも無駄な肉のついていないその体は健康的、そして女性的で凄くいいと思います!
「……ボーゼル様はまだお家から出られていないのでそう勘違いされているだけですよ……。
残念ながら私達のような鍛えても痩せるだけで筋肉の付き辛いだらしない体の女、顔も細面で顎の割れていないような女は男性の欲望を刺激いたしませんので……。
そうですね、世間一般ではバーバラ……騎士団長をあと二十センチほど長身にして、ゴリゴリに鋼のような筋肉を付けさせた、レンガ造りの家を素手で叩き壊すような女性、そして闘犬の様な犬歯剥き出しの顔をしていれば最高ですね」
「ナニソレ怖い。俺の趣味嗜好にはこれっぽっちも嵌まる部分がないんだけど?
そもそもそんな奴がいたとして、それって本当に種族は人族なのか?」
もうそれホブゴブリンとかオークを通り越してオーガとかトロールだろ?
いや、もちろん世界が違うんだからそういうのもあって然るべきなんだろうけどね? 平安時代は男女ともにふくよかなタイプが好まれたらしいし。
だからこの世界でゴリラ・ゴリラ・ゴリラみたいなタイプが人気でも全然不思議は無いっちゃそうなんだろうけど……それにしても嗜好が振り切れ過ぎではないだろうか?
「しかし、世間ではそんな女性が人気だと言うのなら……
もしかして俺が好きなタイプの女の子は未婚である確率が高い?」
「確率が高いどころか完全に未婚でしょうね。私筆頭に……私筆頭に!」
そんな『エロ同人みたいに!』みたいな言い方されても知らんがな。
てかさ、それなら屋敷で働く女の子……気に入ったメイドさんに声を掛けていけばそれだけで将来的は美少女ハーレムも可能だったりするのでは? いや、俺が成長した頃には美少女ではなく美女になってるだろうけれども。
も、もちろん? そんな誰彼構わずお手つきにするような、セクハラ領主みたいなことはしないけどね?
でもほら、チャンスがあるならベストを尽くしておかないとさ。前世素人童貞……いや、玄人でも童貞だった……五歳にしてそれなりに切羽詰まった精神状態の俺は今すぐの努力を惜しまないからな!
「……と言うわけで、普通の女性のほとんどは未婚となっております。
一応、王国法として貴族籍を持った男性には十人の妻を娶る義務があるのですが……それもずいぶん前から形骸化しておりますからね。
チッ、権力と金がある美女ならば男を縛り付けておけるなど……なんという、なんという不公平な世の中なのでしょうか……」
「漏れてるから、何かこう色々と黒いものが言葉と一緒に体から漏れ出てるから」
「……これは失礼いたしました。そうですよね! 私にはボーゼル様がいらっしゃいますものね!
そんな感じの婚姻事情ですので、平民とは違い貴族は身内から小壺を貰い受けることが多いのですよ。
これが平民となりますと……それなりのお金を払って、神殿に置かれている誰のものか分からない小壺を買い取り祝福していただくのがほとんどとなりますね」
何その精子バンクみたいな神殿……。てかさっきからちょくちょく出てくる『こつぼ』。もしかしなくても精子の事だよな?
少なくとも貴族のうちですら厨房にも食堂にも冷蔵庫っぽいモノがないのに、一体どうやって精子の保存とかしてるんだろう?
とても生臭そうだからその神殿には絶対に近づきたくねぇわ……。
そして、会話は成立しているんだけど俺の疑問がイマイチ解決したとは言えないもどかしさ。
「てか、マリべの話だとまるで女の人より男の方が少ないみたいじゃん」
「何ですかそのおかしな愛称は……
はっ!? もしや『お前は俺だけのモノ』と言う特別感を出した感じですか!?
みたいもなにも……男性の方が圧倒的に人数が少ないのですが」
……えっ? 本当にそうなの!?
確かに、この世界に来る前に神様から『人口の少ない』異世界だとは聞いていたけど! そんな偏った感じの世界だったなんて……いや、ちょっとまて。
あの時死んだことで落ち込んだり異世界に転生出来ることで浮かれたりしてて、何となく頭がボヤッとした状態で神様の話を聞いてたけど……神様、本当に人口が少ない世界って言ってたか?
思い出せ……よく思い出せ……確か『人口の少ない』だけじゃなく、ボソッと何かを呟いていたはずだ……。
『………人口の少ない』
『……し人口の少ない』
『だ…し人口の少ない』
『だんし人口の少ない』
『男子人口の少ない』
だった……ような? ……いやいや……いやいやいや!?
ある? そんな、男だけが少ない世界なんて本当にありえる!?
「えっと、その男が少ないって言うのはもしかして『戦争をして大勢亡くなったから』とかそういう感じの理由なのかな?」
「いえいえ、違いますよ? 少なくとも現在残っている歴史書、それどころか石版や壁画まで遡った太古の昔からこのような状態ですので。もっとも、人族以外の生き物は雄雌バランス良く生まれてるんですけどね? なんとも羨ましい……
そもそもですね、仮に戦争があったとしても戦場に出るような酔狂な男性などほとんどおりませんし……ああ、過去の話ですがこの国……イスカリア島でも敗戦後の略奪で男が攫われるなどと言うことは有ったらしいですね。
戦場……捕まった男捕虜……占領下の街……逃げ惑う男たち……私、将来は騎士になろうかと思います」
「将来も何も、マリべはもう十分に育ってるだろうが……」
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