20240621-2

 息子が寝てから「言の葉の庭」を観た。四十五分と短い作品である。

 新海誠監督作品は「君の名は。」「天気の子」「秒速5センチメートル」の順に観ており、四番目に選んだのがこの作品であった。

 私は只今インプット期間に入っており、相互さんにすすめられていた作品をこの際消化してしまおうということで動いているのだが、アレだ。新海誠作品は消化に時間がかかる。しんどい。当分摂取したくない。

 それでもまあ、この四作品の中なら「言の葉の庭」が一番好きだ。キモいが好きだ。わかりやすかった。私はわかりやすい映画が好きである。

 雪野の大人としての狡猾さや精神が不安定なことからくる子供っぽさは私にとっては理解しやすかったし、終盤取る行動も納得できたので、すっと胃に落ちて後味が良い作品だった。

 ただ、この作品のあらすじを説明された時。


「東屋みたいなところでチョコレートつまみにビール飲んでるお姉さんが居て……ってこれ惣山さんじゃん」


 と言われたことは忘れないぞ、狐よ。私は違うぞ。私は神社でつまみなしでビール飲みながらタバコ吸ってた女だ。訂正しておく。

 もう一度言うが新海誠は当分遠慮する。特に「秒速」が効いた。あれこそ酒を飲みながら観るべき作品だった(昼にラーメン食べながら観た)。

 ただ、摂取したからには今後の創作に何らかの形で活かすと思うし観て損は無かったとは感じている。

 とにかく疲れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る