私の初恋物語

mimi

第1話

これは甘い甘い初恋の物語だ。


今まで私は好きな人という概念が分からず22年間生きてきた。周りからは好きな人いないの?とかそろそろ彼氏作ったら?なーんて色々言われてきた。

そんな言われっぱなしの毎日に飽き飽きしてる日々の事だった。あの人と出会ったのは。


出会いは同じ会社の部署だった。私の方が先輩で彼は後から入ってきた後輩だった。だが、年齢は私の6個個上の28歳。

年上だがとても話しやすく私も気を許せる仲になっていったのだった。彼は私より上司という立場にあたるのだが私はとても話しやすかったのでタメ口で日々会社で話していた。


初めはただ仲良い話しやすい存在だったがいつの間にか惹かれていき気付けば自分は生まれて初めて異性として、恋愛対象として見ていたのだった。


会社で土日の話になり、今週どこ行くの?と聞かれたので「映画観に行くよ!」と答えるとあー俺も同じ場所にいるわ笑と彼が答えた。

内心(待って、同じ場所に居るなら会えたり…?)と期待を膨らませていた。


私は勇気を出して映画のロビーの9階に居るから絶対来てね!と書いたメモを仕事終わりに彼に渡して帰った。

渡す前は心臓がバクバクして張り裂けそうだった。私は同時にこれが好きな人を目の前にしてドキドキする気持ちなんだ…と実感したのだった。



~2話に続く~

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私の初恋物語 mimi @wakai_love

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