第3話 体育祭 準備

さて、六月に入って、僕が通っている学校のイベントの一つとして体育祭がある。まぁ、この体育祭はどの学校にもあるけど。さて僕は帰宅部に選ばれたかと思えば、選ばれなかった、、、

くそ家に帰って小説と漫画を読んでゴロゴロしたかったのに、、、!


今日は六時まで体育祭での応援団の練習をしなければならない。これが原因で帰宅部にはなれなかった、、、


とある放課後、、、


「釘田くん、体育祭の応援団を一緒にしよ!」


「えぇ、嫌だよやりたくない、、、」


「え、てっきりやるかと思って勝手に申し込んじゃったよ?」


「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


このやりとりを見ればわかる通り、強制的に菜々緒に参加させられてしまった。しかも参加を取り下げようとしてみたが、クラスに裏切るのかという謎のプレッシャーがあったせいで、取り下げることができなかった。。。


さて、応援団の練習が終わったあと、クラスのやつらがまだ残っていた、、、どうやらクラス対抗リレーで優勝したくて、そのための練習をしているとのこと、嫌な予感がしたので、早めに帰ろうとしたら、悪魔がやってきた。


「ねね、釘田くんさ?玉入れに出るんでしょ?だから練習一緒にしよ?」


「ごめん、今日は塾が、、、」


「ないでしょ、はい練習ちゃんとしてね?(圧)」


「はい、、、」


もうこれを見ればわかる通り拒否権はどうやらなかったようだ、、、

応援団の練習で疲れて、帰ろうとしたらこれである、、、

帰ったらやりたいことがたくさんあるのに、、、こいつのせいで台無しだよ。

なんで、巻き込むんだろう、、、正直わからない

僕と話してもそんなにメリットがないのに、、、


練習が終わって帰宅しようとすると、一緒に帰ろうと菜々緒に誘われそうになったので、そそくさに帰った。時計をみたら八時だった。今日は本当に大変な日だった。


毎回思うんだけどなんで僕にかまってくるんだ?

とてもとても不思議でしょうがない。前聞いた時もはぐらかされたし、、、


<<菜々緒サイド(幽霊)>>

※これは彼女が過去を思い出している時の風景です。この物語は主人公は思い出すようにして菜々緒のことを思い出す話です。


「お母さん帰ったよ」


「あら、おかえり釘田くんといつ結婚するの?」


「え?」


「だって、ななちゃん、ここに戻ってくる前まで早く釘田くんに会いたいって言ってたもんね」


そう、私菜々緒は釘田くんと幼馴染である。でもそのことを当の本人が覚えてなくて悲しい、、、

いつか絶対に思い出させてやるんだから!

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