第3話 1級魔法試験

学校を卒業する1ヶ月ほど前

「なぁ、本当に受けるのか?」

「あぁ」

「なんで受けるんだよ」

「役に立ちたいからかな」

2級取ってる時点で役に立たない状況なんてないだろと思いつつも、隣にいるクラスメートは続けて彼に応援する

「そうか 頑張ってくれよな 応援してるぜ」

「うん ありがとう」


1級魔法試験、4級から始まる魔法試験の中でも最難関の試験で、毎年受験人数は数十人単位でしかいない、そして合格人数は5年に1人出るか出ないかである

2級までは年内で50人近くが合格するが、その全員が1級を受ける訳ではない、その最たる要因が試験合格時の報酬がその難易度と釣り合っていないからだ。

1つ目の報酬は1級魔法使いという肩書き、高難易度の仕事などを受けることができる権利ではあるが、そもそも1級魔法使い自体が少ないため基本的に仕事は2級以上といった感じで掲示板に貼られることが多い。

そしてもうひとつの報酬が……

「禁書庫で学べる……」

ショウは1人部屋で小言で言う、彼が何よりも1級魔法使いに引かれた理由だ、王立図書館 禁書庫、1級魔法使いのみが入館を許され、その叡智を得られる権利が手に入る。

彼自身旅に役に立つ魔法は2級が受かってから

大体のものを習得してしまったが、旅に役に立つ新たな知識が手に入るかもしれない、そして何よりもほぼ情報としてないキアラール山について何か分かることがないかと思ったからだ

「ハルは頑張ってる 僕も遅れをとらないように、役立たずにならないように」

彼はそう言いながらベッドの中で明日の試験当日のために眠った


「試験番号3番中に入れ」

「はい」

試験番号3番、ショウはどこに繋がっているかも分からない扉に入る

中に入ると、中の世界に彼は驚愕した

一面が白の世界、白で出来た建造物の世界

材質が分からないその世界は、恐らくこの試験の試験官が作り出した世界なのだろう。

「どこだ ここ」

「すごい 綺麗」

確かに綺麗だと思ったがショウは逆に不気味さも感じた

孤独と不安が彼を襲う

「これで全員揃いましたね」

いきなり聞こえてきた声に一同が驚愕するも、いつもと同じ試験の始まりを告げる、

いつもと違うのは場所とその試験官の女性の声とその試験官がその場にいないことだ

「今年の受験者はたったの8人ですか、毎年毎年人数が減るのも考えものですね」

「合格した時のメリットが少なすぎるからだらうな」

後ろのガラの悪い男が小言で言う

「聞こえていますよ試験番号8番」

聞かれていると思っていなかったのか彼は少し驚いた顔をして、冷静さを取り戻す、この会場の中では全ての会話、一挙手一投足全てが彼女に伝達されるのだろう

「んん まぁ それは置いといて 1級魔法使い試験を受ける諸君 汝らに試練を与える」

試験管の女性は咳払いをしながら続ける

「今回の試験内容は1時間以内にこの部屋のどこかにある出口を探し外に出なさい」

試験を受ける全員が理解する前に試験官の女性は

「それでは1級魔法使い試験開始」

と、開始の合図を初めてしまった


試験官の部屋の扉が勢いよく開く、彼の感情に任せて開かれた扉は派手に壊れてしまった

「おいステラ こんなデタラメな試験誰が受かると思ってる」

「1級はこれぐらいやらないと素質を見抜けませんからね 2級とは訳が違うんですよ」

「それにしてもやり方がなぁ……」

「試験は落とすためにあると思ってるので」

そう言いながら彼女は手元の紅茶を飲む

「大丈夫ですよ 今年はなんか受かる人がいる気がするんです」

「根拠は」

「魔女の感です」

男ははぁ……とため息を着く、彼女のこういうところは嫌いではないのだが

「じゃあ 俺はここで 試験官頑張れ」

「ありがとう ウィル」

彼女は紅茶を飲みながら思い出したように言う

「あと 扉直しておいてくださいね」

「もう直してある」

さすがの仕事の速さである、見ないうちに壊れた扉が元通りに直っている、ステラが彼を気に入る理由の1つである。

彼が部屋を出た瞬間ステラは顔を歪めながら

「うぅ やっぱり紅茶美味しくない……」

と彼の前で見栄を張る自分に小さな後悔をするのだった


試験開始から10分

「見つからないですねぇ〜」

「片っ端から扉を開けてみてるんだけどな」

「とても1時間じゃ全部開けられませんよ!」

試験会場ではその場にある白い扉を片っ端から魔法で開けて確認する男女が5人、寝てる男が1人、あぐらをかいて座る金の指輪をしたガラの悪い男が1人、角の方に移動した女が1人、そして立ちながら考える男が1人だった

「考えるなら座って考えたらどうだ?」

「いえ、立ってた方が思考が回ります」

あぐらをかく男は立っている男にいちゃもんをつけたが軽くあしらわれてしまった

あぐらの男は興味を引くために続ける

「俺の名はザルード 多分ここでしか会わないだろうから自己紹介ぐらいしようぜ」

「僕はショウ 見ての通り今考えているので話しかけないでください」

ザルードは渋い顔をしながら冷たいやつだなと呆れた

「貴方も考えたらどうです?」

「あ?こう見えても考えてはいるぜ?」

「とても考えているようには見えないですけどね」

ショウは純粋に思った事を口に出した

「まぁ まずこの部屋にある扉に正解の扉はないと思うな」

「そうですね それは同感です」

「この量の扉だ いくら魔法を使ったって1時間で全部開けられる訳が無い」

ザルードは目の前の無数にある扉を見ながら続ける

「更にはヒントがないのも考えものだな」

「だから難儀してるんでしょうが」

あまりにも当然の事を言うザルードに対し若干の苛立ちを覚えたがショウはすぐさま冷静に考える

今までの試験は確かに合格の条件こそ難解なものではあったが、そのぶんちゃんと探せば必ずどこかにヒントは存在していた。

しかし今回ばかりは何処にもヒントらしきものは存在しない、白い町なのだから文字があればすぐに分かるはずだが、黒く見える物は

あらかた周囲を探しても何も無かった

「だめだ、何も思いつかない……」

「考えすぎるのも体に毒だと思うけどな」

「何も考えずに試験に落ちたら馬鹿みたいじゃないですか」

彼らに事前に渡されている懐中時計はもう残りの時間が半分しかない事を示していた

「なぁ 1級になるのってそんなに大事か?」

「僕にとってはとても大事なんですよ」

「俺は別にいらないと思うけどな」

「じゃあなんで試験受けてるんですか」

「んー 暇つぶし?」

ショウは呆れた、受けたという実績が欲しいと言われた方がまだ理解出来る

「なぁ 1級取りたい理由教えてくれよ」

「なんで話さなくちゃいけないんですか」

「俺は一期一会を大事にしてぇんだ」

「はぁ」

見た目はいかついのに意外な所を大事にするもんだなと思う

「親友がいるんですよ」

「おう」

「学校を卒業したら2人で旅に出るんです」

「お前まだ学生かよ……」

「なんですか」

「いや別に 続けてくれ」

自分よりも年下だとは思ってなかったがまさか10歳も年下だとは思わなかった、見た目と中身のギャップに驚く

「その親友は運動神経が良くて 騎士学校では成績が良くて 僕なんかじゃ到底追いつけるような人ではないんです」

前に会った時のことを思い出しながら続ける

「だから 足を引っ張りたくない 役に立ちたいから1級になるんです」

「そうか」

実際旅に出る場所にもよるが、基本的に旅人しては2級あればどんな状況でも対応できると聞く、イレギュラーを除いてだが。

だがしかし彼は1級を目指している、1級にならなければその親友とやらの手助けができないほどに親友は強いのだろう。

彼の決意の眼差しを見てザルードが口を開く

「そうか よし決めた! お前の手助けをする」

「なんでですか!?」

「俺がそうしたいと思ったからだ お前を必ず合格させる」

「貴方はいいんですか」

「俺なんかいいんだよ どうせ暇つぶしだし」

自分が落ちてもいいのに力を貸してくれると言ってくれたからには、必ず合格しなければならない、そして……

「わかりました ですが必ず貴方も合格するんです」

「お おう」

「力を貸してください ザルードさん」

「呼び捨てでいーよ」

2人が握手をした時最後の20分が始まった



「結局さ 山を登ったところで本当に太陽に行けるのかな」

「あの本に書いてあるって事はそーゆー事なんだろ」

「でもあの本には太陽の行き方なんて書いてなかったよ 書いてあったのは山に登れとしか……」

「んーまー登れば太陽に行ける何かがあるって事だ」

「そんな簡単な話なのかな」

「わかんねーこと考えててもしょうがねぇからな!」

あの日の記憶 楽しかった頃の記憶

「こーゆーのは単純に考えるのがいちばん楽しいんだ!」



残り10分

「単純に考える……か」

ザルードと共に出口を探しながらショウはあの日の事を思い出していた

「ショウ!」

「ザルードさん 何か見つかりましたか?」

「いや ただ妙な事を思い出してな」

「何を思い出したんですか」

「試験官は最初受験者が8人いるって言ってたはずだ」

「はぁ」

「だがこの場には9人いる」

ショウは思い出す、扉を片っ端から開けていた集団5人、眠男、ザルード、角の女、そして自分

何故こんなにも簡単なことに気が付かなかったのだろうか、確かにこの会場には9人いる

「今この場にいないのは?」

「眠てる男がいねぇ……」

「その人が何かを握ってる!」

2人は同時に彼を探そうと体を動かそうとした

しかしそれよりも早く何者かが目の前を通過した

「でかしたぞ!野郎ども!」

角で座っていた女が尋常ではない速さで眠っている男を探しに行く

「まずい!」

「声が大きすぎたか……」

「仕方ありません 追いかけましょう」

そのまま2人は彼女の後を追い始めた


残り5分

女は身体強化魔法を重ねた体で眠男を追う。

この会場に入った直後、彼女は小さな魔獣を使い彼らの位置、会話などを聞いていた。

はなから自分で考える気は毛頭ない、他人の考えを盗んで不合格になるとはルールに書いてない

「魔法使いってのはね どれだけ人の心無くせるかなのよ」

この場の全員馬鹿な奴らだとしか思えなかったが、結論を出した2人には賢いという称号を与えよう。

そう思った矢先、彼女は思わぬ方法で足を止められる

「止まれ!」

その叫びが聞こえた瞬間、彼女の足元には白く太い蔓が巻きついた

「何とか間に合ったな」

「ザルードさんがおぶってくれたおかげです」

「くっ!うぐぅ……」

彼女は蔓を振りほどこうとするがなかなか解けない

奥の広場には眠男がいる

「早速答え合わせの時間といこうぜ」

「ええ そうしましょう」

2人は眠男の前に立つ

しかし大切なことに気がついた、ここからどうすればいいのだ

「これってただの人だよな」

「外見的には」

実際眠男はただの背の高い男なのだ、彼が鍵穴に対応して鍵になってくれる訳では無い。

彼らが難儀していると後ろの方で轟音がなった

「そいつは私の物だ!」

蔓を身体強化と爆発魔法で跳ね除けた女がこちらに飛んでくる

「俺が時間を稼ぐ! ショウは早く開けろ!」

「お願いします 必ず開きます!」

彼女の相手をザルードに任せ、ショウは考える


残り3分

人を鍵にしたとしてどの扉に指すのが正解なのかが分からない、もっと早く気がついていればこんなに焦ることはなかったのかもしれない

「考えろ 考えろ」

ショウは思考を全開にする、焦りが最高潮に達し、気分が悪くなる、吐きそうだ、意識が途切れそうになった時

そこで親友の声がした


「こーゆーのは単純に考えるのがいちばん楽しいんだ!」


彼の言葉が聞こえて冷静になれた、もっと単純に考えよう、試験官の言った言葉を思い出す


この部屋のどこかにある出口を探せ


まさかと思いながらも思いついた事を即座に試す

「起きろ!そしてお前に隠されし扉としての使命を今すぐに果たせ!」

眠男に対し放たれた魔法は直ぐにその効力を表した

男は目を覚まし

「承知した」

男の口の部分が巨大化し、扉になる

思いがけぬ扉の出現に、ショウは一瞬戸惑ったが、すぐに彼を呼ぶ

「扉は開きました!早く来てください!」

「行け ショウ」

「何を馬鹿な事を言ってるんですか!貴方も来るんですよ!」

「俺はここでこいつを食い止める」

「その女も連れてきていいんで!仕方ないでしょう!」

残り1分

「わりーが こいつのやり方は気に入らねぇ ショウが開いた扉にこいつだけは通したくねぇんだ」

ザルードは女を食い止めながら続ける

「俺ははなから1級になる気はねーからな……」

「いやだ!あなた 一緒に合格するって約束してくれたじゃないですか!」

「吹き飛べ」

ザルードの詠唱でショウの体が後ろに吹っ飛ぶ

思わぬ衝撃にショウは扉の中に吸い込まれていった

ザルードの最後の言葉が聞こえてくる

「親友を一生大事にしろよ……」

扉は閉まり、懐中時計が終わりを指した


1級魔法使い試験 試験終了

合格者 試験番号3番 ショウ


次の日、ショウの家の中にいきなり魔法陣が展開された。

試験が終わった後、色々な通達が試験官本人から告げられる、そのための場所に転送させてもらえることを事前に知っていたショウはすぐに魔法陣に乗る

少し時間がたった後、長い廊下に出たショウは目の前の扉を開ける

「いらっしゃい 貴方が今試験の合格者ですね」

「はい」

部屋の中で待っていたのは非常に美しい女性だった、黒く長い髪に均整の取れた顔立ち、青と黒を基調とした服が彼女のスタイルを際立たせる

しかし、昨日の事を忘れられないショウにとってはどうでもよかった

「とにかく座ってください」

「はい」

ショウは下を向きながら座る

「どうやら元気がなさそうですが 何か体調でも?」

「いえ 大丈夫です」

「そうですか 」

ステラは思い出したように手を叩く

「お菓子をお茶を用意しました きっと元気が出ますよ」

「ありがとうございます」

頂いたものを断る訳にはいかないと思い、ショウはクッキーを口に運ぶ

「美味しい……」

「ふふ それは良かったです」

紅茶を飲むのは初めてだが以外にも美味しいと感じた、これが水道から流れてきたらいくらでも飲めると思った

「さて 本題に入りましょうか」

少し元気を取り戻したショウを見ながらステラは続ける

「まずは1級合格おめでとうございます」

「ありがとうございます」

「よく頑張りましたね」

あの試験を出しておいて頑張りましたねと言われるとは思っていなかった、何も返せないまま、彼女は続ける

「あなたには1級という称号の他に様々な祝福を得られます 報酬についてはご存知ですか?」

「はい 一応知ってます」

「ならばよろしい 何か聞きたいことはありますか?」

「1つ聞きたいことがあります」

ショウは1番聞きたいことを彼女に聞いた

「ザルードさんは 彼はその後どうですか」

「彼は元気でやってるようですよ」

その答えが聞けてとにかくショウは安心した

「今はもうこの街にはいないようです 自分の国に帰ってしまったそうですね」

「そうなんですか」

ショウは少し迷ったが、思い切って彼女に頭を下げる

「お願いします!彼を合格にしてくれませんか!」

彼は本来であれば外に出られた人だ、だがしかし彼は一緒に出ることを選ばなかった、本来ならば彼も1級になるはずだ

ステラは頭を下げた彼を見ながら答える

「残念ながら彼は時間内に外に出ることができませんでしたから」

「僕の一級の資格を剥奪してもいいです!」

「残念ながら魔法使いの資格は剥奪も譲渡もできません」

「そんな……」

自分が1級になれたのは幸運だったことだ、ザルードには運がなかったと思ってあげるしかないのか

「私的にも彼には1級の素質があるとは思ってます」

「じゃあなんで……」

「私にはどうしようもないんですよ」

彼女は続けて魔法使い試験についての内容を話した。

試験に合格した者は試験官のさらに上の存在から1級魔法使いとしての称号が与えられる、試験官は会場作りなどは出来ても、称号を与える部分に干渉することは許されていない、いわゆる不正防止のためらしい

「それは失礼なことを申しました 申し訳ありません」

「大丈夫ですよ それよりも貴方もこれからは同じ1級魔法使い同士なんです これからよろしくお願いしますね」

「はい ありがとうございます」

そのままショウは夢についてやこれからについてを彼女と話した、2人にとって楽しいひとときを過ごしたのであった。

机の上のお菓子と紅茶を全て頂いたショウは部屋に入った時よりも元気な様子で

「今日はありがとうございました」

「いえいえ こちらこそ貴方とお話出来たので楽しかったですよ」

「では これで失礼します」

彼が部屋を出ていく所を手を振りながらステラは見送る

それとほぼ同時にウィルが部屋に入ってくる

「どうしたんだお前 何かいい事でもあったのか」

笑顔の彼女に問いかける

「いえ 少し前のことを思い出しまして」

「俺達の試験の時の事か?」

「よくわかりましたね 思考読みました?」

ステラは咄嗟に防御の姿勢を取る

「昔のこと思い出して喜ぶのはそれぐらいしかないだろ」

「それもそうですね」

ウィルはステラの前で彼女を見つめながら

「俺もあの時は楽しかった」

「私も楽しかったですよ 人生で1番にしたいぐらい」

2人は微笑み合う

一部の魔法使いたちが伝説としている、3年前、同試験で2人の男女が1級試験に合格したというのは紛れもない2人の事である


「ザルードさん……」

ショウは1人で木の隣で座る

試験の最後に聞いた彼の言葉を復唱する

「親友を一生大事に か」

彼は試験に受かる事はできなかったが、代わりに自分が受かるために自分の身を犠牲にして、彼は与えてくれた、全ては自分と親友の為に

「ありがとうございます ザルードさん 僕頑張ります」

ショウは立ち上がる、親友と進むために

「またどこかで会いましょう それまでお元気で」

彼の足取りはとても軽かった




「あの模擬戦以降元気にしてるかな」

一足先にいつもの木で待っているショウは、本を読みながら呟く

「どうやって報告しようかな」

一級試験を合格してから、彼の姿を見ることはあれど会って話すことは無かった

ショウは待つ、あのかけがえの無い日々を過ごした木の傍で彼は座って待っている

細道から来る彼が手を振ってくる

ショウは立ち上がり、大きく手を振り返す

今日はとても良い快晴の日だ


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