春の頃の子供たちを描いた句です。その情景についてのエッセイも書かれてあります。でも、説明っぽくはない。句は句で、エッセイはエッセイで、どちらも素晴らしいです。筆者の、子供を愛おしむ視線や、家族を思う気持ち。家族それぞれがそれぞれのことを愛し、慈しむ気持ち。そんな美しさがそこにあって、読んでいる方も、自然と笑顔になってしまうのです。心がぽかぽかになりますよ。是非。