第2話 で、実際に参加した当日の流れと感想。
では、実際に当日の様子について書いていきたいのですが、私はこれまで第4回、第5回の2回参加させていただいているのですが、基本的には区別はせず全般的な感想として書いていきます。
当日の朝、集合場所である公園の駐車場に沢山のバイクが集まってきます。
参加は51㏄以上であれば、バイク、トライク、トゥクトゥクのいずれでもOKですし、バイクについてはサイドカー付きも参加できます。
中にはめったに目に出来ない貴重な車両で参加されている方もいらっしゃり、あっという間に駐車場は多種多様なバイクその他諸々が並びます。さながら動く展示会場です。
開会式と注意点の説明を受けたあと、バイクにプレゼントを積み込み、施設にむけて出発します。
年齢、性別、経歴も全くバラバラの大人が集まって一つのことをやるという経験もあまりないですし、出発時の様々な車種のバイクが一斉にエンジンをかける瞬間は、さながらヒーロー物の映画で、歴代ヒーローが集まって一斉にポーズを決めるシーンのような高揚感があります。
普段から安全運転は心がけていますが、この日は子どもたちの大切なプレゼントを運ぶわけですから、特に注意して走ります。
沿道からは手を振ってくださる方もいて、危険のない範囲でこちらからも振り返し、素晴らしい非日常感を味わえます。
施設に着いた後は子ども達にプレゼントを渡します。
一人ずつ名前を呼んで手渡しで渡してあげるのです。名前が呼ばれるまで待っている子どものソワソワとした落ち着きのない感じ。そして、受け取ったときの中身が気になってしょうがない感じ。本当にサンタクロースがプレゼントを持ってくるのを楽しみにしていたんだなと感じさせてくれます。
それから交流タイムとなります。トライクやサイドカー付きのバイク、トゥクトゥクなどで参加しているライダーは子どもを乗せてグランドを回り、それ以外はエンジンを切った状態のバイクを危険のない範囲で自由に子どもたちに触らせてあげたり、またがらせてあげたりします。
バイクを間近で見て触る機会というは意外とないもので、子どもたち興味深々ですね。
色々と尋ねられ、答えているうちに愛車の自慢話になっていたり。
そして時間になったら施設を出発、再びバイクパレードをしながら元の駐車場に戻り、閉会式の後、希望者は懇親会、というのが大まかな流れです。
楽しかったですね。
子どもたち、本当に元気ですね。目を輝かせて駆け寄って来る。子どもってこんなだったなって自分自身の子ども時代に重ねて懐かしい気持ちになります。
少し離れたところから興味ありそうな感じでジッとこちらを見てくる子もいます。
「またがってみる?」
と、声をかけると寄って来て、私のバイクにまたがって興味深そうにあちこち触って、最後にハンドルを握り照れたようにはにかむのです。
開会式で「施設でくらしていても普通の子どもなので、偏見を持たず接してほしい」とのお話がありました。
調べてみると、施設について犯罪行為を犯した子どもが送られる場所だと勘違いしていたり、あるいは経済的に困窮していて身なりの汚い子どもばかりだというイメージを抱いてらっしゃる方もいるようです。
ですが、そんなことありません。
実は第4回の後、後述するクラウドファンディングの件があり、施設長さんと少し個人的なメールのやり取りをさせていただきました。
『子どもたちに元気をもらっちゃいました』
という私に対して
『普通の子たちだったでしょ?』
という返信をくださいました。
本当に、普通の子どもたちでした。
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