#2
どのくらいの時間そうしていたのか、
もしかしたら
はじめての
だれもいませんでした。
とうぜん、
ふたたび
ゴトッと
「はあ……」
いっそ、
友だちの
どうして
なんだか、やっかいなことになりそうでした。
とはいえ、
「いま、
そこでふと、わたしは「あれ?」と
何かがおかしい。
もういちど教室のなかを見まわし、
……わからない。わからないけど、でも。
ぜったいヘンだ。うまく
わたしの
つくえの
今、たしかめると、つくえの
つまり、これは、わたしがいつも
なのに。
やっぱり何かがおかしい。
わたしは
ガラス
でも、ひと
ガードレールです。
「はぁあっ?」と、
だって、わたしたち
「な、なんでガードレールが、ここにあるんですかしら?(
からり、と
しかし、
「……ッ」
「……ッ、……ッ!」
そこにあったのは、どこかの
なつやすみに、おばあちゃん
どこ。ここ……?
へなへなと、その
いったい、何がおきているの?
「そうだ! スマホ!」
そうだこれがあるじゃない! これで
それでもスマートフォンは、ウンともスンともいいません。
「ま、まさか。ウソでしょ? バッテリー
あぁあーもぉおおー……。
すると、とたんに、わたしは頭がクラクラするような
……このハリボテ。
なにも知らなかったら、
ふいに、あの
──まったく同じ部屋を作ってはいけない。どっちの部屋がどっちの部屋だか、わからなくなっちゃうから。
ぶる、と
よくないこと、とは、このことでしょうか?
もしかしたら、わたしは
どっちが
「…………ま、まさかね」
ごくり、とツバを
と、そのとき、かすかにボボボボという
すぐ
「おいおいおい
という
どうやら
わたしは
それと
ひとりは、
もうひとりはスラリと
とっさに
「おい
──と思ったら、あっさりと見つかっちゃいました。
キャー。まずい、
わたしは
ふとっちょが「ヒョホ!」とゆかいそうに
ふとっちょが
でも、それどころじゃありません。
ねじられた手がとんでもなく
「おいガキ!」と、ふとっちょ。「
「な、
「ナツオ?」と、ふとっちょは
いや女の子だけど!と
そのまま、カン
「そうか。
ふとっちょが、ニヤニヤしながら
まるで
こわいのをガマンして、わたしはキッとにらみ
「く、
ほんとうに
すると、ふとっちょはハッとしたように
わたしの
「お、おい。まずいぞ」
どうしたんだろう、とフシギになりましたが、そこでわたしも気づきました。
ぼおおおおーぼおおおおーぼーーーーー
と。どこか
それは、むかしネットで
手をねじっていた
わたしは、男たちからすばやく
かれらは、あきらかにサイレンの
「おいガキ。
そう
というか。
どちらかといえば、この
わたしは、そろりそろりと
ところが、「おいオマエ」と
「は、はあ? し、死にたく、なかったら……?」
「
「だ、だけどっ」
「さっきは
むむむむ、ですよね。
いっしゅん
しかたない。ひとまず
うなずくと、それを見た
そして、「
「あ。ちょっと
ふとっちょは、すでにバイクにまたがっています。
もうひとつのバイクには、
「ナツオ。
それをドッヂボールみたいに
わたしがシートにまたがると、すぐさまバイクは
ヘルメットは、ストラップをつけても、ぶかぶかでした。
わたしは、バイクから
「なに、あれ……」
見てしまったのです。
夜のハイウェイを走り
「ここ、ほんとうに日本……?」
わたしは、つぶやきます。
つぶやいた
こんな
もしかしたら、ここは、わたしの
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