サマー・アンド・ドラゴン
和登
#1
はじめまして、こんにちは! わたしは、
そのまますぎて、ガックリきちゃいますよね。
でも、その
あかるくて
学校の
あ、でも
ま、わたしのことは、こんなところかな!
きょうは、
いつもより
とうぜん、お
「あーごめんごめん
みたいな
ひとこと、「ごめんね」とあやまってくれれば、それでよかったのです。
ところが、お
「だから
えっ、てカンジでした。
なぜ
「……えっ。だって、きのう
「お
「
たしかに
かなしくて、くやしくて、わたしは
「お
このセリフは、お
すごくイヤな
お
わたしはたまらなくなって、ランドセルをつかむと、
そして今は、
わたしは
今日はいちにち、ずっとお
ずっと、どうしたら
そのとき、「
かの
つくえから
「なんか
「んーへいき。きょうの
「するわ! てか、どんなイメージなんだ」
「あはは。
「うーん。帰りづらくて」
わたしがいうと、
「なんかさ。ひどい
なるほど。と
「で、いまさらあやまるのも、アレじゃん? 朝のこと、むし
「あーわかる」と
うんうんうん、とわたしはうなずきます。
あやまるのは
それは、とてもむずかしいことのように思えました。
「だけど」と
「やっぱ早くあやまったほうがいいよ。
「……うー。やっぱりそういう
ガックリきたわたしは、つくえのうえにだらしなく
やはり
「え? なにが?」
「だからテレパシーみたいに。いつも
「うーん。まあね」
たしかに、テレパシーが
「……だけど。そうすると、おつかいのたびに、お
わたしがいうと、
「
「ほめてるの、それ」
「もちろん。ほめてるよぉ」と
「
「いつもは、
「おっ、なんだなんだ。
ジョークをいって、
「スマホ?」
「はい。
「えっ。なんで?」
「いいから、いいから。いれてみて」
わけがわからず、いわれた
「なんなのこれ?」
「電源いれるの、はじめてなんだ。こういう
びみょうに
わたしはあきれながら、かの
「あのね。日本の
ううん、と
「といっても、
よくないことって?と、たずねてみます。
かの女は「よくないことは、よくないことだよ」と
「まったく
わからなくなっちゃう?
「そう。どっちの部屋がどっちの部屋なのか、わからなくなっちゃう。すると、
わたしもなんとなく
ぶきみな
そこでふと、学校の
ゾッとして
そのとき、シャララーンみたいな
「か、
かの
「それは
「はっ? もらえないよ。スマホなんて、
「ぜったいになくさないでね。ぜったい。
「
かの
そして、ぽつりとつぶやくように、いいました。
「
「は?」
そういえば、なんだっけ。
ふしぎなことに、
「トーカ」
と、かの女はいいました。
「
とうとつに、
いっしゅん、わたしは自分がわからなくなりました。
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