零夜が終夜を撫でるだけ
〜現在地:アジト・執務室〜
〜零夜視点〜
零夜「ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
終夜「うるさい!!!!!!!!!!!」
午後2時半、食堂で昼飯も食べ、休憩もした
そして第2回戦の地獄を今現在頑張ってやっている、マジで死にそう、そんな事を思いながら俺は手を必死に動かす、たまに「女子フルマラソンの対義語は茶道男子」とか「受験生に向けて落ちない話します、『カエルが2匹居て、ゲコゲコ鳴きました』、オチない話ってね☆」とかいうゴミみたいな書類も混じってて殺そゲフンゲフンぶっ殺そうかと思ったよねまぁそんな事を思いながらも必死にやってるんですけどねぇ!!!!!!
終夜「取り敢えずこっちは終わった、そっちは?」
そんなことを考えていると、終夜が書類を終わらせたらしい、俺は「まだあるけどやるかい?☆」と問うと「やらない」と一蹴される
当たり前か……と思い、終夜のお手伝いはこれで終わりとなった
終夜「俺は帰るぞ」
零夜「へいへい」
終夜が俺に帰る旨を伝え、そのまま帰宅しようとする、だが、少しとあることが脳を横切る
零夜(終夜って撫でたらどんな反応するんだろう)
突然変なことを思いついてしまう
なんか撫でたくない?終夜猫みたいだし
撫でたらどんな反応するか気になってしまう
零夜「あー終夜、帰る前に、ちょっとこっち来てくんね?」
終夜「あ?なんだ」
そう言うと終夜はのそのそとこっちに来る
俺は立ち上がり、終夜は「な、なんだよ」と声を出す、そして俺はそのまま終夜のフードの上から終夜の頭を撫でる
終夜「っおまっなんだよ!?」
終夜が驚く、まぁ当たり前だろう、急に無言で撫でられたら怖いしビックリするだろう、まぁそんなことは思いつつも撫でるんですけどね、終夜は「やめっやめろよ!」とか「なんだよ!何が目的だよ!」とか声を荒らげるが、次第に「なん……なんだよ……」と言うように声が静かになっていく、最終的には無言で撫でられるのを許容したのか、何も言わず俯きながら時が過ぎるのを待っている
零夜(猫だなぁ……)
猫だなぁと思いながら、俺は終夜を撫でまくる、なんか撫で心地がいい、ずっと撫でてられる、フード越しでもなんかいいもん(?)
終夜「れぁ……零夜……もう終わりに……してくれって……」
そして撫でていると、終夜がか細く撫でるのを辞めてくれと俺に言う、こんな終夜珍しいなと思い、俺は撫でるのを辞める
零夜「あぁわりぃ、ちょっと撫でただけだ」
終夜「……帰るからな!」
顔を上げた終夜は、少し頬を赤らめ
そのまま執務室の扉を開けて出ていった
また今度撫でようかな、俺は一時の癒しを感じ、そのまま書類にまた手を付け始めた
個性豊か過ぎる奴らしか居ない零細マフィア組織、カオスすぎて日常が日常してない件について しゃーくさま/本職マフィア書き @sharksama
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