仄多め
零夜「仄が私服盗んで行った」
〜現在地:アジト・執務室〜
〜零夜視点〜
執務室にて、俺は取り敢えず書類をしっかりきっちり終わらせるために奮闘をする
なんでか知らないが書類が増える、一体なんでだろうな?アイツらそんなに経費で物買いたいのか?それとも俺に嫌がらせする為に書いてるのか?まぁたまに「零夜の服を全部根こそぎ奪います」とか言う宣戦布告を受けるんだけど、犯人はわかってるけどな
そんな事を考えながらも書類に目を通す
え〜っとこれは……忘霓の巡回報告か、特に異常なし、最新のラーメン情報も載ってるし、これは良しかな、え〜次は、秋月から、中身見てないけどどうせ禄なものじゃ無いことは分かってるから取り敢えず破り捨ててる……なんてことはせず、流石に中身は見る
え〜っと?「ԅ( ¯∀ ¯ԅ)ぱんなこった☆」
よし、取り敢えずゴミ箱に捨てておいてっと
次は〜……仄からか、内容は?
「零夜の私服を根こそぎ奪います、女狐共の匂いがついて嫌なので洗濯もしておきます」
あら〜なんか宣戦布告受けた、アイツマジか
……取り敢えず、私服盗まれてないよな?
俺は席から立ち上がり、タンスを見る
そしてそこにあったのは、『しっかり盗んだから!洗濯して返すね!By貴方の妻より』とか言う、コイツ遂にネジ外れたんかと言うような内容の紙が挟まれていた
そろそろアイツに反省文とか書かせたいな
まぁ今はそんなことより……
零夜「逃がすかァァァァァァァ!!!!!!!」
俺は自室を勢いよく飛び出し仄の部屋へと走り出す
白月「あっ零夜」
零夜「ヨッス!!!」ビュン!!
白月「早」
まぁ道中白月に会ったり
聖音「あ!零夜〜ドーナッツあるけど食堂で一緒に食べる〜?」
零夜「タベル!!!」ビュン!!
聖音「早!?」
聖音に会ったりしたけど、今はそれより俺の私服が奪われたことに関してだ!
俺はガンダッシュを決め込み、廊下を駆け抜けていく
そして仄の自室へ着き、俺はドアを開けると同人に勢い良く「仄ァァァァァァァ服返せェェェェェェェ!!!!」と叫ぶがそこに仄は居なかった
なんだアイツ自室に帰ってなかったのか?
そんなことを思いながら、「仄〜部屋入るぞ〜?」と一言言い部屋に入る
そして机の上に何かあることを目視する
女性の私物を見るのはダメだとは思うが、何かの紙っぽい?俺はその紙を手に取り、そして見てみる
︎︎『零夜へ
︎︎貴方の私服は貰い受けました
︎︎私と一緒にご飯を食べてくれるなら
︎︎仕方なくこれは返してあげます
︎︎でも近づく度に女狐の匂いがするのは嫌
︎︎なので洗濯だけはします
︎︎最近零夜、私のこと避けてるみたいで
︎︎だから喋りたくなっちゃって
︎︎こんなやり方でごめんなさい、食堂で待
︎︎ってます
︎︎By 仄より』
……と書かれていた
まぁたしかに、最近無意識に仄を避けていたかもしれない、俺は紙をポケットにしまい
食堂へと足を向けた
今日は、仄と2人っきりでどこか食べに行こうかな
そんなことを考えながら、俺は廊下を歩いた
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