第6話
積もると次の日の朝、が大変になるので、みんなで、夕方、雪かきをする事にした。母が、道が凍る前に買い出しに行きたいというので、3人で行く事にした。30分後に出発しよとなって、まずストーブ消して、コタツ、テレビを消して、テーブルの上をきれいにして。少しずつ寒くなる部屋に体がなれていく、今のうちに洗面台へと、顔を洗っていると着替えが終わった弟が、2階から降りてきた。
「ちょっと待って〜。」
「じゃぁ、車の雪はらってくるわ。」
と、弟が外に出た。外の空気が玄関から入ってくる。わぁー寒いなぁ。洗い終わった顔が少しつっぱる、保湿保湿とクリームをのばす。
一段と寒くなった廊下を小走りに階段へと。部屋は、朝起きた時より寒く感じた。着替えて部屋を降りると、外から車のエンジンの音がした。玄関を見ると、弟の靴がないので、車の中で待っているみたい。母を呼ぶと着替え中って、声が聞こえた。台所のドアが開いて暖かい空気が、かろうじて外に出てきていた。台所をみると、食器が洗われていたので、母の着替えが終わるまで拭いて片付けようと布巾に手をのばした。部屋の中はまだ、少し、あたたかい。カチャカチャ音を立てていると、母が、
「ありがとう。おまたせ。」
「うん。少しふいといた。」
母は、マフラーを巻きながら、
「あとは、帰ってきてから、乾かしておこう。積もる前に行こう。」
「うん。」
外に出ると、カーテン越しに見た雪の、5倍くらいある雪がふわふわと落ちてきていた。母が、玄関の鍵を閉めて、車の運転席に座った。振り向いて、
「雪、はらってくれて、ありがとう。」
と、弟に言った。弟は、
「うん。雪、大きくなってきたね。」
「ねー。これは、これから積もるねぇ。」
わぁー積もるかぁ、明日は、学校へ行くの長靴かな。道路に出ると、道は溶けている雪に、新しい雪がかぶさっていた、やはりこれから積もりそうだなと思った。団地にあるヨークは、駐車場がないので、いつも家族で車の時は郊外のショッピングモールに行く事にしている。団地の入り口前は左右に国道が走っている。左に進むとすぐに大きなT字路の交差点がある。交差点をまた、左に曲がってそのままずっとまっすぐ道なりに20分ほどひたすらいくと左手にショッピングモールが姿をあらわす。こんな天気だからか、お店の中に直にいける駐車場は満車が表示されていた。母が、
「まっいいか。」
と、振り向いて私と弟に外の駐車場でいいかなと了承をえていた。駐車して降りて、靴がびしゃびしゃならないよう、最小限に抑えようと少し飛びながら歩いて、お店の中に入って行った。弟が車の中で、本屋さんで漫画を買いたい事、ノートが欲しい事を話していたので、みんなでまず本屋さんに行った。お誕生日に母のお兄さんからもらった図書券の使いかけがあったので私は、今月号の雑誌を買った。弟も、もらっていたが、あっという間に買える分の漫画を一気に買ってしまったため、その後お小遣いで貯まったらで1冊1冊買っていた。気持ちがわからないでもない。その漫画を私も読んでいるので、今日1冊買ってあげた。弟に甘い私だった。母も、アニメ化されて一緒に見ているけど、漫画がそんなに続いているとは思っていなくて、
「まだ、続いているの?。」
と、驚いていた。
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