ほうほう
おもながゆりこ
第1話
会社勤めしていた頃の事。
ランチの時、みんなまるで身構えたように、こんな会話をしました。
「私、何でも『ほう』って言う人、嫌だ」
「分かる、レストラン行っても鉄板のほう、熱くなっておりますのでお気を付け下さいって言われた」
「お水のほう、お持ちします、とか」
「傘のほう、お忘れです、とか」
「メニューのほう、ご覧下さい、とか」
「お会計のほう、失礼しますとか」
「何でもほうって言えばいいってもんじゃないよね」
「ほんと」
「あほう鳥じゃないんだから」
「ほうほう」
「何それ、そうそうって事?」
「勿論(^-^)!!」
「ウケる〜」
「ほうほうって言わない方法は?」
「駄洒落?」
「ウケる〜」
「時間のほうが気になるわ」
「そろそろ仕事のほうに戻りましょう」
「昼休みのほう、終わりね」
一同「おーっほうほうほうほうほう٩(。•ω•。)و」
ほうほう おもながゆりこ @omonaga
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます