はじめは、ほくろから。ほくろには、前世の記憶があるとのこと。するとシーンが変わり、ときに戦国(?)の世。二人の武将は、親睦深く、そして愛し合っていた。ところが、お館様より命ぜられたのは、跡目決着の二人による斬り合い。二人の運命やいかに……。武将二人の切ない友情物語。端麗な文章からは、その胸の内の苦しみを爆発させるようでありながら、琵琶法師の語るように優しく感ぜられます。ブロマンスストーリーの代表格と言っても過言ではないでしょう。みなさま、ぜひにご一読ください。
この展開は、ちょっと虚をつかれましたいちゃラブ展開だと思って読み進めると、足元掬われますよ✨時を超える、想いと記憶に心が疾走ります
題名の通り、ほくろを話に深く取り入れた独創的な作品。長すぎず、短すぎない文章で善きかな。