第2話 一億総懺悔

一転して、1945年(昭和20年)8月15日(水)、日本国民全員がアメリカに懺悔(過去に犯した罪を神仏や人々の前で告白して許しを請うこと)させられました。

評論家の大宅壮一(1900~1970)は、一夜にして「鬼畜米英」から親米・拝米に転換した日本人の軽佻浮薄・節操の無さを、戦後「一億総懺悔」と評しました。

しかし、玉砕を叫んで国民を煽動していたのは天皇・政治家やマスコミ、警察官や職業軍人であり、9,950万人くらいの一般国民は「言うことを聞かないと殺すぞ」もしくは、そういう幻想を抱くように洗脳されていたにすぎないのです。

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