レッスンツー・ナイスカモン

ノットサー〇ンラ〇。

一応こうも書いておこう。

※これは小説上のフィクション表現の一種であり、現実のどんなゲームとも一切の関わりはありません。特にサー〇〇ランとは一切関係ありません。

これでよし。ではイルカモン(ネーミングセンス皆無)の話をしよう。


このゲームにはナイス!とカモン!というクソザコエモートが二つしか実装されていない。

喧嘩を避ける意味合いもあるのかもしれないが、他のゲームで散々別の言葉が煽りに使われてるのを見ると普通に考えたら削除すべき機能だ。

ではなぜこんなものがあるかというと、とても重要で必要な機能だからだ。

このエモートは妙に慣れづらいが、左スティックの下にある十字ボタンを操作する事で出すことができる。上がナイスで下がカモンだ。(オリ設定なし)

どんな時に使えばいいかというと、常時である。

常時である。


どういう事かというと、このエモートは壁越しでも見えるので、お互いの位置が非常に把握しやすくなるというメリットがあるのだ。よく考えなくてもナイスは常時連打する方がいい。良いんだが定石って訳じゃないな、うん。夜中にやってると画面がうるさいのはストレスかかるだろうし。じゃあやるな。

まあただ、連打しすぎて頭のおかしいやつだと思われても連携が取れなくなるので、やはり要所で使えば十分か。主にクソみたいな湧き方をした時にそれをカモンで報せて人手を増やすために使う。おいお前ら雑魚処理ばっかりしてる場合じゃないって!カタパット二体飛んでるって!!4人居ても下にヘビー居て手が足りるか怪しいぞこれ!あもうスペシャル撃つから納品してくれ!(結局要る人手、結果オーライ)

可能なら常にすぐに助けられる位置に居る事が望ましいが、完全に同じ足場に立っても範囲攻撃でまとめてやられてしまう。

主に雑魚によって追いやられ、そうなるように仕組まれている。宿命だこれは。


実は劇中で描写されておらずとも、彼女は途中まではちゃんとカモンを使っていたのだが、頭領戦で心の余裕のなくなった彼女は気づけばそれを忘れていた。

こうなると湧きが激しい頭領戦においては致命的で、味方は彼女が倒れた事までは知っていても、位置が分からなくなってしまったのだった。


え?彼女は”ヘルプ”を押さなかったのかって?ちゃんと押してたさ。…一回だけ。

倒れた時にはカモンエモートはヘルプに置き換わる。そして慣れれば癖で押すようになる。明らかに助けてもらえる確率が上がるからだ。


実際混雑してると倒れた時のバッテンが見えづらい事は非常に多い。後から人数の表示が足りない事に気づいて大童(おおわらわ)というのはよくある話だ。

画面の左側には常に人員の生死が確認できる。味方が倒れたらすぐに気づいて助け起こすべきだ。優先順位で言うなら大型の処理より更に少し高いぐらいだ。

道中片手間で倒せる、持っている武器にとって得意な大型くらいなら倒してもいいが…そこまで奥に居る場合、そもそもスペシャルを使わないと思ったより復帰が不可能になっている事も多い。

という事で今落下してしれっと浮輪になっているそこの君!恥ずかしがらずにヘルプはやられたことの証明として連打し続けるように!!復活するまで!!!

頼む!!してくれ!!!俺じゃすぐ気づけないんだ!!!


という訳で、頭領を引き付けて奮戦する事を義務付けられたギムワイパーくんはともかく(実際には彼にも助けるべき責務があるのだが)、他の2人は大型を処理するのに躍起になってないで彼女を助けたかった。

だが海岸から戻ると非常に時間がかかってしまうし、目の前のすぐ倒せる大型を放置するのも難しい。位置の分からない彼女を一時的に見捨てる事となり、丁度一人分処理能力が欠乏した事で時間切れと相成ったのだった。


頭領を引き付ける、雑魚を処理する、大型を処理する、そして移動しやすい地面を確保して納品する。この4つのどれが欠けてもダメなのだ。

ただし、人数まで丁度この役割に割いてしまうとかなりバランスが悪い。やはり全員がこのすべてをこなせるべきだ。多少の得意不得意はあるにしても。


優先順位はこうだ。

1味方を蘇生する。どの状況にあっても最優先事項だ。ただし、前述の通り手間がかかる場合は少しだけ遅れてもしょうがない。くれぐれも味方のせいにしないように。

2雑魚を処理する。え?大型より優先するのかって?勿論だ。

雑魚は体力は低いが、言ってしまえば大型の10倍は湧いている。どんな武器でも処理を怠れば端に追いやられ、囲まれて倒れるのは必定事項だ。足の遅い遠隔武器だと特にそうなりやすい。雑魚処理能力の高いブラスターは正にこれをカバーすると実感は薄いかもしれないが非常に貢献できる。できているはずだ。(不安)

3厄介な大型を処理する。

そして何度も裏切るようですまないが、これは時々雑魚処理よりも優先されるべき事項へと格上げされる。

大型の中でも優先順位があり、まずカタパットだ。

予測表示のあるミサイルを撃ってくるんだが、同期ズレや足場によっては全くその予測表示が見えない事がある。マジで理不尽に爆発する原因になるので最優先で処理すべきだ。

時点でトウ(そびえたつ塔みたいな奴で射程無限のビームを撃ってくる)。

この二体は海岸から動かないのもあって非常に。もう非常に忌み嫌われる物体だ。

この二体が届かない海岸で同時に湧いたら即スペシャルを切って良い。

平和というものは気づけば終わっているものだ。未然に防げるのが一番良いに決まっている。何度かやるまで実感は得られないかもしれないが、壊滅する度にあそこでああしておけばよかったと思うようになり、いずれ即処理が当然かつ最も貢献できる行いだと思うようになる。

三番目は世論的には怪しい所だが、私はコウモリガサだと思っている。

撃ってくる雨の弾は、即座に撃ち返さねば足場を奪い、最悪体力切れで死に至る。

更に言うと攻撃できるタイミングが限られるので、必ず他の処理をしながら待つ事になるのだ。優先して処理したい。強いて言うなら雨の弾を巧く撃ち返せば一撃で処理できる。倒せないならこの弾だけでも処理したいが、正しい角度にいる味方がいるならくれぐれもそいつの邪魔をする事のないように。(撃ち返す時に、縦はホーミングな射角の補正が入る。本体の体力は高いが、遠目から横軸さえ合わせてやれば片手間の処理が可能だ。)この辺りから雑魚との優先度合いが曖昧になってくるな。

この次にテツキュウというこれまた海岸にしか湧かない奴が居るのだが、少しくらいなら耐える事の出来る波状攻撃をしてくるため、即処理できない場合は僅かに放置も選択肢にあるのだ。勿論放っておけばどんどん厳しくなるのだが。(一匹目は目立つ砲台を置いてくるので結構すぐわかるのだが、知らないうちに数が増えまくっている事でも悪名が高い。)

5番目はヘビーだ。こいつは無敵の巨体を前面に押し出して来るが、後ろからなら倒せるというそういうアレだ。こいつは移動速度が地味に速い(自機の歩きとちょうど同じくらいの)ため、狙われた奴は今している行いを即座にやめて誘導を始めなければならない。近づかれると頭っから跳ね飛ばされて落下しかねない上、身体には即死判定まであるという非常に恐ろしいカイブツだ。単純に占有する面積と直線距離が長くて広いため、これまた速攻で処理しないと危ない。特に背後から来ると思ったより気づけない。色々しながらも視界を振るのを忘れずに。

6番目、まだまだ油断できない。ボマーだ。

爆発する物体を頭の上に掲げてからブン投げて来るという危険極まりない生命体だ。勿論というか、掲げてる間に爆発物を攻撃して一定値まで到達すれば倒すことができる。

ただし、このボマーは背が高いせいで一部の武器は攻撃が全く届かない。一番短い武器でも真横でジャンプすれば数発届く事もあるが、そんなところで上を向いて跳ねていると雑魚に対して無防備で非常に危ないので基本的にはそう言った武器を持たされたらこいつは素通りして他の雑魚を処理すべきだ。次善の策として、中射程の武器でも近づけるように…だ。長射程は雑魚処理は苦手だが大型の相手が簡単に設計されている事も多い。彼等の足場を作ってやることが短射程のまず最初の役目なのだ。そして、このボマーを倒すと周りの雑魚をふっ飛ばしてくれる。これは手慣れた長射程にとってはいざという時の切り札にもなるだろう。

7番目、ダバーだ。ネーミングセンスがないのはいい加減慣れてるだろうからスルーしてくれ。こいつは口から吐いた輪の範囲をガッツリ塗り返して来たあと突然その輪に飛び込んで即死攻撃をしてくる。しかも中心に捉えられると足の遅い武器では全く逃げられなくなってしまう。ただし対応策は簡単だ、線を一本描くように塗れば即座に潜って抜け出すことができる。また咄嗟に塗れる範囲の広い武器ならば、怯まず一回転すれば効果音と共に完全にこちら色に塗り返す事ができる。塗り返してしまえばこいつは頭を打って耐久力が1/3になる。更にその状態はそれ以降も維持され、即死攻撃はしてくるが耐久は低いままにできる。とりあえず塗り返して損はないという事だ。攻撃力の低い武器の見せ場だな。ただ、ボマーと合わせて予告動作が大きいのもあってこいつらの攻撃は要らない足場に誘導してやることも容易だ。慣れれば。よってこの順位という訳だ。

8番目。ナベフタだ。疲れて来たかもしれないが全部やるぞ。

こいつはUFOみたいな見た目をしていて移動している時は無害だ。

ただこちらが一定の〈広めの〉範囲に入ると検知して、無敵のバリアーを張る。

バリアー内にはどんな攻撃も一切通さないし、雑魚が不定期に出てくる湧き場として機能する。ただし、自分の身体を入れる事で嫌がって必ず降りて(落ちて?)くる。一撃必殺で部外者を潰してやろうという訳だ。だが部外者はお前だ。こいつはこの通り防御寄りというか遠くには攻撃的な行動をあんまりしてこない。高台から飛び移ったり、落とした後に乗ってやると一定時間で振り落としてくるが大したダメージにはならない。(ただし水に落ちないように。)どちらかというと一緒に湧いて来る他の大型と重なってる時が厄介極まりない。そいつらには正常な処理手段が通用しなくなるのだ。ではなぜこの順位か。こいつを落とすと、どんな硬い大型も一撃で蒸発してくれる!とんだ利敵野郎だ。という事で害よりも下手すると貢献度合いの方が大きいのでここに居る。ただ、雑魚が多すぎるとそもそも近づけなくなるので過信しないように。

9番目、そろそろ優しめの大型も居るな。ハシだ。(柱の上に小型のイルカが回っているという珍妙極まりない恰好をしている。)

但しこいつは場所によっては優先度が極端に下がる。場合によっては完全に放置しても良い位だ。逆に言うと厄介な場所にそのハシが突き立ったら非常にめんどくさい。周りの足場を取られてしまうので、遠隔武器は動脈が分断されて急に動きづらくなってしまう。という訳で至急の要件がないならさっさと倒してしまいたい。大きな爆発のある武器や、非常に射程が長くて連射の利く武器は柱が立つ前に倒してしまう事も可能だ。また、倒した後の玉も本来は柱の上に湧くので納品の手間を減らすことにも繋がる。柱自体は制圧すれば一時的な安全地帯でもあるが…ほとんどの場合武器の射程が足元以外には届かないし、後述の理由やミサイルで完全に安全とも言い切れない。納品を二つ済ませ、三つ目を持って索敵すればお役御免、長居は無用である。

最後、そしてこれは全く優先する必要のない大型だ。

モグライルカとテツバンだ。まずもってこいつらは害が少ない。

近接攻撃しかしないのだ。移動は速いがテツバンに至っては攻撃力も低いし撃てば一旦止まってくれる。モグライ(!?)は接近に気づけなかった時は怖いが、足元を全く見ていないのは前述のハシを早期に倒そうとしている時ぐらいのものだ。あ、でも油断すると即死するので一応足場には気を配っておくように。

そして大事なのはこいつらは大抵納品箱まで誘導する事が容易だという事だ。処理に慣れていればもはやこいつらそのものが3つ分のイルカ玉に見えてくる。足の遅い武器では多少遠征に気を遣う必要がある程度で、基本的にはリスポーン近くの高台にいれば納品の手間を完全になくすことすらできる。そういう意味で全く優先する必要が無い。むしろなるべく寄せて倒したいぐらいだ。

という事で優先度の話に戻ろう。

4、厄介でない大型を寄せる。これはできたらで良いが、しかし手間に比べて非常に貢献度は高い行いだ。納品ノルマのクリアがしっかり近づくし、単により厄介な大型を素早く索敵する事にも繋がる。海岸から納品する手間を考えれば一時的なタスク増加など安いものだ。(時々処理が下手すぎて溜まって大変な事になるがそれは普通に操作が下手すぎるだけだ。うん。)

大型の種類によって距離感がまちまちなので慣れるまでは移動ではなく攻撃を誘発してしまうかもしれないが、例えば最初はテツバンとモグライだけ寄せてみるだとか、ウェーブ初めの足場を確保するターンで普段よりしっかりと壁を塗って待ってみるとその効用に驚くはずだ。塗り返す手間なんざ些事であり、納品時間が短縮される事の大きさに。

更に言うと、玉攫いという納品の邪魔をする小型も一定数湧く。名前の通り野球の下積みみたいな設定のイルカだが、どんな武器でも弾数発で簡単に倒せて場合によっては通り道に納品箱を含めてくれるのでこいつも可能なら寄せると利敵扱いできる。納品箱に背中を向けて玉を拾っているのが目印だ。


5、索敵しながら足場を確保する。ついでに納品する。忘れがちだがこの二つは絶対に優先事項に入っているべきではあるだろう。

何度も言う通り足の遅くなる重たい武器では足場を取られることだけで致命的になる。雑魚にやられていては話にならない。(だから雑魚もちゃんと処理すべきなのだ)更に時間が来た頃納品出来ていなければ生存していても失敗扱いになってしまう。だからこの納品が一番ポジティブな行いである事に疑いようもないのだが…さて…


6、仲間を見捨てる。では綺麗ごとはそろそろ終わりにしようか。

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