人類の落としもの ⑤

 自分は、どうしたものかと何もかもを心配した。自分はどうしてしまったのだろうと思った。けれど、そんな考えも軽やかになった頭の感触には勝てなかった。考える必要もなかった。

 時間としてはどれほど経ったのか不明だが、時間が経つにつれ自分の意識は着々と現実へと戻っていった。自分の身体を迎合するのに時間が掛かった。自分はその場に倒れ込んで意識を失っていたようだった。


 それだけなら良かったが、自分が意識を取り戻し、肉体の迎合が済んだ時、ひとつの事に気づいた。隊長の姿がどこにも見当たらなかった、だから自分は一人になっていた。

 それに、自分の背後ではそんなに多くはないけれど数人の足音が鳴り響いていたから、自分は投げ捨てられていた身体を再度立ち起こして研究所の方へと走り出した。

 理由も分からない涙が頬を伝うのが分かった。研究所に近づいていくほどに研究所が荒廃してもう機能不全となっている事が分かった。研究所の入り口は開いていた。研究所の白い肌は襲撃した美術館と比べれば汚れていたし悲しみを抱えていた。


 自分は研究所の中へと入っていった。自動ドアだっただろう入り口には砕け散ったガラスが神妙な面持ちを保っていた。中に入った自分は一度立ち止まって周囲を見渡した。研究所は荒らされているような、そんな印象を自分は覚えた。自分は乱雑に床で死んでいる書類を所々踏み歩きながら研究所を歩いた。研究所は二階建てで入り口のエントランスから二階の廊下が吹き抜けていた。普通の研究所の大きさは分からないが、この研究所は少しばかり小さく思えた。けれどこの研究所からは何故か禍々しさすら感じたし、何か大きな壮大な研究をしていた事は確かだと思った。二階の廊下まで吹き抜けているエントランスを含む一階は、全てが来客が待機するだけのベンチだった。研究所としての役割を担っているのは二階の方だった。


 自分は階段を使って二階へと上った。二階の廊下を歩く音が静かに建物中に響き渡った。研究所は夜の森の中で呼吸をしていた。研究所の呼吸や脈拍というのが自分の身体にまで伝わってきているのが分かった。自分の呼吸すら肩代わりしてくれていそうなほど、研究所は強く呼吸をしていたし、自分は一度その場に立ち止まって目を瞑って、深呼吸をしてみた。とても心地良い感覚が自分を取り巻いた。


 自分はこの研究所が〝どのような役割を背負っていた研究所なのか〟が、今のところ全く分からなかったから、自分は注意深く辺りを見渡しながら廊下を歩いた。小さな窓から外に見える夜の森が、この研究所を揺れ動かしている様相が容易に想像出来る。自分は精神的にも物理的にも、この建物に守られていたし、恐らく――それはこの世界の地の果ての辺境からでもやってくる――政府の戦闘員達が必死になって〝ここ〟に進行形でやってきているその物音というのが自分の頭の中には描き出されていた。


 自分は廊下を多少歩いた所に見つけた、かつては厳重な警備が施されていたであろう研究室の部屋の中へと入った。その研究所へのドアには〝資料室〟と書かれたプレートが見受けられた。どうやらここは研究室じゃないらしい。そこはその名の通り資料の纏められたものが保管してある場所だった。


 自分が中に入った途端、突然、まるでそこに今この瞬間までは〝時間の経過〟があったかのように、しん、とした空気感が自分を包み込んだ。この場所だけは時間の経過が疎かにされていると感じた。時間の経過に見放されたこの資料室は、言葉の通り〝時間〟に〝見放されていた――〟それはこの部屋の生命がそこで途絶えてしまってそれが形骸化して残されているかのようだったし、それが何故なのかは分からないけれど、自分の心の奥底でこの研究所自体が〝何かしらの事故に見舞われて、その結果このように森の中に〝隔離〟されている形になっている〟のかもしれない――しれない、程度だったけど、まるで深い憂鬱を飲み込んだかのような気分にさせるこの研究所の雰囲気は、少なくともその自分の憶測が事実であると思わせるには充分だった。


 自分は適当な棚から適当なファイル(それは黒いファイル、ナンバー7と記されている)を手に取ってそれをゆっくり、けれど急いで、読んだ。


 自分は他の棚からも適当にファイルを取ってみた。そうして分かった事が一つある。それは〝この棚にあるファイルに保管されている資料のほとんど全てが、虚空実験やポータルについての資料である〟という事だった。

 自分はその時初めて、この研究所が〝話には聞いていた、虚空実験で政府が使っていた研究所そのもの〟であることを認識した。その認識に誤認はない。

 少しでもいいから――いいやそうじゃないよ、ここはその虚空実験に使われた研究所ではないと、誰でもいいからそう語りかけてほしかった。自分の中で何かが蠢きを始めていた。腹部から下腹部辺りに気持ち悪さを感じた。その時だった。ふと、背後から廊下を誰か人が歩くかのような音が聞こえ始めた。


 自分は資料室の端っこに身体をよじらせた。自らの膝を抱きながら部屋の隅に隠れた。


 足音が自分にどんどん近づいてくる。呼吸が浅いのか、苦しさを感じる。自分の吐息がこんなにも近くに感じられるのは蓮花とのセックスの時以来の様に思う。足音が止まった。資料室の前で止まった。そいつ、は自分の匂いを感じ取っているのかもしれなかった。


 そいつ、と自分、との沈黙が長らく続いた。


 扉の曇りがかっているガラス窓から、男の姿が見える。男は資料室の扉の前でずっと扉を見続けているように見える。男は微少な挙動すら見せない。自分の目には、その男は人間ではなく〝怪物〟の様な存在に見えた。


 怪物は今すぐにでも目の前の扉を蹴破ってきて自分を殺そうと考えているのかもしれない。自分の想像の中では、自分自身はもう殺されていた。男は、ドアの前から立ち去った。コツ、コツ、という廊下を歩く足音が自分と男との距離が遠くなっていっている事を示した。自分は、その場を立って男を追いかけた。


 ドアの勢いよく閉まる音が研究所中に響き渡った。自分は遠くから聞こえる男のどこかに向かっているような足音を追いかけるように、吹き抜けから一階を見下ろした。男の後ろ姿が、奥の厳重で重厚に守られていたであろう分厚い扉の向こうに消え去って行く所を自分は見た。


 自分は階段を勢いよく降りて男の後を追いかけた。男の姿が消えていった重厚で分厚い扉の先には何があるのだろうかと思った。自分はその男に見覚えがあった。その背丈、体型、物理的に香ってこないにも関わらず認識することの出来る匂い……全てが〝世界を動かす人間〟と一緒だった。


 何故こんな所にいるの? そんな気持ちをよそに身体は重厚で分厚い扉の先へ行こうとしていた。扉は壮絶なくらいに重かった。自分は両手で、まるで先っぽに今まで妄想や想像の中で殺した自分自身の死体の付いた綱を引くように、目一杯、しっかりと、強くその扉を引いた。


 自分が扉を引いて、中に入る頃には、世界を動かす人間であろう男の足音はもう聞こえなくなっていた。中に入ると、左右両方の方向に道があった。右手側は、すぐにまた左に曲がる廊下が続いていて、先がどこに繋がっているのかは分からない。そして左手側は……虚空実験に使われていたであろう〝ポータル〟がそこに存在していた。


 自分は吐き気を覚えそうになった。ポータルは、自分自身がまだ知らない自分自身の奥底に眠る〝深淵〟を知っているかのようだった。自分は、自分自身の過去に何があったのだろうと思った。過去がないんだ、そう蓮花に言って蓮花が混乱して、自分がなんとも言えない気持ちになった事を昨日の様に覚えている。


 自分の過去には〝ポータルや虚空実験と関連する何かがあった〟――それは間違いなさそうだった。自分は酷い憂いに目覚めを促された様な情念を覚えて、そして促されたままに、自分は〝何があったのかを思い出した〟。それは深い眠りから目覚めたかのような、様々な感情が取り巻く事柄だった。自分は今この瞬間、何もかもを思い出していた。いいや、それは嘘だ。何もかもは思い出してない。けれど、何もかもに値する大抵のものは、思い出していた。


 自分が自我を植え付けられたと感じ、この世界に認識出来る範囲で初めて〝生まれた〟と感じたのは十歳を超えたときだった。その時に初めて〝自我〟を覚えたし、急激に人生に対する閉塞感も覚えた。それが何故なのかってずっと疑問に思っていた。自分が十五になるまでの人生の大半はその疑問に対する思慮で使い果たしていた。けれど、今ならそれが何故なのか分かる。ポータルを見て、思い出したんだ。――〝自分は、十歳になるまで、この世界にはいなかった〟からであると、今なら言えるのだ。


 それはなんら可笑しいことでもなかった。そのような事に関するハッキリとした記憶があるのだ。自分は九つまでは、この世界とは違う世界に存在していた。その世界は太陽が当たり前の様に存在していたし、花や虫は本来の力を取り戻し、人工物のようなものの一切は最低限に留まっていて、自然と調和し、文化を大切にし、急拵えの〝平和思想〟や〝科学〟を崇高なものとして扱ったり、何もかもに対する――人類が一番だという――驕りを持っているという事もない、そんな世界で自分は生きていたと、今、思い出すことが出来た。 



 自分はポータルから世界を動かす人間へと意識を戻した。自分はすぐに反対側の右手側の廊下の方に歩き出した。自分をどこに連れて行くのだろうと思った。

 自分は頭の中に様々な考えが溜りながらもポータルを後にした。廊下はさっきまでのフロアまでとは大きく打って変わっていた。壁の色は紫に変色していた。右手側に続く廊下の突き当たりを左に曲がると、外へと繋がるドアが見え始めた。


 夜の森を明るく照らしている夜月の灯りが廊下に強く突き刺していた。自分は走った。走っているのだけれど、研究所の廊下は酷いくらいに自分をドアまでへとたどり着かそうとしないし、自分の意識は頭の中で放映される世界を動かす人間の後ろ姿の映像と自分自身の過去の記憶との板挟みで、混在を酷いくらいに極めていた。


 自分は逃げる様に走った。過去から逃げるように、思い出したくもない過去からの逃亡を試みるように、ドアへと走った。混在を極めている意識をなんとか目の前の現実にへと戻ってこさせた時、自分は勢いよく夜の森へと出る事の出来るドアを蹴破っていた。


 自分は夜の森へと出た。


 外に出て周囲を見渡してから自分はゆっくりと足をその場へと止めた。呼吸が荒くなりながら、自分は〝それ〟を見た。それは世界を動かす人間の後ろ姿だった。すぐそこに後ろ姿は存在していた。

 ハッキリとは分からないけれど今の自分は、笑っていると感じた。いいや、確かに笑みを浮かべていた。嬉しかった、やっと見つけることが出来た、もう今もこの〝自分達だけ〟の空間を邪魔する者は存在しないし邪魔をする何もかもだって存在しない――そう、自分は素直に思った。だが、次の瞬間、その笑みは頬から心象の谷底へと落っこちた。


 自分の背後から足音が聞こえた。自分はただただその場に立っている事しか出来なかった。足音はどんどん自分たちの方へと向かってきていた。自分は、どうすればいいのか分からなかった。足音はどんどんと自分たちの方へと迫り来ていて、自分はただ、世界を動かす人間が芝生の上に素足で靴を揃えて真正面を向いているのを見入っている事しか出来なかった。


 足音は現実という名前の付いた絶望と自分とを同化させた。背後で扉の開けられる音が聞こえた。自分の身体は震えていた。銃の安全装置が外される音が次々と聞こえる。足音の数々からして、自分は真っ先に殺されると思った。自分はもうすぐ政府の戦闘員達に殺されてしまうんだ、自分はそう思うと、急に怖さを感じ始めた。けれどそれが自分の思い違いであるという事を自分は数秒後に知った。


「いたぞ!」


 そんな声と共に、軍靴が大地を踏み荒らすような足音を引き連れた男達は、自分なんかを通り越して世界を動かす人間の方に真っ先に走って行った。自分の頭の中は最悪な想像で溢れ返っていた。


 それだけはダメ! 自分は内心そう叫んだ。声は出なかった。自分は戦闘員達と比べると自分のすべき役割を全うするには遅れを取っていた。


 自分は硬直をしていた身体をなんとか動かし戦闘員達の背後を走った。世界を動かす人間との距離が近いのは当たり前の如く戦闘員達の方だった。自分は最大限全速力で走った。ヘルメットが地面に落ちた。自分は走りながら銃を構えた。だが照準を人間に合わせる事は身体が強く拒んだ。自分自身の役目が途絶えそうになっていた。けれど自分が戦闘員達に追いつくことは無かった。戦闘員の一人が銃を構えると瞬間、世界を動かす人間をアサルトライフルで撃ち殺した。


 人類はこの時、〝世界で唯一希望を持っている人間〟を、落とした。それは明確な人類の落としものだった。



 銃弾の嵐は彼よりも自分の心の方を強く貫いた。自分はその場に膝をついた。銃弾は彼の身体がボロボロになるまで彼の身体に降り注いだ。……自分がこれまでやってきた事は間違っていたのだろうか。自分の鼓膜にはべっとりと、それはまるでバタークリームがスポンジを肉体的に迎合し、べっとりと愛の解釈を推し進める時かのような――それ程までに自分の鼓膜には彼の殺される音というのが張り付いていた。


 いっそそのバタークリームで耳を塞いで鼓膜を摘出してしまいたいと思った。戦闘員達はゆっくりと研究所の方――自分の方へと歩いてきた。こんな時だろうと、自分はどうする事も出来やしなかった……。撃ち殺してくれ。死ぬにはもってこいの場所だよ。天国行きを地獄で祈った。


 けれど戦闘員達は自分を殺そうとはしなかった。はたまた殺す価値すらない人間であると判断されたのかもしれない。戦闘員の内の一人が自分に向かって何かを呟いているのが微かに聞こえた。その言葉に他の戦闘員達も微笑を浮かべていた。自分は立ち上がることも出来ない中、虚脱感と無気力が全身を取り包む中呟いた。


「お前……なんて言ったんだよ」


 全ての戦闘員の足が止まった。

 言った本人と見られる男が自分の方に近づいてきて、擦り傷がある自分の顔を見ながら言った。


「残念だったお嬢ちゃん、可哀想に。コールド・オブ・ナーの残った部隊の最後の生き残りの人間が、まさか女だったなんてなぁ……犯す価値もない女が最後に生き残った――って、言ったんだよ」


 それだけを吐き捨てると、男を含めた戦闘員達全員がこの場から立ち去った。


 世界を動かす人間――彼は確実に死んでいた。それに疑いは無かった。そのような感覚が芽生えたのは他ならず〝記憶〟を取り戻したからであった。自分の知らない領域に埋没していた記憶の中に、世界を動かす人間の事についての記憶も一緒に埋没していた。自分は少なくとも〝世界を動かす人間の為に生まれてきた人間〟であると言えた。


 自分は肉体を――果てしない疲弊感を感じている肉体を、起こした。


 世界を動かす人間の死体に自分は近づいた。彼の死体は銃弾の的となったはずなのにも関わらず、傷という傷が存在しなかった。綺麗さっぱり修繕されていた。自分は彼の死体をまさぐった。やっぱり、彼は生きてはいなかった。完全に死んでいた。その現実を認識した時、自分は自分自身の世界の床が底抜けたような感覚に溺れてしまった。世界の床が自分の手の届かないところまで没落してしまった。


 自分は世界を動かす人間――いいや、世界を動かすはずであった人間に呟いた。


「自分はどこか自分の人生の中で、何か重要な選択を間違えたのだろうか。分からないよ。もし君が生きているなら、自分の質問に答えてくれないかな。ごめん……君が死んでいる事を受け入れることが出来ていないんだ。自分の、生まれてきた意味そのものが君だから。君という存在がいなければ、多分自分が生まれてきたこともないだろうし……、でもだからって君を酷く恨んでいるとか、そんなんじゃないんだよ。ただ、君が死んだ今、唯一希望を持っている人間が死んだ今、驕りに驕りを重ねて、消費をすることが人生であると勘違いをしている人類は、どうしたら自分が九つの時までいた元いた希望溢れる世界の様になるんだろう? ――……分からない事だらけだよ。今思い返してみると、君がいたからこその自分の人生であって、命であると言えるから……。最後に、聞いていい?」


 彼はなんにも答えなかった。でも自分は言った。


「本当に……君の為に自分は生まれてきた人間なのかな? …………変かもしれないけど、逆のように思えるんだ。昔の自分は、さっき言ったみたいに自分自身というのは君の為に生まれてきた存在であると、思っていた。でも、逆なんじゃないかって思うんだよ。自分としてはね、自分という存在が生まれたからこそ、この世界があって、君の存在がある――実際、そうなんじゃないのかな? 本当はこんな事を言うのは不本意だよ。でも、自分はこの世界の〝主人公〟として言わなくちゃならないんだ――〝自分が生まれてきた時から、全ては最初から決まっていたんだ〟ってさ。それについて、君はどう思う?」


 彼は何も言わなかった。


 自分は、彼を〝食べた〟。そうして、世界を動かす人間がかつて持っていた希望を摂取した

 そうすると清々しい気持ちになった。自分が彼の死体を石窯で焼却した時から強く感じていた憂いや乾き、そして飢えに至るまで、全てが自分の元から立ち去った。

 自分は彼の死体から立ち去ろうとした。立ち去る前に、一度そこら辺に生えていたお花を摘んで、献花として彼に供えた。


 そうして、自分は彼の元から、この彼の潜在意識の世界から立ち去った。自分が目を瞑ると、眩い光りが自分を強く包み込んだ。潜在意識の世界が崩壊していくのが分かった。彼の希望のエネルギーというのは強大だった。けれど、それが彼から離れた今、世界の崩壊というのは必然な事でもあった。ふと、自分の耳元で誰かが囁くような、そんな韻律が聞こえた。


 『そうなんですよ。貴方の言った事は、何一つ間違ってはいない。私がいて、貴方のために貴方が存在するのではない――貴方がいるからこそ、私がいて、世界があるのです。貴方が生まれた瞬間から、全ては決まっていた。虚空実験の失敗から、私の死亡に至るまで――全てが、otibaさん貴方の生まれた瞬間から、決まっていた。もし貴方が生まれなければ……? ……まぁ、そういうことです』

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