第24話 対人戦①
控え室〜
レオン
【最初は俺か。相手はさっき絡んできたやつか】
天龍
【やぁやぁレオンくん。正々堂々と
拳を交えよう!!!】
ふんっ
とレオンは鼻で笑った
.............
..........
......
試験官
【只今より、対人試験の第1試合を行う。
時間は無制限、どちらかが戦闘不能になるか
試験官が危険だと判断したら終了だ。
合否に勝敗は関係ないので思う存分戦え。】
【第1試合 レオンと天龍 ステージへ。】
会場がざわめく
アイツら魔力凄かったやつだよな!?
しかも光属性と闇属性だぜ
こんなの滅多にお目にかかれない
とはいえまだ入学前だぞ? 大したことないよ
どうせ塩試合だろ
レオン
【外野がごちゃごちゃうるさいなぁ。】
天龍
【まぁ、いいじゃないか。本気でいくぞ】
レオン
【どうぞお好きに。】
試験官
【第1試合.......スタート!!!!!!!】
レオン
(とはいえ実力は未知数。少し様子を....)
天龍
【後ろ】
ドゴン
レオン
【ガハッ...】
天龍の拳がレオンの腰を抉る
天龍
【えー。見えてないじゃん.....
期待はずれか?】
レオン
【ハァハァ...中々やるじゃないか】
天龍
【《闇魔法 ダークボール》】
8つもの闇属性の球体がレオンを襲う
ドゴォォォォォォォン
試験官
【すごい威力だ。初級魔法だがこれは....
結界が無ければやばかったな....
さすがに終わったかしら】
天龍
【もう終わったんか?】
土煙が晴れ、無傷のレオンが現れる
天龍
【ほう。どうやって防いだ?】
レオン
【あー...ただの光魔法。初級の笑
大した威力ないからこれでいいかなって】
元来、光属性の魔法は守りに長けている。
相対する闇属性魔法さ攻撃に長けている。
まさしく矛と盾。という言葉が相応しい
天龍
【やっぱりお前おもしろいなぁ】
レオン
【そりゃ、どーも。もう終わり?】
【じゃあ次は俺からいくね
《光魔法 シャイニングレイ》】
試験官
【いきなり中級魔法!?!?!?】
空から光の槍が雨のごとく天龍へ
襲いかかる
天龍
【《闇魔法 デーモンの盾》】
天龍の頭上へ盾が展開される
レオン
【その防ぎ方....失敗だったな】
レオンが指を横へ曲げる
グィィィィィィィィィン
光の槍が方向を転換し、360°全方位から
天龍を襲う
ドドドドドドドドドトドド
天龍
【いてぇ....軽減90%があるとはいえ
このダメージ。光属性ってこんなにも】
レオン
【《光魔法 シャイニングレイ》
《多重発動》】
とてつもない数の光の槍が天龍を襲う
試験官
【これはさすがに終わったか。
第1試合を終了する。勝者 レ】
ゾクッ
禍々しい空気が天龍から漏れ出す
会場はおぞましさに静まり返る
天龍
【《地獄の門 開門》】
レオン
【なん......だ....この邪気は....】
天龍
【《ソロモンの...》】
???
【それはここではダメだろう
《強制閉門》】
レオン
【ハァハァ.....なんだったんだ今のは....
うっ...頭が痛い......】
天龍
【ちっ。命拾いしたなお前。
ま、勝負はお預けだ。仲良くやろうレオン】
レオン
【あ、あぁ.....】
試験官
【だ、第1試合終了です!!
両者最終試験まで学院内の宿舎で
待機していてください!】
........
.....
...
レオン
【危なかった....あと少し遅かったら
天帝を.....いや、助かったか。
神器も見られなくてよかったか....】
天龍
【お疲れ様。お前なんで本気を出さない?】
レオン
【俺はいつだって本気だよ。さっきもね】
天龍
【ふん。まぁいつか出させてやる。
じゃあな、レオン】
.......
......
...
倍丸
【万鹿。アレは使うな。】
万鹿
【うん。わかってる】
........
.....
...
試験官
【それでは、第2試合を開始する
花音 vs 万鹿 ステージへ】
花音
【はじめましてだけど、なんかあんた
合わない気がするわ。】
万鹿
【えっ、すみません....宜しくお願いします..】
花音
【その態度もなんか気に食わない
あんた適正属性は?私は光】
万鹿
【私は時属性です。】
花音
【ふーん。まぁ倒すけど】
試験官
【第2試合.....スタート!!!!!!!!】
花音
【《光魔法 五重結界》】
【さぁ。かかってきなさい!!!】
万鹿
【随分慎重なんですね。】
万鹿がクスッと笑う
花音
【むかつく。いいわ。こっちからいく】
【《光魔法 ホーリーボム》】
光属性の爆弾が万鹿を襲う
パァン
ホーリーボムが万鹿に到達する
までもなく消滅する
花音
【えっ?】
万鹿
【ごめんなさい、花音さん。
私に魔法は効かないの】
花音
【一体何をしたの!?】
万鹿
【秘密です。では次はこちらから】
《重力魔法 グラビティノヴァ》
ズン
花音にとてつもない重力がかかる
パリィン
パリィン
パリィン
パリィン
パリィン
全ての結界が破壊される
花音
【グッ、、がァァっ】
万鹿
【花音さん、降参して下さい。
肉体が潰れますよ。軽減無視なのでこれ】
花音
【ハァハァ...誰が降参なんて...ぐっ..ゴハッ】
花音が吐血する
万鹿
【試験官さん、もう無理ですよ。
戦闘不能です】
花音
【まだよ!!!まだ私は!!】
万鹿
【重力2倍】
花音
【うっ、、ああっ、、】
万鹿
【仕方ないですね....重力5】
花音
【《降神 武甕槌神(タケミカヅチ)》】
ブゥン
重力魔法が解ける
タケミカヅチが召喚される
万鹿
【だから魔法は意味ないですって....】
【え?なんで消えないの?】
花音
【ハァハァ.....教えといてあげる.....
これは....ハァハァ....魔法じゃない....】
【やれ、タケミカヅチ】
《雷槍 タケミカヅチ 乱刺し》
試験官
【まずい!魔法じゃないなら軽減は...
この試合とめなきゃ】
万鹿
【やめて、降参するから来ないで!!!】
花音
【無理だよ。あんただけ無傷なんて
私のプライドが許さないから。
じゃあね。どこかのお嬢様】
試験官
【やめろおおおおおおおおあああああ】
ズゥゥゥゥゥゥゥゥン
カチッ......カチッ......カチッ.......カチッ
花音
(声が出ない...それになに? 時間が止まってる?どういうこと?)
万鹿
【ハァハァ.......ガハッ.....】
カチッ.......カチッ.......カチッ
花音
(世界の時間が止まったの!?
誰も動いてない。そんなのありえない)
万鹿
【ハァハァ...危なかった.....ソレ..しまって】
花音
【.....今は抵抗できないわね。わかったわ。】
タケミカヅチが消滅する
万鹿
【ハァハァ.....ありがとう....】
試験官
【えっ!?一体何が!?お互い倒れてる....
とりあえず試合終了!、引き分け!!】
花音と万鹿は医務室へと運ばれた。
倍丸
【万鹿。時空間魔法は使うなと言っただろ。
まだコントロール出来てないんだぞ】
万鹿
【わかってるけど使ってないと死んでた。
あの子いったい....】
..........
.......
....
試験官
【えー、気を取り直して第3試合!!
みぃVS 孝一郎 ステージへ!!!】
24話 完
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次回25話 対人戦②
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