第3話 3rd 巫女 花音


天宮神宮 


鹿児島県にあるその神社は

日本の最高位として連日

多くの参拝客で賑わっていた。

広大な土地は東京ドーム875個分に匹敵する


そこには、神を口寄せすることが

できると噂される巫女がいた。


神巫 花音(かんなぎ かのん)


全てを見透かすような澄んだ目を

しており、姿を見たものは虜になる。

整った顔立ちをしているダイナマイトボディ


参拝客の多くは御利益があると

花音目当てに訪れるという。


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-天宮神宮 社務所-


花音

【だっっっっっっっっっっる

 参拝客多すぎだろほんとにwwww

デュフデュフ言いやがって気持ち悪りぃ】


宮司

【こら。そんなはしたない言葉を

 使うのではありません。何度言えば

 わかるのですか貴方は】


花音

【いや、ぶっちゃけ神なんていないじゃん。

 神を口寄せって何言ってんのって感じ。

 まじくだらない。おじさんさぁ、私

 東京の大学に行くから!絵の勉強したい】



宮司

【ダメですよ。どれだけの人が貴方をの

 口寄せに思いを馳せ参拝しているか。

 そんな簡単な話しじゃないんですよ。

 それに母のことも忘れたのですか?】


花音

【わかってるよ。。。別に、言ってみただけ

 だし。東京に行きたいなんて思ってない。

 でも最寄りのスタバまで遠すぎんだよ】



花音の母は花音が幼い頃に行方不明に

なっており、現在も見つかっていない。

元々は母が神を口寄せする巫女だったが

行方不明となったあと花音が跡を継いだ。



花音

【ちょっと散歩してくるからほっといて】



宮司

【やれやれ、、また母親を探しにですか。

 花音の母親が行方不明になりもう2年。

 花音も17歳ですしそろそろ前へ進んで

 ほしいものですね。】


..........

.......

...


-天宮神宮 勾玉池-


花音

【私だってわかってるもん。そろそろ

 前に進まなきゃいけないって。

 お母さん、、、どこに行っちゃったの

 会いたいよ。寂しい】


勾玉池の水面には、月が浮かんでいる。

今日は晴天。満月がよく見える


のん..........ん.....


花音

【ん?なに?誰かいるの?】


か.....ん..........かの.......ん


花音

【ねぇ!誰!誰かいるの!?】


のん....かのん.......げて........にげ.....て


花音

【お母さん!?どこ!?どこにいるの!?

 私はここにいるよ!!ねぇ!!】


足音がする


花音

【お母さん!?】


宮司

【おやおや、ここにいましたか。

 さぁ、帰りましょう。身体が冷えますよ】


花音

【なんだ。おじさんか。ほっといてって

 いったでしょ!もう少しここにいる】


宮司

【いいえ、帰りますよ】


宮司が花音の腕を掴む


花音

【触んないで!!!!!!!】


宮司

【チッ。なんですかその態度は。

 ほら!こっちは来なさい!!!!!】


宮司は花音の肩を力一杯掴んだ


花音

【いやぁっ!!やめてよ!!!

 触んないでってば!!】


ドンっ


花音が宮司を突き飛ばした。


宮司

【痛いですね。全く。ほんとに貴方

 いや、あなた達は】

















































【親子揃って乱暴なんですねぇ ニチャア】





















花音

【え?今なんて?】



宮司

【親子揃って乱暴ですねと言ったんです。

 まぁ最後の方は抵抗しなかったですね。】


【いやぁ、貴方の母親は良い肉付きで

 最高の身体でしたよ。殺してしまうのが

 惜しいくらいにね。】


花音

【なっ、えっ、どういう、えっ、、

 お母、、さん、死ん、、、え】


宮司

【まだわかりませんか?私が殺したんですよ

 最後使うだけ使いましたがね笑

 貴方を殺すと言えば黙って私の言いなりに

 なりましたよ】


花音

【そんな。。。お母さんが。。死ん。。。】


宮司

【あぁ....良い....その表情..........すごく良い..

 母親と同じだ。絶望に打ちひしがれたその

 表情。今すぐに犯したい.....ジュルリ】



花音

【・・・】


宮司

【おや。もう諦めましたか。

 まぁ助けを呼んでもこんな時間にこんな場所

 誰も来ませんよねぇえええええwwww】


宮司

【さぁ、こっちへ来なさい。

 大丈夫です。優しくしてあげますよ

 ほら。はやく】


花音

【最後に聞かせて.....本当にお母さんは

 貴方に犯されて........殺されたの?】


宮司

【最後?しつこいですねぇ。

 そう説明したではありませんか。

 何度言わせるんです。さぁ。こっちへ】









花音

【降神】














宮司

【はい?いまなんと?】


【!?】




花音がそう唱えた刹那

12本の光の柱が出現する


花音

【武神 毘沙門天】



宮司

【ななな、なんだこれは!?!?!?

 わ、私は何を見ている!?】


花音

【神様は   いるんだよ。 

 さよならおじさん】


【毘沙門天 百魔の槍】



宮司

【や、やめ、、、やめろおおおあああああ】




花音

【神ツカミ】




その日、日本最高位の神社が地図から

姿を消した。


神社の敷地そのものが消え

跡地は海となった。

以降、三重県にある伊勢神宮が

日本の最高位と成った。


???

【ふぅん。日本にもいたんだ】


..........

.....

..

.


花音

【転生】




第3話 完


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第4話 4th 天才?みぃ

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