第2話 女子100m 日本記録を狙えそうなのは誰だ!?

続いて、女子100mについてです!


正直言うと、男子と比べて女子100mは世界と大きく溝を開けられてしまっています。


世界100m走女子の記録ランキングによると、今年の日本人の最高順位は御家瀬みかせ みどり選手で、6月に出した11.37の207位です。サニブラウンの15位、柳田選手の25位に比べるとかなり差がありますね。この秘密を解明しなくてはいけないですね。


女子100mの日本記録は福島千里選手の11.21秒です。

この選手は既に引退しています。


ちなみに世界記録はジョイナーの10.49秒で、1988年以来破られていない記録です。エレイントンプソン(10.54秒)やシェリー=アン・フレーザー=プライス(10.60秒)などがかなり近いところまで来ていますが。


✨✨✨✨


さてはて、先ほど日本人の最高順位の話をしましたが、だからといって御家瀬選手の五輪内定、というわけにもいきません。


日本女子100mも、男子と同じく群雄割拠。


いや、女子の100mはちょっとしたコンディションの違いで男子よりも記録の振り幅が大きいと感じますので、一気に日本記録更新ということだってありゆると考えます。そして、11.6秒台で走っていた選手がいきなり11.2台で走る可能性も…


今年、日本選手権でパリ五輪選考を争う100m女子、今年のベストで11.50秒を切っている選手をまとめました。


注: 世界陸上のサイトを参考にしています。


御家瀬みかせみどり選手(23歳) ベスト11.37 今年のベスト11.37

山形やまがた愛羽あいは選手(18歳) ベスト11.41 今年のベスト11.41

鶴田つるた玲美れみ選手(27歳) ベスト11.44 今年のベスト11.44

君島きみしま愛梨沙ありさ選手(28歳) ベスト11.36 今年のベスト11.45

三浦みうら愛華まなか選手(22歳) ベスト11.45 今年のベスト11.45


以上の選手です。もちろん、この他にも有名選手が多数とは思いますが、とりあえず今年のタイム元に厳選しました。


それにしても、なんとタイムが近いこと近いこと…それに、今年ベストを更新した選手の多いこと多いこと…君島選手以外みんな今年がベスト記録ですね。


上記の話とは別に、怪我さえ治ればトップ戦線に食い込んでいたのではないかと思われる選手たちも紹介しておきます。

長い競技人生を考えると、しっかりと治して身体を作ってから復帰するべきでしょうが…もしかしたら、出てくるかもしれませんから、名前と記録は出しておきます。


兒玉こだま芽生めい選手 (25歳) ベスト11.24

日本歴代2位の記録を持つ強者です。怪我の前は何度か11.3台でも走っていますね。今年の室内60mが好記録で全国2位。復帰が近いと思われます。


青山あおやま華依かなえ選手(21歳) ベスト11.47

伸び盛りの真っ最中に怪我をしたようで、元々東京五輪にも参加した選手でした。経験もあるし、全力でレースができるように回復すればトップ戦線に食い込んでくること必死でしょう。



それでは、個々の選手を見ていきましょう。




▽ 御家瀬緑選手


現在はアメリカで小池祐貴選手と同じチームでトレーニングしているようです。

過去に何度か11.4台では走っているようですが、ここでベストタイムを出してきたということは、渡米でのトレーニングの成果が出ているようですね。


今年は日本のレースにあまり出ていないようなので目立ってはいないですが、海藻的には日本選手権の優勝候補の一角です。




▽山形愛羽選手


今、最もノリに乗っている女子スプリンターかもしれません。どんどん記録を伸ばしていっているイメージです。


身長は154cmと小柄ですが、力強いスプリントで日本学生個人選手権の大会記録を塗り替えました。

まあ、世界最高のシェリー=アンも153cmですし、シャカリ・リチャードソンも155cmなんで、身長ってスプリントに関係ないのかなって思っちゃいますね。


この選手が優勝する可能性も十分にあると考えます。いや、一番可能性高いかも。




▽鶴田玲美選手


この選手も、27歳で自己ベストを更新していますね。

レース経験も豊富で五輪の経験もしていて、上手く選考のポジションに潜り込んで来るかもしれないです。


しかも彼女は今年の室内60mの日本王者ですから、トップスピードのアドバンテージを生かせば勝ち残るかもしれないですね。



▽君島愛梨沙選手


11.45と好記録を出していますが、まだまだ余力を残していそうな気がします。28歳ですが、徐々に記録を伸ばしてきた選手で、ベストの更新が2022年なので、さらに記録を伸ばしてくると予測されます。


しかも、ボブスレーと二刀流の選手で、かなりパワフルなスプリントスタイルが特徴的です。




▽三浦愛華選手


この選手、今年4月の出雲陸上で、君島選手、山形選手、鶴見選手と決勝で一緒に走り、見事優勝しています。勝負強さを持ち合わせているのかもしれないですね。


この選手も、今年のタイムがベストです…


✨✨✨✨


上記の選手たち、タイム的にもみんなほぼ五分で、誰が勝つか、本当に分からないですね。


✨✨✨✨


さて、若手と言えば、下の世代でも速そうなのが育ちつつあります。

今現在の実力ではパリ五輪とは関係ない(と思いますが!?)かもしれませんが、今日は二人紹介しておきます。


小鉢こばり陽葉あきは選手(17歳) ベスト11.65

怪我のせいでずっと不調だったようですが、まだ成長期なので、休養を取り完治してからでも十分伸び代があると考えます。

Youtube観てたら、怪我の最中に今までやって来なかった身体を作るトレーニング(柔軟とか体幹とか)をしているようですね。復帰後、成長した身体に見合った全力走りの感覚を覚えれば急な成長が見込めるのではないかと…



三好みよし美羽みわ選手(14歳) ベスト11.79


スーパー中学生。同世代のスプリンターでは頭抜けている感じで、毎年自己ベストを更新しているように見えます。

どこまで速くなるのか、怪我ないように頑張ってほしいですね。このままいけば日本記録どころか、世界レベルで戦える選手になるかもしれません。



以上、女子100mでした。


次回は五輪で活躍が見込める選手をピックアップしていきますw




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る