第346話 色々とバレて来ました!
謁見の間に通された俺達、王様は宣言して俺に王位を贈った事を伝える。
更に俺が大公様の兄だと言われて、余りの若さにみんなビックリしている。
「疑う者もいるかもしれないが、皆に言っておくぞ!大公様は生き返り若返った!
そして容姿は黒髪に黒目である、気をつけよ若返って容姿が違えども中身は大公様だ、絶対に失礼の内容にな! それにこのお兄様はそれ以上の実力者と聞く、何故なら王女様に求婚して、すでに王女様は孕られている」
個人情報をバラすな王様、この国の個人情報保護法は無いのかよ!
「それではその後のお世継ぎも決定してますね」
何処かの貴族が王様に尋ねてくる? イヤ指名制度と聞いてますけど?
「あゝこの国は当分安定している、たとえ帝国でも亜人国でも、大公様と兄上の新王様が守ってくれるだろう!」
元王様が宣言すると謁見の間は歓喜に、周りの騎士達からも歓声が上がって来る。
「遂にこの国も帝国から独立だ!」
「そうだそうだ、この国は何処の国の配下では無い!」
「明日にも絶縁宣言をしてくるぞ」
それをやるとシズカが起こるだろうよ、仕方ないから元王様に相談する。
王妃様以下王子達も、側で聞き耳を立てている。
(王様、帝国ですけどカオリから聞いていませんか?あちらの女帝も死んで生き返って若返ったて)
(まあその事は聞いていない、風の噂で新皇帝が新たに生まれた事は分かっている。ただ女帝が死んだとは知らないし、若返って生き返ったのか?)
(ええとしらないんですね、ならどう説明しよう?)
俺は考えているけど、何故か周りに人が集まって来ている。
「大叔父様、帝国の事は本当なのですか?」
「女帝が生き返ったと」
「やはり女帝も不死身か!」
みんなが聞いて来る、そこまで言うなら本当の事を言ってもいいかもしれない。
「では真実をお話ししましょう、皆さんの心構えは大丈夫でしょうね」
「「「「「ハイ」」」」」
周りが一斉に返事をする。
「それではまず言っておきます、私の妹と女帝はよく知っている中です、そしてこの度亜人国に私が行った先の同行者の1番のトップは、生き返って若返りした女帝さんです」
その時に色々な声が聞こえて来る。喜怒哀楽に女帝を非難して、またこの国に帝国の力がとか、それならいっそ戦争だとか!やはり大叔父さんでも女帝の下に付いているとかね!
「今言った通り、生き返った女帝さんとは私は知り合いですので安心してください!」
その言葉でみんなの声が止まる。
「ええ女帝様と大叔父様は知り合いなんですか?」
王妃様が聞いて来たので素直に答える。
「ええと昔の恋人で、今は同行者かな」
また周りがざわつき始める。
「あのー大叔父様は、一体何者なんですか?」
第一王子が聞いて来たので、答えておく。
「一般の平民だよ!大公の兄だって言うだけで王族認定だし、カオリに王女を押し付けられたし、女帝だって生き返らせたら知り合いだっただけだよ!」
俺が言い終わると、王様が質問して来る。
「大公様だけでなく、女帝も生き返らせたと?」
「ええと本当に生き返らせました!」
周りはざわつき、混乱が始まってしまった!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます