第344話 王族にメロウを会わす!
そしてジュースとお菓子を一通り出してあげる。
「これは美味しくて甘い」
「フフついて来て正解です」
「中々の甘味だな、俺も美味いと言ってしまう!」
王族より、勝手について来た奴等に評価されてもね、メロウは偶に姿を表して、クッキーを頬張ってニコニコしている。
それを見た王族は驚き俺に聞いてくる。
「大叔父様、そこに偶に現れる精霊は何者なんですか、見えたのは我々の目がおかしいのですかね?」
やっぱり精霊は見えない方が当たり前なんだね、見える精霊は可笑しいのかな?
「俺が契約した精霊だよ、何も悪い事はしないので安心してくれ!」
その言葉にメロウは。
「初めまして、世界樹様の臣下中級精霊のメロウです、よろしくです」
メロウが喋った事にみんなびっくりしている。
「「「「精霊が喋った」」」」
王様は驚き。
「ええ本当に声を聞きました!」
王妃様も追随。
「やはり大公様が言った通りに大叔父様は偉大です」
第一王子が俺を褒めると。
「ハイ尊敬します」
何故か第二王子に尊敬される?
「まあこれからもよろしくお願いします、では私達は先を急ぐので!」
俺が言って退出しようとした時に王様が言ってくる。
「何か、急ぐ用事でもあるんですか?」
そうだ王様にも報告しておかないと。
「実は……です」
俺は亜人の国に行った事と亜人の国の王様がこの国に来る事を言ってあげた。
「亜人国の王が此処に攻めてくるんですか?」
「貴方どうしましょう、すぐ大公様に連絡しないと!」
待ってくれ王妃様!人伝に伝わって話が違うと困るので俺がカオリに報告するよ。
「大丈夫ですよ、俺が友好の親善大使として書簡を渡して……まずい」
書簡は今だに俺が持っている。
「どうされました大叔父様?」
王様が聞いて来たので俺は返答する。
「用事が出来ました、カオリに連絡して来ます!」
俺は部屋を出ようとするが、王様と王妃様に袖を掴まれて動く事が出来ない。
「待ってください大叔父様!」
「お願いします、何処かに行かないで下さい!貴方達もしっかり押さえて逃してはダメよ」
更に王子2人も俺の足を掴みにくる。
「分かりました、逃げませんので話し合いをしましょう」
仕方がないのでもう一度ソファーに座る。
「いいですか、友好の為に来るのです、占領に来るわけではありませんからね!」
俺が言うけど、王族達は不安顔。
「ですけど噂に聞く所に寄ると、全ての人族を殺して食べる王様だと言われているんです」
王様から怖い話が。
「私達王族が1番最初に食べられてしまいますよね、わたし変な味しないかしら」
王妃様、それは何の事です?
「俺は若いから、食べる所ないぞ」
「俺なんてみんなよりも、背が低いし」
俺に言い訳しても仕方ないよ、ただ亜人は人を食べないからね。
さてこの怖がっている王族をどう説得するかだな!
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