第334話 亀さん!

逃げた俺達は、朝方に海岸に出て速攻でジェットスキーで岸を離れる。


「昨日の晩は酷かった、ここには2度と寄らない!」

「まあ、我の日の本にいた時代は、其処彼処にあの臭いがあり割と平気だったがな」

「俺の時代は水洗なの!あんな臭いのトイレは滅多に無いんだからね!」


もし缶詰加工の技術が有ればあの缶詰もできてしまうのか!

しかし海産物で臭いが強烈な世界のトップと2番手、そして5番目ってどれだけ魚を腐る食べる加工技術があるんだよ!

(※作者注※くさやは焼く前でもベストテンに入ってます)


そして日本人、世界一は無くてもベスト10に片っ端から入れるなよ!


くさやを焼いた後と前で2つ、鮒鮨に納豆、沢庵の古漬けってさ5つも入っているじゃん、変な番外に野球した後の靴下てなんだよ!この統計を取ったの日本人だろう。


ウチは乾物屋で、あまり臭いが激しい物は無いけど、俺のお好み焼き屋の方は隠れたトッピング素材で納豆と沢庵がある、たまには出すけど白飯で食えよ美味しいぞ!


そんな事を考えて海を走る。


今度こそプレスケーク王国を過ぎて帝国の港に着いてやる!その為のジェットスキーだからな。


そして海岸線を回って行くと大小2つの岩? 小島かな。


「旦那様、あれは不味い何処からか陸に上がれんか?」

ボタンが2つの岩を見て、何故か進路変更を申し出て来た、あの2つの岩(小島)に何があるんだ!ただ外を回ると黒い海に掛かってしまう。


「外回りだと深い海で、大型の魔物が出るんだ、陸も登る訳にも行かないし、上がれる海岸も無いよ、あの岩と岩の間を通るからね」


「駄目、避けて戻ってくれよ旦那様!」

ボタンの言葉を無視して、間を通ろうとすると、突然2つの岩が海から出て来て大きくなる、俺達はそのまま間の所で上に!


「どうなっているんだよ?」

「だから言ったのに、余計な奴に会ってしまったよ!」

何だ余計な奴って?それにこの2つの岩は生き物なの?


すると小さな岩の方が動いて、こちら側に?

「なんか見た事のある生き物なんですけど!これは何かなボタン?」

「逃げろと言っただろう、此奴は玄武と言う者だよ会いたくなかったね」

玄武って亀の神様、亀仙人の方か?


「ふーん、この頃見かけないと思ったけど、こんな所に隠れていたんだ!

やっと見つけたよ龍チャン!」

亀が龍を見つけてた、なら地球に帰れるのか?


「おいおいボタン、もしかして自由に行けるの地球に!」

俺は思ったボタンの知り合いならば、地球に帰れるかも!


ボタンは考えて、玄武に聞く。


「お前さ、此処は何処だかわかるのか?」

「ええと、日の本だよね……あれ匂いが違う何処なの此処は?」

この反応に納得顔のボタン、そして玄武に何かを言う。


「良いから考えるのをやめてくれ、此処は我々が知る日の本で無い、此奴は日本人と言っているが、我らが生きていた人とは違う様だ!」


そんな説明をして話し合う2人、俺はただ聞くに徹した!













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