第232話 やっと帰るよ帝女!
そして、何時迄も睨み合いをしていても埒が開かない。
「なら話を纏める」
俺が言うとシズカは。
「唐突に話を纏めるか?それで!」
「あゝおそらくワキは亜人国の何処かにいる。そして確実に生きているはずだ!
だからどうにかして情報を集める、1度俺は領地に帰って皆んなに指示を出して、店を戻してもう1度スベリエ王国に行ってくる、あそこなら情報が手に入るだろう」
皆んな黙って考えている。
「聞くがマサシ、もしかしてエルフの王女狙いでは無いだろうな?」
痛い所をシズカが聞いてくる、確かに第2王妃はエルフ、娘の第2王女と第4王女はハーフエルフ、そして見ていない第2王女様!ぜひ見てみたいと俺はおもうよ!
「やはり顔に出ている、王女よ許可は出す! なもう2度とこの国に戻らなくなるかもしれん!」
「えぇ本当ですか!ジー」
王女が俺の手を離さず、顔を下から見てくる。
「さあ白状しなさい、貴方の目的は地球人それともエルフ!」
どっちの答えも女性ですけど、俺は不利で無い?
「いいか王女よ「蘭と言ってください!」
「なら改めて蘭、とにかく行ってみなくては情報が集まらないだろう、俺なら自分で身を守れるし、店が有れば衣食住どうとでもなる、こんなに情報収拾の能力がある適任者はいないだろう!」
蘭は考え始める。
「仕方ありません、どうせ逃げてスベリエ王国に行くでしょうよ!なら親善大使として我が国から1団を向けます、大公様それを許可してください」
王女は、今度はカオリに振る。
「まあ逃すより、親善大使一行として行かした方が良いな、首輪をつけた方が逃げないだろうねお兄ちゃんは!」
カオリの許可が降りる、そしてシズカが。
「なら少し待っていてくれ、帝国で説明してから戻ってくる、皇太子を皇帝に据えてくるので、1ヶ月で戻ってくる、マサシ逃げるなよ」
シズカは俺達に言って、メイドと共に外に出ていく。
「ええとシズカ、帝女を辞めるの?」
「まああの姿で帝女は無理よ、私だって大公は無理! 後は王と蘭に任すわね」
その言葉に王女は頷き。
「ハイ、分かりました、ただ王様に言わないと行けませんけど」
これからの先の事を考えて、カオリに聞く。
「ラインコールは、復活の事で出しちゃったし、そう言えば響子、シズカを捕まえて、暗殺犯人を渡さないと、すぐ帰国を止めて来て!」
そうだったと思った騎士団長は、慌てて外に向かう。
「そうだよな何事も一つ一つ解決して行かないと、未解決な事ばかりが残るね。
なら俺も領都に戻って「行けるわけないでしょう、お兄ちゃんが全ての揉め事の犯人なんだから、大人しくしてなさい!明日犯人をシズカが裁いてからなら、誰かを監視で連れて戻ってよし、今日は此処に泊まって行きなさい」
カオリに言われて俺は帰れなくなった、暗殺の犯人達! お前達のせいで俺は領地に帰れないんだ!
メラメラメラ「この恨み晴らさずおくべきか!」
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