第228話 新たなステータス!

俺達はシズカの話を聞いていた。


「その後はどうなって女帝になったんだ?」

俺が聞くとシズカは。


「前皇帝はな、男が好きだったんだ!だから養女として私を選んだ。

そして自分と騎士団長の関係を私だけに伝えて、自分は後見人で私に地位を譲った。

私もいつかはマサシに会いたかったので、生涯独身を貫き、前皇帝の弟の子供を次の代に指名したけど、妾が長生きで渡せなくなって、今の皇太子はひ孫が成っている」

こちらの世界はやはり医療関係は弱いんだな、長生きが中々出来ないんだ。


そして食べ終わったので、俺はどうしようかと迷う、これから領地に戻るのか一泊するかだ。


「俺はもう帰っていいよね?」

その言葉にみんなは抗議してくる。


「何を言っているの、明日には犯人が来るのよ!」

カオリに言われて思い出す、そうだったね。


「此処のお城が旦那様の住むお城です、最上階でみんなでおもてなしします」

侍女長に言われる、夜眠れないじゃ無いかよ!


「何日か居てください、書類が沢山溜まっています」

王女の仕事だ、頑張ってやって下さいよ!


「騎士団もお待ちしてます」

お前らメイド達よりもガッツリ来るから、駄目だよ!


「よし今日が私のこの世界の初夜ね!」

「帝国に帰ってからですよ、反対者が居なければですよ」

「そんな者共、全員粛清だよ」

シズカの統治者よりも、まだこちらの王女様の方が良さそう。 


「ともかく、明日に犯人が来てから考えましょう! 今日は解散!

それとお兄ちゃんは残ってね、話が有るから執務室に行くわよ」


そしてカオリに執務室に連行される。


机の上には書類が一杯あるんですけど?

「全く蘭は書類整理が下手ね、もう少し手を抜かないと真面目すぎるは!

それでお兄ちゃん、話をしてもいいかしら?」

シズカとの事を聞かれるのか? それとも。


「ちょっとステータス見て、死者蘇生の項目」

そんな事ならよかった、俺は安心してステータスを開く。


ええと死者蘇生の所は何処だ?下の方だったっけ。


いくつか増えて、後で確認をしないと!そして発見したよ。


75、古代魔法を使う1回(死者蘇生一回限り若返りの特典あり)

76、古代魔法を使う2回(死者蘇生リセット)

これでカオリの事を復活リセット。


77、古代魔法を使う5回(死者蘇生一回限り若返りの特典あり)

78、古代魔法を使う10回(死者蘇生リセット)

これはシズカに使ったな、そしてその下だ。


79、古代魔法を使う50回(死者蘇生一回限り若返りの特典あり)

いつのまにか開放されている?


80、古代魔法を使う100回(死者蘇生リセット※まだ条件を満たしていません)

これもリセットされるのか!


81、古代魔法を使う200回(死者蘇生一回10人まで若返りの特典あり※まだ条件を満たしていません)

ホウホウ、かなり危ないフラッグが立つな、一回に10人が死んで復活、それも若返りでだ! ただ条件がまだまだ無理だね。


82、古代魔法を使う500回(死者蘇生リセット※まだ条件を満たしていません)

まだまだ先の長いお話ね! う〜ん古代魔法は、店の出し入れ以外に何かあるのか?


83、古代魔法を使う1000回(死者蘇生一回♾・広範囲・蘇生者を使用者が指定・若返りの特典あり※使用後使用者は絶命)

最後の言葉はなんだ?


スキル・クエストは増えたけど、俺は静かにステータスを閉じる。


そんなスキル・クエストがあるんか!絶対要らないよ〜!







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