第219話 俺の周りは女が一杯!
女4人で話していると、ドアが開いてシズカが入ってくる。
「いや〜驚かれたよ、カオリちゃんも早く発表した方が良いな! 後からだと証拠が出せなくて疑われるぞ」
3人がそれみろとカオリを睨む。
「何よあんた達、此処は王国よ帝国と違って王はいるんだから任せれば良いし、蘭が此処を治めてくれればそれで良いのよ!」
「カオリさん、お断りします、さっきも言った通り隣の領地に行きますよ!愛する旦那様とこの子の為にね」
王女は俺と腕を組みお腹を摩る。
「ちょっと待て、王女のお腹には子供がいるのか?」
シズカが聞いてくる。
「ええ女帝さん、お兄さんの子供がいますよこの中に!」
王女はドヤ顔で女帝に宣言。
「貴様マサシ裏切ったな、あれ程前世で妾と結婚すると言っていたのに!
最初の純潔もマサシにあげたのに、童貞を貰ったのは私なのにそんな妾を捨ててこの世界を生きるのか!」
いやシズカ言い過ぎたよ、みんな引いている。
「お兄ちゃん、シズカさんとそこまでの間なんて知ってなかった。
もっと早く現れれば、どうにかしたのに2人とも現れるのが遅いわよ!」
カオリが何故か逆ギレ!
「そんな私が最初じゃないの」
俺の腕を強く握る王女。
「まぁそうでしょうね」
「納得、納得」
侍女長と騎士団長は、何故か納得している。
「女帝さん、後メイドが2人と騎士も2人妊娠してるからね!
みんなお兄さんの子供よ、今更お兄さんをあげないから」
そんな侍女長の言葉に、シズカは更に驚く。
「何〜、5人の女を孕ませたと!カオリちゃんどうなっているんだマサシは!」
今度はカオリに抗議する女帝、この状況の元はカオリの策略だが。
「現世には私の子供達が子孫を残してますので、ええとこの世界でサダ家の子孫繁栄を願って、お兄ちゃんに相手を見繕いました、テヘ」
カオリが頭に手を置いたが、シズカはかなりのお怒りだ!
「何かテヘよ!何で何人もの女を当てがう1人で十分だろう」
最もな質問だ、さあカオリはどう言い訳する。
「だって此処は地球では無いのよ、病気や怪我!それに魔物達に襲われたり、他の国とも諍いがあるし、なるべく多くの子孫を残すのはこの世界の常識よ!」
そうなんだけど、良いのかよ?
「何を言っておる、それはこの世界の上の方の人達の考え方で、平民は一夫一妻だぞ!」
シズカは最もな事を言ってくるけど、カオリは反論する。
「お兄ちゃんは私の兄妹! 王族よ! 一夫多妻なんての普通ね!」
この世界の王族ならハーレムはアリなんだ。
「しかし地球の日本人なら・・・」
女帝さんが何か言いたげだけど、カオリは更に。
「大体150年前の江戸時代なら大奥が有ったし、戦前はお金が有れば2号さんもいたしね、今の時代もいたかも! 地球の旦那には浮気は許さなかったけど、この世界に来て、死んだ旦那様には私以外にも側妃は居たけど、誰も妊娠しなかったわよ! 旦那はきっと種無しだったのね、それで前王の子供を可愛がったのよ」
今の王との関係が、段々と明らかになって行く。
「でもでもカオリちゃんさ、やはり元日本人としてマサシのハーレム化は阻止しないと」
シズカの言葉にカオリは。
「今更だわね、もう戻れないから」
シズカは苦虫を噛んだ顔をしてカオリに聞く。
「その妊娠した5人以外にも、側妃や愛妾はいるのか?」
「蘭ちゃん、めぐみちゃん、響子ちゃんお兄ちゃんの相手て今何人?」
カオリの質問に王女は侍女長に聞く。
「侍女長の所は?」
王女の質問に侍女長は。
「今の所30人位です」
侍女長の答えにカオリは。
「あら増えたの?」
その言葉に侍女長。
「こちらにに来た時に、新たにこの城の一般のメイドを付けています。
少しでも妊娠の確率を上げる為です」
「では騎士団は?」
「はい20名ほどですが、最後に副団長ですね!」
騎士団長が報告する。
「後は、この間のオランダ人はまだみたいだったわね」
「ええまだと報告を受けています」
君達個人情報を保護しようよ、安易に言ってはダメだよ!
「今更だわね、まだ増えるけど、ちょっと妊娠率が悪いわね」
そんなカオリを女帝は睨み言ってくる。
「カオリちゃん、日本人なら貞操観念ちゃんとしようよ! もう此処まで来て戻せとは言えないけど、少し計画性を持たないと!」
呆れたシズカは、妥協した様だ。
「仕方ないわよ、懐かしい日本人を見たら襲いたくなるでしょう! この世界の人なら珍獣ね! 獣の檻に餌の鶏を入れるものよ、襲われる事は仕方ないのよシズカちゃん!」
俺は餌の鶏だったんだ、自分がライオンだと思ってたのに!
本当は珍獣って、カオリそれは兄妹として無いぞ!
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