第152話 企み!

はい! ここで、副団長に侍女長さんを呼んできてもらう!

少しして侍女長さんが、走って来る。


「いい加減呼ぶのをやめてください、年寄りなのよ労わって旦那様から会いに来てください」


「40歳、年寄りって認めるんだ」

「38歳、中年です! 年寄りとは言わせません! それで今度の要件は?」

侍女長さんはメイド達を睨む、すると俺の影に逃げるメイド達。


「貴女達、旦那様との接触は1日禁止のはず、何故側にいるのよ!」

俺を背後から押して、侍女長に説明させようとするメイド達。


「今副団長の親子さん達が、来たんだよ」

「王都の近衛騎士団の方々ですか? 入れ違いかしら?」

副団長が頷く。


「それで帰り際不思議な事を言うので、こいつらがおかしな事を吹き込んだと思うので、侍女長さんに聞いてもらおうと呼んだんだ!」


メイド達を人睨みそして。

「今度は何をしたの貴女達、当分館のトイレ掃除当番をやらすわよ」

するとメイドの1人が手を挙げて発言する。


「大事な話です、奥で話しましょう、侍女長様」

「そうです、大切な話です」

「背後の部屋でお話しましょう!」

「ご主人様と副団長さんは、ここに残ってください」

「では中に侍女長様」

5人に手を引かれて店の中に消える6人。


「はー何を企んでいるんだアイツらは!」

「はい、何をしてもいいのは何時もあの5人ですよ、大公様も何時も笑ってました」

カオリのお墨付きかい、あの5人は!


そして帰ってきた6人。

「では何も問題有りませんよ、頑張って下さい旦那様!失礼します」

意気揚々と帰っていく侍女長さん、俺は背後を振り向くとメイド達は笑ってました。


「それでは料理に帰ります」

「頑張って旦那様!」

「「「ガンバ、ガンバ」」」


そして5人も奥に消えて、残されたのは俺と副団長さん。


俺は頭を切り替えて副団長さんに告げる。

「ええとね、俺はこれから城の5階の寝室でやる事があるので、副団長は此処で休んでいて下さい、護衛は大丈夫ですからね!」


「そんな訳にはいきません、騎士団長から護衛を確実にする様に言われてますので!」

困ったな、どうしよう?


「分かりました、では行きますよ」

最後の部屋の外で待っていて貰おう。


そして城の中に入って5階を目指す!


2人してたわいの無い話をする、先程の親や兄妹の事も聞いてみた。

どう考えても、娘を溺愛している親とシスコン兄にしか思えない。

守られた娘で良かったねと思う。


そして最上階に到着、奥の部屋に進んでいく。

最後の部屋の扉の前。


「此処で待っていてください、奥でやる事があるので!」


久しぶりの風呂だ、うまく作用するか分からないけどね!








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