第151話 副団長の結婚!
さてこの3人が、何故故に副団長を探しに来たのか聞いてみよう!
「さてお3人さんは、副団長さんにどんな用事があるんです?」
素直な質問ですよ。
「はい実はこの子に縁談がありまして、探していたら王女様の帰郷に合わせてこの領に、向かって行ったと聞かされまして追ってきました」
「へぇ良縁なら良いけどね」
俺は適当に相槌を送ると。
「でも父さん相手はあの性悪王子だよ、絶対に反対だ!」
「俺もだ、もし妹を嫁に欲しいなら俺を倒して行けと言ってやる」
おお、結構妹思いのお兄さん達だ、応援してやるか!
「なら皆さんは反対なんですか?」
「我が家は反対だけれど、隣国の王家からの進言だ反対出来ん!」
「悔しいが、今となっては大公様がお隠れになり、他国に意見出来るほど我が国に力が無い」
「もうしばらくすれば、この訃報も世界を駆け巡る」
「王家は箝口令を引いたけど、一度出てしまった情報は止める事は出来ん」
執務室で王女様がくしゃみをしている、ハクション「風邪かしら」
「でも隣国の王子様なら、良縁ですよね?」
「それは普通の場合だ、彼奴では・・・」
何かあるのかな?
「何か不都合な事でも?」
「アイツは、我が娘を嫁と言っているが愛妾だ!決して王子の横に並ぶ者では無い!」
「第1夫人を筆頭に、第5夫人に側妃5人、愛妾は何人いるか分からない男だ!」
背後でメイド達が、笑っているプププとね、俺の事かな!
「その様な男に、我が可愛い娘はやれん!我が家の全ての兵を持って対抗してやる」
「少なければ王都にも応援をしていきましょう!」
「絶対に守ってやるぞ妹よ!」
親子愛と兄妹愛のすご〜い親子だ。
「でも王命ではどうする事も有りませんよね! お父さん」
「確かにだけれど、どうにかする」
親は頑張っても、王命かよどうしたらいいんだ?
すると後ろから、メイド達が口を挟んで来る。
「皆様、お困りの様ですね!」
「いい解決方法がありますよ、王命は確実に止まります、後は隣国の王子だけですけど!」
何故そんなに自信があるんだ若いメイド達。
「普通ならメイドの戯言と聞かぬが、今は我が家の非常時だ話は聞こう?」
お父さんメイドの戯言を聞くんですかね、ね?
「ここは人目が有ります、少し奥の部屋に移動しましょう」
「あゝ靴は部屋に上がる時は脱いで下さいね」
「お兄さんと副団長さんはここに残っていて下さい」
俺たち2人は残されて、親子3人と5人のメイドはお好み焼き屋の方に行く。
アイツらの解決方法って、なんなんだ?
俺は嫌な予感しかしないんだけれどね!
そしてしばらくすると、みんなで外に出て来る。
俺に近寄り握手して。
「娘をよろしく」
「お兄ちゃんと呼んでくれ!」
「悔しいが、アイツよりは同類でも君の方がマシだな!」
何があったんだメイド達、この挨拶はなんなんだ! それに同類って?
そして3人は、館に行って王女様に挨拶して馬に乗り、門の方に向かって消えた!
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