第149話 また女子会してるよ!
少しの時間が過ぎていく、今日も晴天だね!
屋根が無い店でも雨漏りはしない。
「お待たせしました、ええと本人も冷静になり謝罪したいそうです」
うーん元々は、君達メイドが悪いんだよね!
「先程は、我を忘れてご主人様を殴った事を反省してます。そしてどんな罰もお受けいたします」
後ろでメイド達が、イェーイをしている、何がイェーイだよ!
「悪いのは後ろのメイド達だ、後で侍女長に言っておくから君は安心してくれ!
本当に反省するのは、君達だ!」
俺は振り向き、後ろの5人に指をさしてその動きを止める。
「あのー、我々が悪いと」
「あゝ!」
「では罰は我々だと」
「あゝ!」
「分かりました、罰を受けます!」
「はいご褒美お願いします」
「罰だよ!」
俺の怒りのツッコミにメイド達は。
「「「「「罰と言う名のご褒美下さい」」」」」
コイツら耳がおかしい、いつから罰がご褒美なんだ!
仕方ないので、副騎士団長に侍女長を呼んできてもらう。
「ハアハアお呼びですか旦那様?」
「コイツら交代、違う子とチェンジ!」
「嘘〜チェンジだって、シュン」
「もう、変な事はしませんよ〜」
「チェンジダメー、延長OKアナタワカル」
何カタコトの日本語みたいに言っている、何処の外人バーだよ!
許すわけ無いだろう!侍女長連行。
すると侍女長さんは尋ねてくる。
「でも総料理長との料理のコラボはどうしますか!この子達に手伝わせないと」
「う〜ん俺がやる!」
「でも今日は副騎士団長とのデートですよね、ですのでこの子達をこちらに派遣したんですけど?」
「そんな事は聞いてない、だから俺は自由だ〜〜〜」
空に向かって俺は吠えた!
「あるわけ無い事を言ってないで、現実に戻ってください! 料理はこの子達が教えればそれで済みます、後は副騎士団長を伴って何処にでも行ってください!最上階のお部屋でも良いですよ!」
最上階で思い出した!
「俺はやる事あるんだわ!とにかくはコイツらを俺から引き離せ良いな」
渋々だけれど、料理の為に奥での調理を許可する。
正し今日1日は、俺との会話は禁止する。
俺は風呂場で色々としなくてはいけないし、トイレ等もあるので話しかけない事を条件に、同じ空間に居ても良い事にしておいた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
執務室に戻って来た侍女長さん
「どう何か問題があったの?」
王女様の質問に。
「何時ものあの子達の暴走です、それ以外はお兄さんを説得して来ましたよ」
「あの子達にも困ったものね、前世では警察案件だから同衾を禁止してるけど、前世は婚姻して子供も居る主婦達だしね・・・解禁してあげようかしらね、どう思う?」
王女様は2人に訪ねる。
「上の3人は15歳を越してますけど、下の2人は流石にね」
侍女長が言うと騎士団長も追随して来る。
「ただ、年下でも前世では相当な年上ですよ、知識はありますからね」
「姿が中学生でも、心は完全なおばさんだからね!」
「私達の知らないテクニックでお兄さんを虜にさせたら、太刀打ち出来ませんよ」
転生した者のスキルに色々な物があるけど、殆どの転生者が前世の知識を持ち、素材がない為に力を発揮できない子達が殆ど!
そこにマサシが来て、スキルを開花し始めている。
「あら侍女長さんならどうにかなりません?」
「未婚のクリスマスですよ、1番若い子はその倍は生きてこの世界に来てます」
「やっぱり太刀打ち出来るのは大公様だけか、なら後はお兄さん次第ね、お兄さんが手を出してしまったら解禁で!」
「「了解」」
3人は苦笑いして顔を見合わせる。
「それと副団長はどうだった?」
王女様は侍女長に聞く。
「彼女達に洋服を着せられて、何かしたから私が呼ばれました」
「何かね、副団長が下着で殴った事なら、お兄さんならご褒美じゃないのプププ」
王女様が笑うと、騎士団長は思案顔。
「洋服を着る副団長か? それはみたかったね」
ええ頭にリボンで可愛かったですよ、あの子の年上の兄達が隠すのもわかりますね!」
「そんなに可愛かったの?」
「本物のコスプレーヤーですよ西洋人形の! そしてスカート履いた暗殺者で、可愛い顔にナンパでもしようと近づいたら首元をバッサリですね」
ホウホウと頷く3人。
「見てみたい、後でコッソリと見に行こうよ」
王女様が言うと、騎士団長は。
「はい賛成、これで酒のつまみが増えるフフフ」
「とにかくはお兄さんと仲良く同衾してもらわないとね、お手付きしてない女が居ると、色々と困るからね」
「はい大公様の憂鬱を少しでも取り除きます」
「そうそれが私達の安心に繋がるからね、お兄さんには頑張ってもらいましょう!」
君達は女子会を止めて、書類整理を進めろよ!
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