第147話 新鮮な肉って?

起きて着替えて下に降りて行く、朝食の時間だ。


今日は、若いメイド達が生き生きと朝食を準備している。

寝不足の目元のクマも無い。


反対に王女様達は疲れ切っている。


「おはようみんな疲れているみたいだけど、書類も大変だけれど休息も必要だぞ!」

「おはよう旦那様、私達は色々と合って寝不足ですから、静かに朝食を食べましょうね!」

何故か、王女様が圧をかけて来る。なんなんだ?


「今日は、ご飯と佃煮と海苔と、漬物に味噌汁です、我が家の味付けですけど御賞味下さい」

元主婦は料理の知識もあり、中には料理教室をしていた強者も居る!

彼女達が料理した時は、俺は黙って食事する事にしている。


「そうだ旦那様、今日は副団長と一緒に居てくれ、私も書類を手伝うんでね、後で副団長をそっちの店にやるから!」

騎士団長さんに言われたけど、それってどの様な意味があるんだ?


「そうね、まだまだ書類が終わらないから、旦那様よろしく」

侍女長さんも追随、そしてラインコールもサブマスも頷く。


「分かったよ、お店で片付けをしてるのでよろしく」

カオリの事もあるけど、俺は今日実験したいことがあるんだ!


朝食を食べ終わり、お店に来る。


若いメイド達が、料理の片付けと、総料理長に色々と教えるので一緒に来た。


「ご主人様、お昼は何が食べたいですか?」

此処で肉と言うと、私と指指す未来が見える、けど試しに言ってみよう。


「そうだね、肉料理を食べたいけど、そんなに在庫は無いよね」

「大丈夫ですよ、館にはかなりの量が有りますから」

うん、普通の受け答え。


「貴女バカなの! 答えが違うわよ!」

「何でよ、お肉が食べたいんでしょう?」

「お兄さんはここ何日か夜にお肉を食べてないのよ、だから自分のドレッシングが溜まっていて、それをかけて食べる肉が欲しいのよ」

「そっちの肉なのね、私とした事が反省、お兄さんどの肉を食べます、今なら新鮮さが売りの肉ですよ」

やはり元主婦達だ、俺の冗談とマッチしてしまう。


「どうしますか? お風呂に入って少し湯に通して来ましょうか?」

イヤイヤ君達に迫られても、外見からは無理だから。


「そう言えば、新鮮なお肉は騎士団長さんが贈答してくれるんですよね!」

何のことだろう?


「言ってた言ってた、それでこちらに1人で来たんですね」

「そうだよね、騎士団長の贈り物では私たちでは勝てません」

「私達も侍女長を説得して、リボンを頭に結んで貰わないとね!」

お前達の話は見えないんだけど、何のことなんだ騎士団長の贈り物て?


しばらくメイド達と話していると、総料理長と3人の女の料理人が歩いて来る。

その裏には副団長さんだ。









 

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