第143話 現れたカオリ!
そしてその夜、俺は食事と風呂に入って、マッタリと城の上の部屋に。
(おーいカオリ、夕飯持ちてきたぞ)
衣装扉を開けても反応なし、そしてトイレもノックしたけど反応なし!
何処に行ったんだ、まあ不審者で捕まらなければ良いけど、蘇生した意味が無くなるからね!
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そして館の執務室、今も書類と睨めっこの王女様。
「誰か手伝ってよ! 酒を飲んでいないでよ」
「王女様、頑張れ!」
「早々頑張れ!」
「私は貝です」
「私も、書類は嫌です、それよりも貴女実態を見せてください、お兄さんには見せているんでしょう!」
「それはどう言う意味ですかね!」
キラ、サブマスがナイフを出す。
「やめなさいよ2人とも、此処での争いはダメよ!」
「私に実力行使をさせないで、酔って手元が狂うから寸止め出来ないよ!」
サブマスはナイフをしまう。
「ラインユールもエルフ達を見たいなら、大陸の端に行けば良いのよ!」
「遠いですし、道が分かりませんよ!」
「海岸沿いを自転車で走って行けば、この頃はかなり台数纏って来たから、持っていけば、代金は給料から引いておくからね」
「タダでは無いんですか?」
「旦那様の物は私の物よ!代金は頂くからね」
「もう私もお兄さん派になりますよ、お兄さんバンザイ」
「お前も裏切るのかラインユール、謀反の罪で絞首刑だからね!」
その時部屋の隅の影から声が聞こえる。
「相変わらず中のよろしい事ね、安心したわよ貴女達!」
皆んな部屋の隅を見る。
「声は若いけど、大公様の口調にそっくり!」
「でも大公様は、もういないはずよね」
侍女長はナイフを握る、一緒にサブマスもナイフを出す。
「全く用心深いんだから、ラインユール、お茶を入れて早く!」
ラインユールは素早く立つけど。
「条件反射で立ってしまった、確かに口調は大公様?」
「まあまあ皆んな、私は酔っていてもわかる、敵だろう!」
その瞬間騎士団長は剣を抜く!
「全く危ないからそれをしまってね、良い子だから」
「確かに口調は大公様です、でも何かが違う?」
「もう座るわよ、ラインユールお茶早く!」
「ハイハイ、すぐに」
ラインユールは部屋にある茶器で紅茶を淹れる。
「私は何でお茶を入れているんだ?」
そして影から、人が現れる。
「皆んな今晩は、あなた達の大公様で〜すよ」
現れた若いカオリに皆んなは驚いている。
「どうしたのよ、今晩はよ」
「「「「今晩は」」」」
「よろしい挨拶は大事だからね、それじゃお話をしましょうかね、この体になった経緯からね!」
彼ら彼女達にとって長いよるが始まる!
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