第134話 ご乱行は!
何故か食堂のテーブルの上で正座している俺!
「私が疲れて寝ているのに、添い寝もしないで騎士達といい事して、最後は侍女長ですか!」
目覚めた王女様は、俺が側にいない事を不審に思い、メイド達に探させていた。
まさか先に起きた俺が、騎士団とご乱行をしているとは思っても見なかったようだ!
「いい、私はお兄さんが騎士達とした事を怒って無いのよ、ただ私だけ除け者にした事を怒っているのよ」
「そうです私もです」
サブマスも追随する。
それって怒っているんだよね?
「皆さんお風呂も入って全身ピカピカ、嬉しいでしょうね!」
俺の後方には騎士達も床に座っている。
「まぁまぁ王女、騎士達は警備があるんだ、解放してやってくれ!」
ジロリと騎士団長を見る王女様。
「騎士団長、貴女が私の側からお兄さんを持っていった犯人でしょう!誰が許可したのかしらね!」
「それは・・・」
そこで頑張って反論するんだ騎士団長、黙ったら負けだぞ!
そして俺を見てくる王女様。
「大体貴方は、過去に色々な所から逃げたのでしょう、私の側に居ないから何処かに逃げたと思うでしようから・・・私の気持ちが分かる、ねえ、ねえ!」
突然正座している俺の膝の上で泣き出す王女様。
うーんこの王女様すぐに泣くから困る。
「ええと、分かったからね一緒に風呂に入ろうよ、その間は騎士達に周りの警護をお願いしようね」
俺の提案に、ピタッと泣き止んだ王女様、顔を上げて。
「その後の事も2人きりだからね!」
「あゝ分かったよ、それで今回の事は全て水に流せよ」
「ハイ了解です」
俺の手を引いてお店に行く王女様、騎士団も警備に戻る。
そして割を喰ったのがサブマスさん、1人だけ俺の相手をしなかった。
「みんなずるいよ、私も起こしてよ〜!」
そして風呂では仲良く混浴。
「いい、本当は許して無いからね、私から離れてはダメなんだからね」
ハイハイ、では洗いますよ。
「ちょっと待ってね、先に自分で洗うから、汚れと言うかこの所お風呂にうぅ、ダメよマッマって、そこは汚れているからねね待ってね」
俺は無視して全身を洗い倒す、フフフん!
「もう怒るよ、駄々めよ、ストップして待ってください」
そろそろ調教の時間かな!
「覚えてらっしゃい、この仇は・・・待って待ってやめないでねね」
フフフん、そこですか弱点は!
「いい、いい、違うから、私が言いたいのは」
これが欲しいんでしょう!
そして離れないように1つになる。
「もう此処でしたらダメよ、ダメみんなに聞かれるからあゝ」
そしてそのまま、お好み焼き屋の座布団で続きをする。
翌日までたっぷりと時間があるから、調教の時間はある。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ずるいわよね、また独占よ!」
少し怒り気味の侍女長。
「あの子は何時もそうなのね、独占欲が強すぎるわよ!」
こちらも腕を組んで怒り気味の騎士団長。
「いいんで無いですか、それで実務を頑張ってくれればね」
1人納得のサブマス、ただ1人俺としていない。
「しかし、どうしてみんなと同時にまじ合わないのかしらね」
王女様の行動を疑問視する騎士団長。
「そこは彼女の性格でしょう、武道をやっていた古風な日本人なのよ一夫多妻禁止で一夫一妻なのよ」
少し解説する侍女長。
「私もやっていましたよ、薙刀を! それに京女ですし古風なら負けませんけどね!」
ガッツポーズの騎士団長。
「なら前世が二十歳過ぎか、その前かの違いかな!ホホホ」
騎士団長に向かい微笑む侍女長。
「自分だって、クリスマスでしょう、私のが前世も今も若いです!」
プンスカ怒る騎士団長。
「まあまあ2人とも、とにかくはお兄さんをどうすれば逃さないか、みんなで相談しましょうね」
冷静なサブマス、自分の番まではと思っている。
「そうね、メイド達の事もあるしね!」
思案気味の侍女長。
「私も、今回は全員で回したから、人数増えて楽しいのはお兄さんだけ、あの子みたいに独占したら、お兄さんが回って来ないわよ」
全体の事を考える騎士団長。
「私も冒険者で強くて男も近寄らない、独身の子を紹介したいんだけれど、ダメですかね?」
俺にとって恐ろしい提案をするサブマス。
「いいんじゃない、ただあの子が頷くかね?」
増やす事に賛成派の騎士団長。
「最後は死んだ大公様に、全ての責任を擦りつけてしまいましょう!」
こちらの提案も少し怖いよ!侍女長。
「それは何の話ですか?」
やはり1人話の見えないサブマス。
「あのね、大公様に・・・・・・」
女子会は永遠に続く!
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