第119話 プルウェルで1泊!
馬車が止まると、まず辺りを騎士達が警戒する。
その次に違う馬車からラインコールが出て来て再確認!
そして俺達の馬車の扉を開ける。
因みに彼は、俺達の馬車から出された、夫婦専用だって言われてね? まだ体の関係だけだぞ、世間には発表して居ないのだから夫婦では無いはず!
先頭は騎士団長以下サブマスに侍女長、王女様に俺?少し順番違く無い?
みんながいいんなら良いけど!
そして俺が店を出して拠点作り、他の旅人も見ているけど騎士が巡回したら、納得した様に自分達のテントを作っていた。
まあ騎士がいた方が安全なんで、誰も苦情は言って来ない。
そしてメイド達は店どころか、お好み焼きのコーナーの座布団もトイレの備品も、お風呂の備品も全て使わない物を倉庫に運んで行く。
これは検証結果で、無くなった物は全て同じ物が、補充されるとの結果に基づく物!
特に座布団は、馬車の長旅に必要な商品として認識された。
そして夕飯を作り始めると、また同じ様に豪華な馬車が俺達の店の前に止まる。
中から侍従長らしき人が現れてラインコールと話している、アイツは何だかんだと顔が広い。
そして話し終えて俺達の方に来る。
「王女様、あちらの馬車にプルウェル伯爵とウァルナ侯爵様が乗っておりまして、面会を求めて来てます、いかがいたします?」
「フーこの馬車にもこまりもんだね、素性がすぐバレてしまう、良いわよ会いましょう、こちらで良いわよね」
そして外のテーブルに座って、2人が来るのを待つ。
大人も子供も、列になってこちらに来る。
「こんばんは王女様、突然のご訪問許可をいただきありがとうございます。私ウァルナ辺境伯です、遠い所の王都からプルウェル伯爵の領地を通って、トリブロ領に帰る途中とお聞きしました。
もし良ければ大公様にもご挨拶をしたいのですが、こちらに居ますでしようか?」
全くこの馬車は豪華すぎるのよ、大公様専用だもんね、お忍びの行動が出来ないわよ!
「ウァルナ辺境伯、ご挨拶をありがとう、ただまだ発表出来ないことがあって内密に何ですけど、耳を貸してくれる」
王女様と辺境伯はヒソヒソ話、そして辺境伯の顔が変わっていく。
「大変重要な情報ありがとうございます、なら我々もお供に参加いたします!」
「あゝそのことだけど、先の所でソフィリア伯爵とも会ったけど丁重にお断りしたのよ、まだ王都から発表が無いと言う事でね、だからあなた達を一緒の旅には連れていけないの、明日の朝には素直に自領に戻って下さい、よろしくね!それではみなさんのご挨拶を受けますはよろしく」
悔しそうだけど辺境伯は、列の先頭でみんなを誘導して王女様に紹介していく。
黙っていても、会う人会う人に言っていたら、秘密じゃ無くない?
まあ責任は王女様が取るから良いよね!
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