第118話 次の日のステータス!
翌日の馬車の中、頭の下には侍女長の太もも。
そして向かいに座る3人は何故か俺を睨んでいる、怖いので侍女長の方に顔を向けると、背後から圧が背中に刺さってくる。
「もうジャンケンで負けたんだから睨まないのよ、ほら旦那様も怖がっているわよ」
侍女長が言うと、3人は余計に不機嫌になる。
「だって私と終わったのに、なんでその次の侍女長に団長にサブマスまで相手できるのよ、それも1人3回ずつで、メイドに順番を回す事になるとは、どれだけ底なし体力のエロアニオタなのよ!」
「仕方ないわよ若いんだからね」
王女の苦情に侍女長はやんわりと悟らす。
「はーぁカオリさんの言ってた事は本当だった、アニオタは底無しなのね」
「私腰が痛いんですけど、この通路に横になってもいいですか?」
騎士団長が感想を言って、サブマスは宣言通り通路に横たわる。
「さてと、とりあえずは早めに領に行きましょう、また誰かと会うといけないからね」
朝の事だ、やはり侯爵は付いて行きたいと言ったが、王女は戻る様に説得して別れて来た。
伯爵、領主、商業ギルマス、冒険者ギルマスは自領に戻って行った。
そして本日ものんびりと馬車は領地に向かっている。
何気に覗いたステータス、やはり更新があった。
空欄だった始めの方にスキル・クエストと特典が現れた。
7、1人と交わる(童貞卒業おめでとう!竿のサイズ20%増し)
8、5人と交わる(イヨ色男!夜の体力♾にアップ)
9、100人と交わる(・・・)
10、1000人と交わる(※注意)
有ると思ったよこの項目!しかし9・10は何なんだ?特に10番の注意って?ともかくは誰にでも手を出すのは自重しておこう。
馬車は順調に進んで領と領の間の関所みたいな所を通過、王女の馬車一行は殆ど顔パスみたいだ。
「今日は頑張って、プルウェル領都に行く別れ道まで進みましょう、あそこも確か安全地帯が有ったはずだからね」
「では部下に言っておきます」
騎士団長は窓を開けて外の騎士を呼び指示を出している。
「それと今思ったけど、避妊はどうするの、この世界に避妊具は無いわよ、お兄さんの子供がウジャウジャとこの世界に湧くわよ!」
(おいおい王女様、そんなに俺は節操無い人間では無いぞ・・・無いはず! でも羊年の生まれだしな?)
すると下から声がする。
「あのー皆さん、浄化の魔法にその効果は有りますよ!私が昨日行為が終わる
クリーンの上の魔法か、俺も覚えなくては!でも魔法ってどう使うの?
「良かった、なら心配ないのね」
王女は安心するけど、侍女長は舌打ちする。
(チィ余計な事を)
「何か言った侍女長?」
王女様の問いかけに侍女長は。
「皆さんは若いから良いですけど私は年齢が年齢です、もし子供が出来れば、前世を含めて初めてなので高齢出産も辞さないのですよ! それに王女様が避妊で喜んでいないで下さい、王族は次の時代を作る義務があるんですよ! 皆んな待っています」
その言葉に、王女様は考える。
「まあそうですけどね、早くないかな?」
「遅いくらいです! とっとと作って皆んなを安心させて下さい。
1人も妊娠しないなんてダメですよ、お兄さんが種無しって言われますからね、分かりました!それと浄化の魔法は禁止でね」
「「「はい」」」
「それとサブマスさんお名前はなんて言うんです?」
サブマスは上半身を起こして答える。
「自己紹介はまだでしたね、エルフ族で名前はモーロルと言います。
年齢は200歳で昨日まで男性経験はありませんでした、それと旦那様には身も心も全て捧げてます」
「そうゴメンね、こんなお兄さんに処女を捧げさせて、大公様になり代わり謝ります」
こんなお兄さんにってなんだよ、やっぱりこいつとヤったのは間違いだ!
2日前に時間戻してくれ!
そんな話を侍女長の太ももの上で聞いていると夕方になり、馬車は止まる。
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