第116話 正座は足が痺れる!
俺を見ながら言ってくる王女様!
「全く少し目を離すと女をナンパしてるんだから、本当にアニオタは!」
「商売の話だ、決してナンパでは無い」
それにアニオタは関係ない、俺は胸を張って身の潔白を告げると、王女はラインユールを見る。
「本当ですよ王女様、確かにビールは飲みましたけどコップ一杯ですから、2人の会話は全て理解して聞いていました」
「えぇと其方の商人さん、彼は王族に関わる人なのよ、だから直接の取引は出来ませんからね、それとお兄さんがウロウロすると全員眠れませんから、大人しく私の横で寝ていなさい、ではラインユール後はよろしく」
俺は王女様に手を引かれて店に戻る入り口には、メイド達他みんなが起きていた。
「全く、なんであんな女が良いのかしら、私は好きにして良いと言っているのに!」
「本当ですよ、何で外に行くんですかね!」
侍女長と騎士団団長が言ってくる。
「私も今日覚悟が出来ていたのに」
サブマスも言ってくる。
「ほら此処で寝なさい、誰を襲っても訴えないと言っておきます!私以外はね」
王女様以外とはハーレム形成してもいいんだ。
「もう貴女もいい加減にしてよね、みんな順番待ちなんだから」
騎士団長が王女様に苦言を言う。
「そうよ、なんならみんな外にいるからやりなさいよ、大公様が決めたルールなんだから、みんな我慢してるのよ!」
「でもまだ心の準備がね、へへへ」
王女様は笑いながら頭を掻いている、ポリポリと。
「今すぐ決めなさい、私達に押さえつけられてお兄さんに犯されるか!それとも自分から股を広げるか!」
仁王立ちの侍女長!
「おいおいそんな言い方は良く無いぞ、いくら同世界の人でも!」
俺の言葉に。
「良いのよ、いつもこの子は大公様の後ろにいて判断を中々しない子なんだから!」
「そうよ、いざとなるとダマちゃう子なのよ」
確かに黙って居るけども。
「良い、これから貴女が私達を引っ張って行くのよ、大公様の様になれなくても良いけど、判断を間違えることだけはしないでね」
「そうよ、貴女の判断にみんな従うんだから、でも大公様の言ったことだけは守ろうよ」
皆んなは何を言ったんだカオル、俺に教えてから死んでくれよ!
「分かった、もう一度お風呂に入ってくる!その後はみんなは朝までこの部屋に入室禁止」
「あら駄目よ、王女様の事は全て見守らないと!」
「だから嫌なのよ、なんで見られながらしなくては行けないの!そんな趣味無いわよ」
「この世界のルールですよ王女様! ではお風呂にね、後見学者5名選んでおいて!」
そして王女様は侍女長さんと風呂に行く、俺はみんなの前で座らされている。
「あの〜、足が痺れて来たので座り方変えても良いですか?」
「ダメです、逃亡の恐れがありますから、そのまま痺れていて下さい」
騎士団団長の言葉。
「逃げませんから、足を崩して良いですか?」
すると騎士団長さん、俺の足を触ってくる、ツンツン。
「アホか、痺れていると言っているじゃないか!」
俺の抗議に騎士団長は、何やらテーブルの足を触っている。
「俺の足が痺れているんだ、お好み焼きテーブルの足じゃないぞ!」
そして何かを納得した様に、メイド達に告げている。
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